4日目その⑦ ヴェルサイユ宮殿を見学 グランド・トリアノンとプチ・トリアノン(2019年10月26日)




    
15時20分すぎ




    
ヴェルサイユ宮殿の庭園内にあるレストランでランチを食べて、

    さらに奥にある
トリアノン(離宮)を見にやってきました。




    
トリアノンには

    
「グランド(大)・トリアノン」「プチ(小)・トリアノン」

    2つの宮殿があり、

    
どちらもミュージアム・パスで入ることができました

    (私たちが購入したミュージアム・パスについては、

     コチラをどうぞ)




        
←2つのトリアノンへの案内板

        









    まずやってきたのは、
グランド・トリアノン




        
←庭園の奥の方へ歩いていきます

        
←グランド・トリアノン

        
←グランド・トリアノンの入口

        

        

        

        
←ゲートをくぐります
        
        

        
←ここから中に入ります




    今回の相棒の1人、よしこちゃんは

    パリ在住で何度もヴェルサイユに訪れたことがあり

    グランド・トリアノンのチケットを持っていなかったので

    外で待っていることに。




    もう1人の相棒、ねもちゃんと共に

    早速、中に入ります。




        

        

        




    まず、最初の部屋へ。




        

        

        

        

        

        

        
    
        




    最初の部屋は

    
鏡の間(Salon des Glaces)です。




    ヴェルサイユ宮殿内だけでなく

    グランド・トリアノンにも

    鏡の間があるんですね

    (ヴェルサイユ宮殿の鏡の間については、コチラをどうぞ)




    ルイ14世や、その王太子、

    ナポレオンの母、ナポレオンの妻などといった人々が

    ここを居室として使っていたそうです。




        

        

        




    続いては、
皇后の御寝の間(Chambre de L’Imperatrice)




    ナポレオンの妻、マリー・ルイーズのベッドルームです。

    ピンク色の壁紙で、とてもかわいらしい雰囲気でした。




        
 
        

        

        




    
礼拝の間(Salon de la Chapelle)です。




    グランド・トリアノンが作られた時、

    礼拝堂として使用されていたことが、

    この部屋の名前の由来になっています。




    ルイ14世のときに控室として改装されたそうですが、

    奥には祭壇が置かれ、礼拝堂としての役割も残されています。




        
←部屋からの庭の眺め

        
礼拝堂控室

        

        




    その隣は、
礼拝堂控室(Antichambre des Seigneurs)

    バラ色の大理石で造られた暖炉が特徴的な部屋です。




    この部屋を抜けると…




        
←柱廊

        
←床

        
←バラ色の大理石の柱が特徴的

        
←天井

        

        

        

        




    バラ色の大理石でできた柱と

    白と黒の格子模様が特徴的な床の
柱廊




    ここからは美しい庭を眺めることができて

    個人的には、ここが一番

    
グランド・トリアノンでお気に入りの場所でした。




        
←柱廊からの庭の眺め

        

        
←庭に出ることもできます

        

        ←開放的な柱廊

        ←たくさんのお客さんが入っていました





    この
柱廊の先に進むと…




        
←音楽の間

        
←ベルギー王妃の寝室に向かう案内板

        

        
←こちらも音楽の間です

        
←音楽の間の窓から見える庭




    
音楽の間(Salon de Musique)から

    続く部屋へと移動します。




        
←ルイ・フィリップ王の家族の間

        

        

        

        




    
ルイ・フィリップ王の家族の間

    (Salon de Famille du roi Louis-Philippe)




    フランス革命から、ナポレオンの失脚、7月革命と

    まさに激動の時代だったフランス。

    そんな中、
7月王政と呼ばれる

    立憲君主制の王となった
ルイ・フィリップ1世




    この日は良く晴れていて、

    窓から暖かな日差しが注ぎ込んでいたこともあって

    
ここで家族だんらんを過ごすことがあったのかなー

    なんて思いを馳せたりしました。




         

         

         

         

         


    
マラカイトという鉱石によって作られている

    大きな盆が部屋の中央に据えられている

    
マラカイトの間(Salon de Malachites)




    
マラカイトは日本語で孔雀石と呼ばれることから

    日本語では
孔雀石の間と呼ばれることもあるようです。




    当時、この広間はグランド・トリアノンの中で

    もっとも重要な部屋として使用され、

    
皇帝の大サロンとして使用されていたそうです。




        

        




    
皇帝の執務室(Salon Topographique de L’empereur)




    そして、一番奥には…




        




    まるで美術館のような
コテルの歩廊(Galerie des Cotelle)が。




        

        

        

        




    廊下の両側には
24枚の絵画が飾られていて、

    第1次世界大戦後、ハンガリーとの講和条約

    
「トリアノン条約」が結ばれた場所です。




    絵画には、17世紀当時のヴェルサイユの風景が描かれていて、

    24枚の絵画のうち21枚を
コテルという画家が描いたそうで、

    この場所の名前の由来にもなっています。




    こうして
約30分ほどで

    
グランド・トリアノンの見学を終了。

    続いては、
プチ・トリアノンへと移動します。









        

        




    
グランド・トリアノンからプチ・トリアノンへは、

    
歩いて10分弱




    
16時近くになり、

    私的には、だいぶ疲れてきていたので

    
もうプチ・トリアノンは見なくてもいいんじゃないか的な

    気持ちになってきていたのですが、

    好奇心旺盛な相棒、ねもちゃんの

    
せっかくだから見て帰りたい!

    という気持ちに押され、

    頑張って足を延ばすことにしました。




        
←プチ・トリアノンの入口

        




    プチ・トリアノンも、グランド・トリアノンと同様

    よしこちゃんは、中に入らず、外で私たちを待つことに




        
←中に入ります

                                              ちょっと狭めな入口


        




    このゲートをくぐると…




         

         




    うわぁ~素敵




    まるで映画に出てきそうな
大階段




    
プチ・トリアノン

    
マリー・アントワネットが愛した離宮ということで

    なんだか、マリー・アントワネットが降りてきそうな雰囲気。




    グランド・トリアノンとプチ・トリアノンの見学で

    私的には、この大階段が

    一番テンションが上がりました。




    写真を撮るのは後にして、

    先に階段を上って、

    部屋を見学することにしました。




         


         




    まずは小さいながらも

    豪華なシャンデリアが印象的な

    
食堂(Petite salle a manger)から見学スタート。




         

        


        


        




    
お供の間(Salon de Compagnie)




    パリでの生活に嫌気がさし、

    お気に入りの人たちだけを連れ立って

    ここで多くの時間を過ごしたというマリー・アントワネット。




    ピアノやハープが置かれた部屋で

    音楽を楽しんだりしたのでしょうか。





        

        

        




    薄いブルーと白を基調とした家具が印象的な

    
内殿(Queen’s Boudoir)




    もともはルイ15世のプライベートルームだったそうですが、

    マリー・アントワネットにプチ・トリアノンが贈られたとき

    よりプライベートな空間にしようと

    大きな鏡を2つ設置したそうです。




        

        

        




    
王妃の寝室(Chambre a coucher)




    天蓋付きの小花柄のかわいらしいベッド。

    何もわからないままオーストリアからパリに連れてこられ

    革命の渦に飲み込まれたマリー・アントワネット。




    このベッドで、どんなことを思いながら

    眠りについたのかなぁと

    思いを馳せます。




    そして、
プチ・トリアノンの見学エリアは

    こちらで終了。




    “プチ”というだけあって、

    豪華絢爛だったヴェルサイユ宮殿を思うと

    かなり小ぶりな印象で、

    贅沢の限りを尽くしたマリーではありましたが、

    実は、こういうかわいらしい家の方が

    性に合っていたのかなぁ、なんて

    勝手に想像してしまいます。




        

        

        




    最後に
大階段で写真を撮って、プチ・トリアノンの見学終了。

    
約15分の見学でした。




    庭園のあまりの広さに、

    プチ・トリアノンまで行くまでに心折れそうになった時もありましたが、

    結果的に、
プチ・トリアノンまで足を延ばして良かったなと思いました。





        



        
←トリアノンエリアの地図




    
16時15分。




    こうして
ヴェルサイユ宮殿の見学を終了。

    1日がかりの見学になりました。




    私的には、1993年以来

    実に26年ぶりに来たヴェルサイユだったので、

    覚えていないことも多くて、

    まるで初めて来たかのように新鮮で

    改めて来て良かったなぁと思いました。




        
←途中で見かけた馬に乗った警備さん




    パリからヴェルサイユに来たときは、

    
ヴェルサイユ・シャンティエ駅を利用しましたが

    (パリからヴェルサイユに来たときの様子は、

     コチラをどうぞ)

    私たちはトリアノンまで来たので、

    庭園を戻ることはせず、

    よしこちゃんの案内で、

    
ヴェルサイユ・リヴ・ドロワ駅(Versailles Rive Droite)から

    
パリに戻ることにしました。




        




    駅に向かう途中。




        

        

        




    まるで宮殿の一部のような佇まいの5つ星ホテル

    
トリアノン・パレス・ヴェルサイユ・ア・ウォルドーフ・アストリアホテル

    (Trianon Palace Versailles A Waldorf Astoria Hotel)

    


    
名前、長っ!!




    さぞかし宿泊料金も高いのかと思いきや、

    シーズンにもよりますが、
1泊2万円ほどで泊れる日もあるようです。




    こんなホテルで優雅に過ごしてみたいなぁ~~




        




    トリアノンを出て、
歩くこと約30分

    (想像以上に距離がありました




        
←ヴェルサイユ・リヴ・ドロワ駅

        




    ちょうどパリの方に電車が来ていたので

    大急ぎでホームへ




        
←慌てすぎて、電車が撮れず(汗)

        
←なんとか1枚だけ撮ってもらいました

        
←カラフルなシート

        

        
←自転車が乗れるスペースもあります

        




    
17時ちょっと前

    
ヴェルサイユ・リヴ・ドロワ駅を出発。




    ひと昔前の
SNCFの電車では考えられないほど

    カラフルでかわいらしい電車でした。




    気を付けなければならないのは、

    私は、てっきりこのSNCFで

    パリまで戻れると思っていたのですが…




        




    途中、パリ近郊にある駅

    
ラ・デファンス(La Defense)という駅でRERに乗り換え。

    


    乗り換えると思っていなかったので

    よしこちゃんに促されて慌てて降りて、

    この辺り、全然写真が撮れませんでした。




    ちなみに、
ヴェルサイユ・リヴ・ドロワ駅からラ・デファンス駅へは

    
30分でした。




    そして、
17時40分すぎ




        




    パリの
オベール駅(Auber)に到着。




    ここまで来ると、
帰ってきたーーーー

    という感じがしました。




    ヴェルサイユに宿泊したわけでもないのに、

    なんだか不思議ですね。




    さあ、まだ1日は終わっていません。

    まだまだパリ旅、楽しみますよー。