3日目その④ 猫空・邀月で茶葉料理を堪能する(5月28日)
11時15分。
ロープウェイの貓空(マオコン)駅近くのカフェ
貓空茶屋でおいしいソフトクリームを食べて
英気を養った私たち。
次なる目的の茶藝館、邀月(ヤオユエ)へと向かうことに。
←邀月へ向かう道
邀月へは、午前中に行った茶藝館、美加茶園と真逆の方角
貓空駅を背にして、左に向かって歩いていきます。
(美加茶園への行き方については、コチラをどうぞ)
邀月は、ちょうど10年前(2007年)、
私が初めて猫空へ来たときに行った茶藝館で。
当時は、Wifiなどもなく、
ガイドブックを見ながら行ったのですが、
今調べてみると、すっかり人気の茶藝館になっているようで。
以前、行ったときに食べたかった茶葉料理を
10年越しに食べに行くことにしたのです。
(10年前に邀月に行った時の様子は、コチラをどうぞ)
←朝より観光客が増えていました
←綿あめ屋さん
しばらく歩いていくと。
道沿いに多くの茶藝館が見えてきました。
美加茶園がある方角より、
こちらの方が茶藝館の数が多そうです。
←外から中の方まで見えました
開放的な茶藝館ですね
←茶藝館というよりカフェですね
←猫空茶屋にあった
お茶缶と同じものを売っていたので
ちょっと寄り道
もし、あいにくの天気だったり、
歩き疲れたりしたら、
この辺りのお店で、のんびりするというのもアリだなぁ~って思いました。
←だいぶ山間に入ってきました
歩いて12~3分もすると、天恩宮が見えてきました。
←天恩宮
この天恩宮を過ぎて…
←猫茶町っていうんだねー
←緑色…
←まだまだ歩くよー
←すごい色のバスだー
このバス停を過ぎると…
茶研發推廣中心(チャイェンファドゥイグァンヂョンシン)
私たちは中に入らなかったのですが、
お茶作りや茶器に関する展示があったり、
無料で鉄観音茶が飲めるスペースなどがあるそうです。
今度行くときは、ちょっと中ものぞいてみたいな。
でもって、さらに歩いていくと…
←茶畑が見えてきました
←だんだん疲れてきてます
←ロープウェイの駅から1,4km
←この小天空歩道を渡ると…
←見覚えのある茶藝館が見えてきました
立て看板には、ロープウェイ駅から19分とありましたが、
私たちの足では20分オーバー。
そして、この天文茶坊を通り過ぎると…
キーーーターーー
11時40分。
ようやく到着です。
←門構えは10年前と変わってないですね
←写真を撮っていたら、
後から来た団体客の男性が撮ってくれました
邀月へは、10年前に1度来たきりだけれど、
この旅行記を書いていたおかげか、
とても鮮明にこの入口を覚えていて。
とても懐かしいような、
でも、ついこの間来たばかりのような、
不思議な感じ。
←門をくぐって歩いていきます
←途中で2つに道が分かれます
←上に行くと寒舎という茶藝館へ
←邀月へは下の道
←このちょうちんも懐かしい!
←この看板は10年前にはなかったなぁ
入口には…
←入口
写真を撮ってくれた男性の集団が(笑)
で。
中に入ると、以前は入口のところでお茶を購入してから
奥のテーブルに案内されましたが、
今回は、すぐにテーブルの方へ案内されました。
10年前に来たときは、雨が降っていたこともあって、
屋内のテーブル席でしたが、
今回は、雨が降っていなかったので、屋外のエリアへ
早速、メニューをチェック。
←お茶のメニュー
←こちらもお茶のメニューです
まずは、お茶をチョイス。
何種類か試してみたければ別ですが、
5人であれば、1種類頼めば十分1人何杯も飲めます。
たくさん種類があるので迷うけれど
日本語の説明書きがあるのでわかりやすいです。
私たちは、メニューに「人気」と書かれていた
文山包種茶 40g 280元(約1090円)をチョイス
そして、時間帯によってお値段が違いますが、
1人ずつお水代がかかります。
私たちが行ったお昼の時間帯は、1人70元(約270円)です。
←一人用の鍋もあるんですねー
←定食も
メニューがたくさんあって、悩むーーーー!!
でも、今回は茶葉料理を目当てに猫空までやってきたので、
ここはやはり、どこでも食べられるような料理ではなく、
茶葉の風味を味わえそうな料理を中心にチョイス。
ちなみに、仲間の1人テリーは
ビールを飲みたくて仕方なかったようですが、
お茶以外の飲み物は置いていません。
お茶を注文しないで
料理だけ注文することもできるけれど、
その分、お茶を注文するより
料理の値段が高く設定されています。
せっかくなのでお茶処を楽しんでほしいです。
←茶道具
お茶の入れ方を丁寧に教えてくれた美加茶園と違い、
ここは、ざっくばらん。
もしかしたら、もう少しお店がすいていたら教えてくれたかもしれませんが、
店舗の広い人気店で、スタッフもアルバイトのような感じなので、
そういう意味では、茶藝館の風情を味わうという感じとはちょっと違うかもしれません。
←メニューにお茶の入れ方の説明が
←お湯はセルフサービス
←文山包種茶は、黄色味かかった緑茶です
それほど待つことなく、
注文した料理がやってきました。
最初にやってきたのは
薑爆茶油雞 324元(約1260円)
茶油で鶏肉を揚げ、しょうがで味付けしたものです。
これがねー。パリじゅわうま!
茶油で揚げてはいますが、特にお茶の味付けがされているわけではないので、
どちらかというとしょうがの味が濃くて、
お茶の風味などは、あまり感じません。
要は、茶油で揚げたしょうが味強めの唐揚げなんですが、
ほんと、台湾の鶏肉ってジューシーでおいしい!
確かに、ビールが欲しくなるおいしさです(笑)
地瓜葉 108元(約420円)
さつまいもの葉の炒め物です。
←こんな形してるんですねー
さつまいもの葉を食べるのは初めてだったのですが、
にんにくが効いていたこともあって、
苦味などもなくおいしかったです。
粘りというほどではないのですが、ちょっととろっとした食感で
モロヘイヤの粘りがない版!?って感じです。
茶油炒飯 144元(約560円)
これがねー。
また、おいしいんです!
パラパラとしたチャーハンに、
ごくほんのりと茶葉の香り。
具材などは、コーン、ピーマン、ささみなどごくシンプルなんだけど
シンプルだからこそ、さらさらっといけちゃう感じでした。
私たちがこの3品だけで済むはずがありません。
続いてやってきたのは…
茶香烘蛋 117元(約460円)
茶葉入り卵焼きです。
これはねー。
正直言うと、ちょっと拍子抜けでした。
←5人で割ってもMサイズのピザくらいの大きさ
よく見ると、確かに中に茶葉が見えるのですが、
それほど茶葉の味はしなくって、
何というか、普通の卵焼きというかオムレツというか、って感じ。
けして、おいしくないわけではなくて、
むしろごく普通においしいのですが、
もう少し茶葉の香りを期待していた私的には、
あれあれ??という感じでした。
最後に出てきたのは、2種類の小籠包。
ぱっと見区別がつきにくいですが…
←ちょうど5つ入りです
青江湯包 100元(約390円)
青梗菜入り小籠包です。
私は、あまり青梗菜が好きではないので、
どうかなーと思いましたが、
それほど青梗菜の香りはせず、
豚肉も入っているので、あっさりと食べられました。
逆に言うと、もっと青梗菜ならではの青菜の香りを期待していると
あれ?!って感じかもしれません。
そして、もう一つの小籠包が…
←汁たっぷり!
観音湯包 100元(約390円)
鉄観音茶を使った小籠包。
鉄観音茶を使った小籠包は初めてだったのですが、
これが、なかなかおいしい!
言うまでもなく、私的には、
圧倒的に青梗菜の小籠包より、
こちらの鉄観音茶の小籠包がお勧め
(もっとも、私は青梗菜が好きではないので、比較になってないかもですが。笑い)
でもね、ほんとに鉄観音の味がするんです。
これが不思議なコラボっちゃってて。
正直、青梗菜の小籠包を頼むなら、
これを2つ食べたかったって感じ(←しつこい!?笑)
少なくとも、台北市内にある小籠包が食べられるお店では
これまでに食べたことのない味で、
もしまた、この猫空に来ることがあったら、
この小籠包とチャーハンはリピして、
また違うメニューにも挑戦してみたいな
食事が済んだら、
飲み残した茶葉を争奪戦。
まだまだ何杯も飲める分の茶葉が残っています。
じゃんけんぽん!!
くううううーーー!!
負けたーーーー!!
悔しーーーー!!
うるさいくらいに盛り上がってしまった私たち。
こういうことができるのも、女友達ならではですね。
←お店の人が撮ってくれました
猫空、また機会があったら行きたいな。
13時。
←お店を出まーす
←茶器も売ってます
←もちろんお茶も
さて…問題は。
どうやって、台北中心地まで戻るかということ。
今になって考えたら、
もしかしたら、素直にロープウェイの駅まで
歩いて戻った方が早かったかなーと思わなくもないのですが。
ロープウェイの駅から邀月まで
歩いて20分以上かかって、少々面倒だったし、
近くにバス停がある旨が
邀月のメニューの中に書かれていて。
←これね
だったら、バスで帰った方が早いよね
となったのでした。
←坂を下っていきます
←急な段々畑に…
←お仕事してる人が!
←バス停です
バス停は、お店から歩いて3分ほどのところで
けっこうすぐに見つかって。
小10は、萬芳社區行き
棕15は、動物園行きです。
で。
たまたまバスが行ったばかりだったのか、
なかなか来ず。
←でっかい急須!
こんな写真を撮ったりして過ごすも、
ほかにやることがなかったり
いつ来るのかと、そわそわしてるせいか
ずいぶん待ったような気がしました。
それでも実際には20分ほど待つと…
←バス
小10のバスがやってきました。
バスはけっこう混んでいて、
幸い座ることはできたのですが、
皆、バラバラで空いている席に座りました。
ちなみに、運賃は15元(約60円)。
ロープウェイが120元(約470円)なので、
バスの方が、だいぶ安いですね。
乗るときに、小銭を持っていないと不安かもしれませんが、
悠遊卡(ヨウヨウカー)(東京で言うところのSuicaやPasmoのようなICカードです)
も使えるので、お金をチャージして持っておくと便利です。
で。
朝早くから動きっぱなしで、お腹もいっぱいになり、
当然のようにバスの中では、爆睡。
そうしてバスに乗って揺られること30分。
気が付くと…
←終点です
ええっと。。。
ココは、どこ!?
あ、いや、しっかりバス停には
「萬芳社區」って書いてあるんだけど、
てっきりMRTの駅前に到着すると思っていたのに、
まったく駅が見当たらない。
それどころか…
バスの車庫やん!!
そういえば…
と、思い出す。
途中、MRTの駅っぽいところの前を通った。
だけど、寝ぼけていたのと、
てっきり終点が萬芳社區駅だと思い込んでいたのとで、
あっさり通り過ぎてしまったのだ。
マジか~~。
バスに乗るときに、駅の名前を書いて、
運転手さんに見せて、着いたら教えてと言っておけばよかった。
後悔先に立たず。
Googleさんの地図を見ると
駅までけっこう距離がある。
私たちは、なんだかんだで、10分以上歩く羽目になったのでした。
とほほほ。
←普通の住宅街です
←中学校がありました
←小学校も
←萬芳社區駅
きっと、Google Mapを見られる状況になかったら、
駅までたどり着けてないと思う。
ありがとう。
スマホを発明してくれた人。
ありがとう。
Wifiを発明してくれた人。
時刻は、ちょうど15時。
さあ、ラストスパートかけますか!