4日目その③ ヴェルサイユ宮殿を見学・後編 鏡の間~王妃の階段(2019年10月26日)




        
←鏡の間の入口




    
11時10分。

    
戦争の間から続く、鏡の間にやってきました。




    
ヴェルサイユ宮殿のハイライトとも言うべき

    ゴージャス空間です。




        
←人、人、人!

        
←天井もゴージャス




    
長さ75m、幅10m、高さ12m。

    
第一次大戦後のヴェルサイユ条約が結ばれた場所としても

    有名すぎるこの部屋は、

    かつて、パーティが開かれたり、儀式が開かれたり

    政治的な調印式に使われるなど、

    ヴェルサイユ宮殿内の数ある広間の中でも

    大きな役割のある部屋でした。




         




    私が
ヴェルサイユ宮殿に来るのは、2回目だったのですが、

    なにせ
1993年以来26年ぶり!!!




    当時は、スマホはもちろん、デジカメもなくて、

    思い出は、フィルムの写真数枚の中だけで

    私の中では、すっかり記憶があやふやになっていて。




    
ぜひとも、この鏡の間で写真が撮りたい!!!




    と、思っていたのです。




        

        




    部屋を見ながら奥へと進んでいきます。




        

        
←シャンデリアも素敵

        

        

        

        

        
←入口の方を振り返って見たところ

        

        
←何気に1つ1つポーズが違います

        
←鏡は578枚貼られています

        
←反対側の窓が映っています

        

    


    シャンデリアも燭台も、そして鏡も

    とにかくあらゆるところが

    キラッキラ




        

        

        
←部屋の奥の方で撮っていますが

                                     入口で撮った写真と見分けつかないですね(笑)


        




    奥の方から部屋を見渡してみます。




        

        

        
←シャンデリアがとても美しいです

        




    そして、私の20年以上前の記憶には

    全く残っていなかったのですが、

    この奥に小さな部屋がありました。




        
←部屋の入口です

        

        

        

        




    最初の部屋にあったのは、大きな机。

    
閣議の間(Council Study)です。




    この部屋では、政務に関する会議が開かれ

    王子たちの結婚式前の儀式なども、ここで行われていたそうです。




    そして、この
閣議の間の隣には…




        
←天蓋付きの小さなベッドが




    
王の寝室(The King’s Bedroom)です。

    ルイ14世の寝室で、

    1715年に亡くなるまで、使用していたそうです。




        

        

        
←チラ見え

        




    鏡の間の奥には、さらに部屋があります。




        

        




    
牛眼の間(The Bull’s-Eye Room)




   
 「牛眼」って不思議な名前の部屋ですね。

    楕円形の窓の形から名付けられたそうです。




    王の就寝、起床の儀式を行ったり、

    朝、王に謁見を求める人たちの待合室になっていたそうです。




        

        

        

        

        
←絵画「神話風に仮装した

                                              ルイ14世とその一族の肖像」


        
←これが牛の目に見えたんですかねー

        
←ここをまっすぐ行くと

                                              再び鏡の間です










    奥の部屋を見て回って、

    再び
鏡の間に戻ってきました。




        
←鏡の間

        




    名残惜しくはありますが、

    
鏡の間を出て、次の部屋へと移動します。




        

        

        

        




    
平和の間(The Peace Room)です。

    
戦争の間、鏡の間、そして平和の間




    鏡の間の真ん中奥には、王の寝室があって、

    王の寝室を背に、右に行けば戦争の間

    左に行けば平和になっているという構造です。




        

        




    中央にいるのは、ルイ15世。

    右に描かれているのは双子の王女です。




        
←次の部屋へ移動します

        




    続いては、
王妃の寝室(Chambre de la Reine)。




    これまで通ってきた部屋も

    どこもゴージャスでしたが、

    レースやデザインなど、とても女性らしく

    ロマンティックで優雅な雰囲気です。
  



        
←王妃のベッド

        

        

        

        




    
王妃の寝室は、歴代3人の王妃が使用していました。

    最後に使ったのは、
マリー・アントワネット




    ベッドを見ると、そんなに身長高くなかったんだなぁとか

    ここで、どんな気持ちで寝ていたのかなぁ~とか

    いろいろ想像してしまいます。




          
←隣の部屋に移動しました




    
貴人の間(Antichamble des Nobles de la Reine)

    王妃の謁見室です。




         

         

         




    さらに、その隣の部屋へ移動します。




        

        




    タペストリーが美しい、

    
グラン・クヴェール控えの間です。




    
王妃の控えの間(Antichamble du Grand Couvert)として使用され、

    公式の晩餐会もここで行われたそうです。




        

        

        

        

        

        









    
王妃の寝室から続く一連の部屋を通り抜けると、

    鏡の間の次に、私が楽しみにしていた部屋があります。




        
←絵画全部を写すのは

                                              めちゃ難しい!





    ダヴィッドの名画

    
「ナポレオンの戴冠式」が置かれている部屋

    
戴冠の間(Salle du Sacre)




    私は、この絵が大好きなのです。

    


    正確に言うと、
ルーヴル美術館にある

    この
「ナポレオンの戴冠式」が大好きなのです。

    (ルーヴル美術館の「ナポレオンの戴冠式」はコチラをどうぞ)




    と、言っても

    このヴェルサイユ宮殿の「ナポレオンの戴冠式」が

    レプリカというわけではありません。




    
ダヴィッド自身が複製を作ったのです。

    この時代、お金持ちのスポンサーに頼まれて

    作者が複製をつくるというのは珍しくなかったそうで、

    ダヴィッドも複製を作ったのです。




        
←目の前で見られます




    1993年に来たときも

    おそらくこの部屋を通っているはずなのですが、

    そのときのことを、全く覚えていなくて。

    ようやく見に来ることができたので、とても嬉しかったです。




        


        




    そして、部屋の中央には…




        

        




    そして、この部屋には「ナポレオンの戴冠式」だけでなく

    ほかにも2枚、絵画が飾られています。




        
←「アブキールの戦い」

        
←「シャン・ド・マルスにおける

                                             鷲章旗の授与」


        





        



        
←ラデュレがあるんですねー




    そして、最後は…




        

        




    
王妃の階段を下って

    見学終了です。




    この階段を、逆に上っていけば、

    先ほどの
王妃の寝室に行けたことから

    
王妃の階段と呼ばれるようになったそうです。




    宮殿内の見学を終えたら、

    もちろん、観光地にはお決まりの…




        
←マリー・アントワネットがプリントされたブラシ

        
←パッケージがかわいい香水

        
←こちらも香水です

        
←かわいケーキ皿




    もちろん、ほかにもいろいろなお土産ありましたが、

    ついつい、自分が興味ある物ばかり写してしまいました。




    ここに置いてあったお土産は、

    観光地にありがちな、パンフレットやポストカード、マグネット、Tシャツ

    というよりは、どちらかというと

    宮殿のイメージからなのか

    かわいらしいオシャレなデザインのものが多くて、

    私は、かなり夢中になってショッピングを楽しみましたが、

    男性には、ちょっと向かないかもしれません。

    (パートナーや女性へのお土産には、お勧めですよ!)




    私もこちらの2点をお土産で購入。




        


        




    
ブラシ 18.50ユーロ(約2500円)

    髪をとかすとき、優雅な気分になれます(笑)




        




    
MARINA DE BOURBONの香水 9.90ユーロ(約1340円)


    とてもいい香りなのですが、私は小さいサイズを買ってしまったので

    ちょっとずつ、ここぞというときに使うようにしています。









        
←外に出ました




    
12時ちょうど


    宮殿内の見学を終えて、外に出ました。





    10時50分に入場したので、

    およそ1時間10分ほどの見学でした。





    私たちは比較的ゆっくりめ見学&人も大勢いたので、

    さっと見て回ろうと思えば、

    そんなに時間がかからず見られるかもしれません。





    実に、26年ぶりにやってきたヴェルサイユ宮殿。


    やはり見ごたえがあって、久しぶりに見に来てよかったなぁと思いました。