1日目その② 仁川国際空港からバスで伝統韓屋旅館「楽古斎」へ(2009年6月18日)




    
16時20分すぎ。

    予定より15分ほど早く、
仁川国際空港に到着。




    
日本とソウルは時差がないので、

    なんだか不思議な感じ。




    そして、

    飛行機を下りて、イキナリびっくり。




         
←飛行機を降りて配られた紙




    飛行機を降りたお客さんが

    先に進まず並んでいて。

    よく見ると、マスクをつけた係員が、

    耳に体温計を入れて、乗客一人一人の体温を測っていました。




    実はコノ年、2009年は

    
世界的に新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)が流行した年で。




    私たちが旅行したコノ時期は、

    すでに騒ぎがだいぶ収まっていたので、

    まったく頭になかったのだけれど、

    けして新型インフルエンザが完全に収束したわけではなく

    むしろ世界では、まだまだ猛威を振るっていたのでした。




    ああ~。

    テレビのニュース映像みたいだった!




         
←ゲートを出たところにあった看板

                                新型インフルエンザの注意を呼びかける内容





    それにしても…

    相変わらず、仁川空港は、広いわねぇ~~~。




         
←とにかく広い仁川空港




    ゲートからイミグレーションまで歩く歩く。

    わかっちゃいるけど、こういうところでも

    やっぱり
金浦空港の方が楽だなぁ。




         
←バゲッジクレームも

                                        とにかく広い!


         
←バゲッジクレームにあったトイレ

                                        なかなかキレイ


         

         
←バゲッジクレームの出口にあった

                                        両替屋さん

                                        レートはいまいちですが、

                                        空港内の銀行は、基本的にレートはどこも変わりません

                                        必要な分だけ両替するのがおすすめです









         
←仁川空港の到着ロビー




    
17時。

    なんだかんだで、到着してからロビーに出るまでに

    
40分近くかかってしまいました。




    さて……




    仁川国際空港からソウル市内に出るには

    2009年6月現在、

    タクシーをつかまえる以外に、いくつかの方法があります。




    まずは、
空港鉄道(A’REX)を使って、金浦空港まで行き、

    
金浦空港から地下鉄5号線に乗って向かう方法。

    2010年には、金浦空港から先、ソウル駅まで乗り入れる予定だけれど

    私たちが行った2009年は、まだ金浦空港までしか通じてなくて。

    金浦空港で一度乗り換える必要がありました。

    (金浦空港から先の行き方は、コチラをどうぞ)




    それから、大韓航空が経営する
KALリムジンや、

    目的地まで
ノンストップタイプの高級リムジン

    シートもゆったりして、料金は
1万4000ウォンほど。

    停車するバス停が少ないので、

    これらのバスが向かう高級ホテルに宿泊する人は、

    これを利用すると、比較的早めにホテルに着くことができると思います。




    そして、私たちが今回利用したのは、

    
一般リムジン




    
一般リムジンは、空港から数多くの路線が出ていて。

    市内のあらゆる場所を網羅しているので、

    目的地に行くのに便利な一方、

    バスの停車数が多くて、時間がかかるのが難点。

    ただ、私たちのような高級ホテルに泊まるワケではない人にとって

    とても便利な足です。




    いろんなサイトで事前に調べておいたところ、

    
6011番のバスが、私たちが泊まる宿、楽古斎(ラッコジェ)の最寄り駅、

    
安国駅前に停まることがわかりました。




         
←右がKALリムジンのチケット売り場

                                       左が一般リムジンのチケット売り場

         ←こちらが一般リムジンのチケット売り場




    ちなみに、空港のインフォメーションのスタッフは、

    日本語がペラペラなので、

    ここのカウンターも日本語が通じるかナァと思ったら、

    さすがにバスカウンターのスタッフには
日本語が通じず




    事前にネットで調べたときにプリントアウトしておいた路線図を見せて、

    
6011の番号を指しながら、

    
「アング(安国)!アング!!」と連呼。




    それで通じるものですよね(笑)




    そして、私たちが乗った
6011番バス

    
9000W(約720円)だったのですが

    楽天トラベルで事前に
1000W割引のクーポンを印刷しておいたので

    
8000W(約640円)に。




    ほんの
80円ばかりですが、

    1000W割引だけでもなんだか得した気分です。




         
←チケット

         




    で……

    バスに乗る前に。

    公衆電話から、先にソウルに到着している

    ミッチさんとよっぴーさんの携帯に電話。




    出発前には、

    
ソウルで何するか、何も決めてないって言ってたけど…

    どこで遊んでるのかしら…




    よっぴーさんたちと同期のチャコちゃんが

    
「なーんて、よっぴーとミッチのことだから、

     
結局何にもしてなかったりしてねー」

    と言うので、

    
「まさかぁ!」

    なんて会話をしながら電話をしたら。




    
「仁川に着いたんですけど、今、どこにいます?」

    
「あのねー。
宿にいるー




    
は、はい???




    宿って…

    飛行機がよほどディレイしていなければ、

    よっぴーさんとミッチさんは、お昼頃には宿に着いていたはず。

    このとき
17時過ぎ




    
「それが、宿の人が、

   『今日は伝統の踊りをやるんで、よかったら見たら』


     
って言うから、見せてもらったんだよー」




    
伝統の踊り~~~??




    とにもかくにも公衆電話で、

    しかも、ソウルに着いたばかりで、

    小銭もあまり持ち合わせがなかったので、

    とりあえず宿で合流することだけ約束して

    バスに乗ることに。




         

         
←空港にあった

                                        ダンキンドーナツ


         
←ミニストップも!

                                        ここでコーン茶のペットボトルを購入












       
←バス乗り場

       
←バスの番号が書かれているので

                                      わかりやすい


       
←6011路線の時刻表

       
←停車駅も書かれているので安心




    それにしても…

    
ソウル、思ったより、暑っっっ!!!




    梅雨の時期とあって、

    日本でも暑いような、時折涼しいようなという

    中途半端な気温だったので、

    どちらでもいいように七分袖の服を着ていたのだけど、

    半袖で十分の暑さ。




    
日本より蒸し暑いかも…

    うぅぅ~着替えたい!




         
←6011のバス

                                        車体に数字が書いてあるので

                                        わかりやすい


         
←バスの中

         




    さすが一般リムジン。

    もちろん清潔なのですが、

    車体がそれなりに年季が入ってる感じです。




    時刻表どおり、
17時半に出発。




    さて…

    無事に乗れたのはいいけれど…

    ちゃんと
安国駅がわかるかしら…(笑)




    結局、飛行機の中では、ほとんど寝ることができなかったので

    バスの中で睡眠を取りたいのはやまやまだったけれど

    乗り過ごしたら、シャレにならない。



 
    飛行機の中にあった

    JALショップのカタログを

    うれしそうに見るチャコちゃんとともに、

    この商品がいいの、コッチがいいのと

    わいわい話しながら、
1時間ほどたつと……




    
「今、アング(安国)って言わなかった!???」




    ああ、ドキドキする。

    
アング?アング??

    一応、バスの中では次のバス停の名前をアナウンスしてくれるのだけど

    2人とも韓国語はサッパリな上、スピーカーが古くてハッキリ聞こえないので、

    どのアナウンスも全部一緒に聞こえる(笑)




    
「違うっぽい。違うっぽい。安国じゃない」




    もちろんバスの運転手さんは、韓国語しか話せないし、

    安国駅でもどの辺りに停まるのかまではわからなかったので、

    
頼りは、その車内のアナウンスと

    
私のおぼろげな安国駅周辺の雰囲気の記憶のみ(笑)




    大丈夫か!?私たち!?

    無事降りられるのか!???




         
←車内に路線図もあります。
 



    気をつけて道路の標識を見ていると、

    
「光化門」という文字が目に飛び込んできました。

    
光化門というのは、ソウルの世界遺産・景福宮の正門の名前。

    
安国駅は近い!!




    さらに目をこらしてキョロキョロしていると……




         
←工事中の光化門




    
キターーーーー!!!

    見まごう方なき、
景福宮!!

    去年、来た時、工事してるって知らなくて、

    エライ目にあった思い出が甦るよ…

    (2008年にソウルを旅したときの景福宮の様子はコチラ




    ココまで来れば大丈夫。

    おもわず、ほっ。




    ということで…




         
←安国のバス停。

                                バスを降りたときは、

                                宿に向かうのに夢中で写真を撮り忘れたので

                                夜、通りがかったときに撮りました。


         
←バス停を降りてまっすぐ行くと

                                        
三一路と栗谷路が交差する交差点が




    
18時45分。

    
空港から1時間15分で、安国に到着。

    バス停は、地下鉄安国駅の5番出口と6番出口の間くらいにありました。




    
     ←ダンキンドーナツの方に渡ると

                                        見覚えのある風景が

         ←左手に憲法裁判所が見えてきました

         ←宿・楽古斎へは、この名人博物館が目印




    
ほんの7か月ほど前に来たばかりなので、勝手知ったるなんとやら。

    
なんか田舎のばぁちゃんチに来たみたいな感覚だ。

    
(安国駅から宿・楽古斎への道は、コチラも参考にしてください)




    
この名人博物館を右に曲がると…




         ←右に曲がったところ

                                        ココを真っ直ぐ行くと…

         ←楽古斎入口




     
!!??

     
花輪!?




     もしかして、コレが
『伝統の踊り』とやらに、何か関係が??




     とにもかくにも

     インターフォンを押して、名前を告げて、扉を開けてもらう。

     果たして、ミッチさんとよっぴーさんは一体……

                          つづく




         
←楽古斎に入ったところ