1日目その① コロナ禍 成田空港第3ターミナルからチェジュ航空で仁川国際空港へ(2022年9月14日)




    ソウルへ出発する1週間前の9月7日。

    私は、東京・港区にある
韓国領事館にいました。




        
←ビザの申請に並ぶ人々

        


    私が夏休みの計画を立て始めた7月初旬

    いったん落ち着きを見せていたコロナ新規感染状況は

    オミクロンという新型株の出現で急拡大し

    一緒に海外に行く計画だった相棒は

    勤務先から海外渡航を禁止されてしまいました。




    その後、国内旅行を計画しながら

    しばらく様子を見ていたのですが、

    やはりこのタイミングを逃したら、

    しばらく海外には行けそうになかったので

    8月2日、ついに決断し

    
成田ー仁川のチェジュ航空のチケットを押さえました。

    このときの価格は、燃油込みで

    
3万1940円でした。




    偶然にも翌8月3日、韓国政府は

    
8月いっぱいに限り、

    
ノービザでの日本から韓国への渡航を認める発表をし

    私は9月以降のビザは簡単に取れるものと

    高をくくっていたのです。




    ところが。

    隔週木曜日午前10時にスタートする大使館の予約は

    まったく繋がらず。

    うまくホームページに繋がっても、

    「1万人以上の人が待っています」

    という絶望的な数字が出るような状況でした。




    ちょっと待って。

    
もしこれ、9月以降ノービザ延長にならなかったら

    
どうなっちゃうの!?




    おりしもコロナは8月半ばに入ってさらに拡大し、

    東京の感染者数が3万人だろうが4万人だろうが

    もはやピンとこなくなるくらいで

    私は焦りを募らせていました。




    状況が一変したのは8月30日。

    10月15日にプサンで行われる

    万博誘致のためのBTSの無料コンサート開催のため

    韓国政府が突然、
10月末までノービザ延期を発表したのです。




    このニュースを仕事中に知ったのですが、

    うれしくて声を上げそうになるくらいでした。

    実に、出発日の16日前のことでした。




    そこから約2週間は、旅行の準備で大わらわでした。

    ノービザになったからといって、

    コロナ禍前と同じようにはいきません。




    まず
KETAの申請が必要になっていました。

    KETAとは、アメリカにおけるESTAや

    オーストラリアにおけるETAのような
電子渡航認証です。




    このKETA、アプリとサイト、どちらからでも申請できるのですが

    残念ながら
日本語訳がありません

    事前に証明写真を用意し、

    
1万300ウォンをクレジットカードで支払いします。




    申請から認可までに72時間はかかると

    ネット記事などで読んで

    早めに申請を済ませておいたのですが、

    なんとあっさり5時間ほどで認可が下りました。

    
KETAは取得から2年間有効です。




    さらに、私が準備を始めたころは

    
出発する48時間以内のPCR検査

    もしくは
24時間以内の抗原検査による陰性証明が必要で

    すぐに陰性証明を出してくれる検査場をリサーチ。

    しかし、これは程なくして
必要がなくなるという

    日々めまぐるしい情報更新がありました。




    しかし、事前のPCR検査は必要なくなったものの、

    
韓国入国後24時間以内のPCR検査

    依然として
義務付けられていました。




    そこでコネストをリサーチしつつ、

    すでに7月に韓国に行った知り合いにアドバイスをもらって

    コネストを通じて踏十里というところにある

    
シジェン医療財団というところを予約しました。




    コネストでの口コミが非常に良く

    日本語が通じ、その知り合いもそこでやったというのが

    決め手になりました。




    さらに、
QCODEというものも入力する必要がありました。

    これは、
「事前検疫情報入力システム」というもので

    ネット上で行う体調申告です。

    パスポート番号、フライト情報や宿泊先、

    韓国滞在中の連絡先なども記入していくのですが、

    これもまた、
日本語がありません




    後述しますが、これを記入しておかないと

    入国時の検疫で時間がかかってしまうので、

    少しでも早く空港を出たい私としては

    事前に記入しておく必要がありました。




    そして、
ビザです。

    ノービザになっていたので、

    もちろん
ビザはすでに必要なくなっていました




    しかし、韓国に詳しい友人が

    いつまたビザが必要になるかわからないし、

    
一度取っておけば1年間有効なので

    仮にまたビザが必要になっても安心。

    しかもビザを申請するには、

    すでに取得した飛行機のチケットが必要で

    
ビザを申請するのは無料だから

    今のうちにビザを取っておけばとアドバイスをくれたのです。




    9月はノービザになっていたので、

    大使館の予約も、8月のときの苦労がウソみたいに

    あっさり取ることができました。




    説明が長くなりましたが、

    というわけで、冒頭のビザ取得です。




          

         
←番号札を取って順番を待ちます




    予約はしてありましたが、

    それでも申請までに30分ほど待たされ、

    時間に余裕をもって大使館を訪れて正解でした。




    申請には、
背景が真っ白の証明写真を張り付けた申請書

    パスポートが必要でした。









        
←成田空港第3ターミナル




    
10時半。

    私は
成田空港第3ターミナルに到着。




    
13時55分出発予定の飛行機だったので、

    約3時間半も早く着いたのですが

    コロナ禍で何があるかわからないと思い、

    慎重を期して早めに到着しました。




    そして、中に入ってびっくり。




         

         

         
←チェジュ航空カウンター

                                              非常にわかりやすいです


         




    うわっ、広っ!!

    私が
成田空港第3ターミナルを利用するのは

    2019年4月に台湾に行ったとき以来、

    約3年半ぶりだったのですが、

    私の記憶の中の第3ターミナルの
約倍の広さに拡張されていました。

    (2019年4月の成田空港第3ターミナルの様子は

    コチラをどうぞ)




    チェジュ航空のカウンターに行くと、

    
チェックイン開始は3時間前の10時55分とのことで

    30分近くあったので、

    その間に、第3ターミナルの様子を見て回ることにしました。




         ←スペースが格段に広くなっていました

         ←障害を持つアーティストの方々を

                                               支援する企業ヘラルボニーとの

                                               コラボが行われていました




    さらに驚いたのが…




        

        

        




    なんと、
カプセルトイエリアができていました。

    日本文化も進化してますねー。

    いろんなカプセルトイがあって、

    砂時計や動物の置物、BTSのTinyTanのキーチェーンなどもありました。









        
←奥に本屋さんができていました

        
←ローソンも奥に移動

                                             無印良品の商品もありました


        
←フードコートも

                                             より広々としました





    まずはチェックインをして

    それから腹ごしらえをすることにしました。




        




    
チェジュ航空FLYBAGというプランは

    
手荷物1個、15kg以内のものを

    
無料で預けることができます。




    今回は、行きはそのまま15kg

    そして、帰りはプラス
4350円を支払って

    
追加5kgを購入して20kg以内まで

    預けられるようにしてありました。




    ちなみに
座席指定も片道プラス760円で事前購入。

    個人的に窓側が好きなので、

    あらかじめ窓側の席を購入してありました。




    事前購入していなかった

    今回の相棒、こみちゃんは

    席が真ん中になってしまったと言っていたので

    この辺りは、約2時間半のフライトを

    どこまで我慢できるか

    という個々の価値観次第だと思います。




    さらに、チェックインの際には、

    
KETAをちゃんと申請しているかの確認があり、

    あらかじめプリントアウトしておいた申請用紙を見せると

    非常にスムーズに手続きが済みました。




    プリントアウトはしなくても大丈夫かもしれませんが、

    スムーズだったので、おすすめです。




    チェックインを終えた後、

    お昼ご飯を食べておくことにしました。




        
←パスタが食べられるコーヒーショップ

                                              
(以前、こちらで食事をしたときの様子は

                                               コチラへどうぞ)


        

        

        

        
←以前、こちらのうどん屋さんで

                                              食事をしたときの様子は

                                              コチラをどうぞ


        




    
成田空港第3ターミナルのフードコートは

    いろんな種類のお店が入っていて

    けっこう侮れません。




    いろいろ迷って結局決めたのが…




        

        




    
長崎ちゃんぽん リンガーハットです。

    (お店の写真を撮り忘れてしまった)





        

        




    
皿うどん 720円




    私、なにげに皿うどん好きなんです。

    普通のリンガーハットですが、

    これから海外に出るというだけで

    格別においしい気がします。

    (たぶん気のせいです。笑)









    食事を終えて、早めに
出国審査を通ることにしました。

  


        

        
←早い時間だったからか

                                     誰もいませんでした


        




    出国審査で必要な書類などは特になく

    パスポートを機械に通し、

    
コロナ禍前と同様に通過することができました。




        
←中の様子

        

        




    第3ターミナルの中には免税店もありますが、

    全然人がいなかったこともあり

    開いていたのは、入ってすぐのところにある

    化粧品の免税店のみでした。




    ゴーストタウン化している通りを先に進んでいくと。




        

        
←この小さな空間何かと思ったら…

        




    
カームダウン・クールダウンするための

    小さなスペースがありました。




    私はこういうスペースを見たことがなくて、

    コロナ禍で止まっている間に

    いろんなことが進んでるんだなぁと感じました。




        
←キッズスペースもできてました

        
←この辺りはまだ工事中

        




    今回のゲートは
155

    前回、第3ターミナルを利用したときは、

    150番しかなかったので、

    この辺りは、私も初めてのエリア。

    まだまだ工事中で、どんな空間になるのか

    これからが楽しみです。




        

        




    おお~

    
普通の空港っぽい!(笑)




    前回来たときは、

    ソファーだけ置かれているような状態だったので、

    ちょっと驚きでした。




    ただ、とにかく
充電できるスペースが少なくて

    早めに来て、充電スペースを確保できたのでよかったですが、

    もっと増やしてほしいなと思いました。
   



        
←小さな机にありました




    しかも。

    機材がまだ到着してないとかで、

    
40分近くディレイ




    
チェジュ航空を使ったのは初めてで

    少しでも早くソウルに到着したいと思っていたので、

    仕方のないこととはわかっていても

    ガッカリしてしまいました。




         

         









    結局、飛行機に乗れたのは

    
出発時間を過ぎた14時でした。

    とほほ。




        




    当たり前のことのように思われるかもしれませんが、

    前回、第3ターミナルを利用したときは

    飛行機までバスで送ってもらって乗ったので

    (しかも、結構距離が長かった)

    ゲートの目の前に飛行機が着いていたのを見るにつけ

    
つくづくコロナ禍のブランクは長かったな

    と感じました。
  



        




    思っていたより座席が埋まっていて、

    私は、あらかじめ追加料金を支払って

    座席指定しておいたのですが、

    別便で翌日にソウルで合流した

    今回の相棒のこみちゃんは

    座席指定せず当日チェックインしたところ

    座席が真ん中になってしまったと言っていました。




        

        
←あたりまえだけど韓国語表記

        
←ドリンクメニュー

        
←カップ麺やインスタント食品も

        
←チェジュ航空のキャラクターグッズ

                                     かわいい!


        

        




    メニューはさほど充実していませんが

    機内の食事販売としては

    価格も良心的で

    LCCでは十分かなと思いました。




        




    
14時40分

    いよいよ約2年半ぶりの海外へ向け

    機体が飛び立ちました。

    
約45分遅れの出発です




    機体が水平飛行になってしばらくすると。




        

        




    こちらの2枚の紙が配られました。

    日本語で書かれているのがありがたいですね。




    さらに、私は事前に入力をしておいたので

    もらわなかったのですが、

    QCODEの入力をしていない人は

    もう1枚別の紙をもらっていました。









    前日の夜、久しぶりの海外旅行に

    緊張してあまりよく眠れず、

    逆に機内で爆睡。




    
16時40分。

    気づけば、無事

    
韓国・仁川国際空港に到着しました。




        
←ソウル来たー

        


        




    ああ、なんだかすごく不思議

    
ここって、外国なんだよね??




        

        
←広い空港あるあるで

                                              かなり歩きました


        




    そして、検疫近くに到着すると…




       
←Q-CODEの案内が

       
←もし事前入力を忘れてても
       
                                             QRコードを読み取って

                                             その場で入力することもできました





    
Q-CODEの表示がありました。

    Q-CODEのは、ネット上で行う体調申告で

    
2022年9月現在、韓国入国者全員に義務付けられていました。
       



    ネットでの申告を済ませると

    QRコードが出てきて、
    
    検疫を通る際、そのQRコードをかざせば

    すんなり通ることができました。




    ちなみに、Q-CODEに未記入の人は

    どこか違う場所に案内されていました。




    私は案内されていないので

    どれくらい時間かかるかわかりませんが、

    やはり少しでも早く空港を出たい方は

    事前にQ-CODEに入力しておくことを

    おすすめします。




        
←入国審査へ




    入国審査では、

    私がビザとKETAを両方取っていたことが引っ掛かりました。




    私はビザは出発までに間に合わないだろうと思って、

    KETAも申請していたのですが、

    先にも書いたように、

    ビザは無料、KETAは有料なので

    なんでわざわざ??となったのです。




    ちなみに、私はビザの取得が間に合っていたことを

    この入国審査で知りました(笑)









        
←バゲッジクレームへ




    荷物をピックアップして、

    外へ出る前に




        

        




    1万円で90万2000ウォン

    つまり、
1000ウォン≒110円です。




    この時期は、
1ドル145円を超える

    驚異的な円安だったので

    円安は覚悟していました。




    ですが一時期、1000ウォン≒120円のころを

    経験したこともあったので、

    もちろん円安ではあるのですが、

    思ったよりひどい円安ではなくてほっとしました。




    もちろん、空港ではなく明洞にある両替屋さんのほうが

    レートはもっといいです。

    もし、時間があるようでしたら

    空港での両替は最小限にとどめて

    
明洞まで足を延ばすことをお勧めします。




    そしてもう一つ。

    空港でやっておかないといけないことがありました。




        
←到着ロビー

        
←SIMカードやWiFiのレンタル

        

    
    


    
17時20分すぎ

    ようやく到着ロビーに出ることができました。




    
ポケットWiFiのレンタルです。

    前回のソウル旅行で
LGUを利用して

    ちょっと地下鉄でのつながりが心配ではありましたが、

    3年もたったら、もう少し改善されているだろうと期待

    &口コミも良かったので

    今回も事前にコネストを通じて

    LGUのポケットWiFiを予約してありました。




    で、ここで
順番待ち用の番号札を取ることを

    わかってなくて、並んでいたのですが

    2組ほど抜かされてしまい、

    おまけに、けっこうな待ち人数がいて

 
    ここで思いのほか時間がかかっていました。





    というわけで。

    ようやく街中へ出られます。

    仁川からAREXに乗りますよー。