3日目その⑥ チンハルメタッカンマリのタッカンマリとコロナ禍の東大門(2022年9月16日)




    
19時すぎ。

    別行動をしていた相棒と

    東大門のショッピングビル
doota!で待ち合わせ。




        
←東大門駅8番出口

        




    この旅で一番驚いたのは

    
東大門駅8番出口を出たときと言っても過言ではありません。




    東大門といえば、朝まで眠らない町。

    駅の目の前には、ひしめくように屋台が並んで

    地元の人も観光客もたくさんいて、

    正直ちょっとうるさすぎるくらいにぎやかな街というイメージでした。




    それが今は人もまばら、

    屋台もまったく出ておらず

    そのせいか、
19時とは思えない暗さ

    少し怖いくらいでした。




    
ゴーストタウンとはまさにこのこと

    という感じだったのです。




        ←doota!

        




    もしかして、doota!も休みなんじゃ…

    と思いましたが、

    さすがにdoota!は開いていてホッとしました。




    が、コロナ前では考えられないくらい人がいなくて

    
東大門がこんなに静かで人がいないことがあるなんて

    衝撃でした。




    
doota!の中に入っても、

    開いているお店と閉まっているお店があって、

    人影まばら。




    待ち合わせした相棒とすぐに会うことができました。




        




    
コロナ禍前は翌朝5時まで開いていた

    
ddpファッションモール

    閉まっていました。




    ddpファッションモールが閉まってるなんてことあるんだ…




        




    
新平和ファッションタウンはかろうじて開いていたものの

    人はほとんど入っていないようでした。




    DDPの裏のほうにある

    nyunyuなども見に行こうと途中まで向かったのですが

    あまりに暗くて、人もいなかったので

    途中で引き返しました。




    2022年9月は、前月の8月に第7波が来たものの

    少し落ち着いてきていて

    私たちが韓国に来たように

    ちょっとでも活気が戻っていればと思っていましたが

    東大門エリアのような観光客に支えられていた場所への影響は

    計り知れないものだという現実を目の当たりにして

    衝撃を受けました。









    
20時。

    私たちは目的のタッカンマリを食べに行くことにしました。

    


    東大門には有名な
タッカンマリ通りと呼ばれる場所があって

    コロナ前は夜中の12時過ぎまで

    にぎやかに営業していたのですが

    この調子だと、
20時でも閉まっているかもしれない…

    と不安になるくらいでした。




        
←タッカンマリ通りの入口




    タッカンマリ通りの入口は

    
東大門駅から歩いて5分くらいの路地裏にあって

    コロナ以前から暗くて、ちょっと入りづらい雰囲気はあったのですが

    コロナ禍となると、余計に暗く感じて

    韓国映画の犯罪シーンに出てきそうで、ちょっと怖かったです。




    1人だったら、即引き返していたでしょうが

    こみちゃんと一緒だったので、心強くて

    そのままいつも通り、
タッカンマリ通りを入っていくと…




         

         




    
明るい~~

    
よかった~~~




    少し奥へ入っていくと

    明かりがついているお店がいくつかあって。

    閉まっているお店もあったし、

    お客さんがほとんど入っていないお店もあったのですが、

    それでも営業しているお店があって

    とてもうれしかったです。




        
←明洞タッカンマリ

                                              コロナ前ほどではありませんが

                                              お客さんが入っていました


        




    さらに奥に進んで、

    目的のお店へ




        




    私たちの目的のお店

    
チンハルメタッカンマリです。




    ハングルが読めるようになって

    正確には
チンオクファハルメタッカンマリ

    (陳玉華ハルメタッカンマリ)

    という名前だと知りましたが、

    看板の右上にあるカタカナように

    昔から
「チンハルメタッカンマリ」と呼んでいたので

    このブログでは、

    このまま
チンハルメタッカンマリと呼ばせていただこうと思います。

    


        




    コロナ前であれば夜中まで行列していて

    入店するまでに待つような人気店。

    前回、2019年にタッカンマリを食べに来たときは、

    待ちたくなくて、ほかのお店に行って大失敗して

    そのあと後悔したので、今回はどうしてもリベンジしたかったのです。

    (2019年に違うタッカンマリ屋さんに行った時の様子は

     コチラをどうぞ)




    ちなみに、調べてみたら

    私がチンハルメタッカンマリを訪れるのは

    2009年以来、なんと
13年ぶりでした。

    そんなにも来ていないとは思っていなくて

    衝撃~~~

    (2009年にチンハルメタッカンマリを訪れた時の様子は

     コチラをどうぞ)









        
←店内にもチンオクファさんの写真

        
←メニュー

        


    コロナ禍ということもあり、

    すぐに席に案内してもらえましたが、

    それでも店内にはけっこうお客さんが入っていて

    
どこにこんなに人がいたの!?

    とビックリしました。




    コロナ禍が明けたら

    再び行列覚悟店に戻りそうです。




    そして、壁にかかっているメニューは

    韓国語しかないのですが、

    こちらが日本人だと分かると

    
日本語メニューも持ってきてくれます。




    が、基本的には

    
タッカンマリ 2万5000ウォン(約2750円)

    一択で、これに

    
トッサリ(追加用の餅) 1000ウォン(約110円)

    
パサリ(追加用のネギ) 2000ウォン(約220円)

    
コンギパプ(ごはん) 1000ウォン

    
カムジャサリ(追加用のジャガイモ) 3000ウォン(約330円)

    
ククスサリ(追加用のうどん) 2000ウォン




    を選ぶという感じです。

    基本のタッカンマリにも

    ジャガイモやネギは入っているのですが、

    私たちはそれでは足りないので

    
お餅とジャガイモ、うどんを追加注文しました。




        




    鶏肉や米、キムチに使われている白菜が

    国内産(韓国産)であることが表示されていました。

    唐辛子は中国産と韓国産をミックスしてあるようです。




    
キムチと水はセルフサービスです。

    キムチの使いまわしはしていないので、

    キムチのごみを減らすよう

    注意書きがありました。

    無駄に大量にキムチを取ってきて

    残すようなことはしたくないものですね。




         
←注意書き




    店内は外の静けさが嘘みたいで

    ここだけコロナ前の状況が続いているかのようににぎやかで

    なんだか不思議な感じでした。




        





    
ビール 5000ウォン(約550円)

    そして…




        




    
タッカンマリ 2万5000ウォン(約2750円)

    うわ~~これが食べたかったんです。本当に。

 


    今は、日本でも新大久保などで

    本格的で十分おいしい韓国料理が食べられるようになりましたが

    
タッカンマリだけは、

    
ここの味を超えられるお店が見つけられていません。




    それにしても、2009年の時の記録を見ると

    
タッカンマリが1万5000ウォンだったんですねぇ。

    
この13年で1万ウォン値上がりしたんだと思うと

    月日がたったんだなぁとしみじみしちゃいます。




        

        
←追加したジャガイモとニンニク

        
←追加1人前でこの量!

        

        
←お店の方が手際よく切ってくれます


 

    私たちが写真を撮り終えるのを待って

    お店の方がお肉を手際よく切ってくれます。




        

        
←追加具材も投入~

        
←ビールも1本追加~




    人それぞれ好みがあるとは思いますが

    私は、タッカンマリに
トックとジャガイモ追加は必須

    鶏だしを吸って、めっちゃおいしいですよ。




        

        
←やっぱり手羽元がおいしい




    
あ~~やっぱりおいしい~~~




    通常は、お店によって独自の配合の

    コチュ(唐辛子)があって

    コチュを入れたつけだれを作って

    それに付けて食べるのですが

    私は、辛いのがあまり得意ではないのと

    まずはシンプルに鶏肉を味わいたいこともあって

    何も付けずに食べるのが好きです。




    そして、シンプルな味にちょっと飽きたな

    ってくらいのときに、コチュを溶かし入れて味変します。
 



        
←うどん

        




    最後はうどんで締めてフィニッシュ。

    大満足の久しぶりのタッカンマリでした。





        



    
チンハルメタッカンマリで大満足した後、

    私たちが宿泊したホテル、
ニュー国際ホテルがある市庁駅

    こんなものを発見しました。




        




    非対面で本を借りることができる

    
スマート図書館です。




    駅中で見つけるまで

    スマート図書館の存在自体知らなかったのですが

    調べてみると

    365日、年中無休で本を借りることができて

    しかも、1000冊もの中から選ぶことができるそうです。




        
←タッチパネルで借りる本を選べます

        
←返却口




    めちゃくちゃ便利なシステムですねぇ。

    アプリ会員になる必要がありますが、

    逆に言えばアプリで管理されているので

    貸し出し状況などもスマホで確認できるし、

    もちろん予約などもできます。




    東京の駅にも設置してほしいなぁ

    と思っちゃいました。

    コロナ禍ならではの進化というのがありますね。