2日目その② 聖地巡礼その②大統領府 青瓦台(チョンワデ)を見学(2023年6月28日)




    
8時10分




        
←景福宮駅

        
←4番出口へ

        

        
 
        
←4番出口を出たところ




    私はこの日、

    
青瓦台(チョンワデ)の見学に行くことにしていました。




    
青瓦台は2022年まで大統領府が置かれていましたが

    
第20代大統領ユン・ソンニョルが就任し、

    大統領府を龍山に移転。

    
青瓦台が実に74年ぶりに一般開放されることになったのです。




        

        
←4番出口にはエレベーターも

                                              ありました


        
←景福宮の方へ

        
←国立古宮博物館の入口

        
←右は景福宮の外壁です




    
青瓦台へは、景福宮の外壁に沿って、

    北へ向かっていけば着きます。

    非常にシンプルな道のりなので、

    方向音痴気味の私でも迷うことなく行けました。




    
青瓦台の一般開放のことを教えてくれた友人には、

    
遠いからバスで行った方がいいよ

    と言われていましたが

    バスに乗る方が自信がなかったので、

    歩いていくことにしました。




    
景福宮駅から歩いて10分ほどすると…




        

        




    
青瓦台の一部が見えてきました。

    ここから見えているのは
迎賓館です。




        

        

        

        

        
←向かいにあった大きな噴水




    この時間は周りに誰もいなくて、

    写真が撮り放題でした。




    と言っても、
ココは正門ではありませんのでご注意を。

    正門はもう少し歩いて行った先にあります。




        
←入口への矢印

        

        
←各所に防犯カメラが

        

        
←青瓦台の説明書き

        
←正門の向かいに景福宮の門

        
←こちらが正門です




    え、えーと…

    
誰もいない……




    私が到着したのは
8時26分

    
青瓦台の開門は9時

    もちろん早いのは知っていました。




    ですが、韓国在住の方は

    ネットで入館予約をすることができるのですが、

    
外国人は当日券で入るしかなく

    むしろ30分前でも遅いくらいで

    すでに観光客の行列が

    できているのではないかと思っていたのです。




    なのに……

    人っ子一人いない。

    
完全に1番乗りです(笑)




        

        




    平日だから??

    それともコロナ禍が明けたばかりだから??

    あるいは青瓦台見学は外国人には人気ない??




    どれが理由かはまったく分かりませんでしたが

    とりあえず誰か来るのを待っていると…




        
 
        
←当日券のチケットカウンターが
 
                                              開きました





    開門20分前の
8時40分ごろ。

    女性のスタッフが、チケットカウンターの準備にやってきました。




    聞くと、とりあえず
外国人用の列に並んでほしいと言われました。

    ちなみに、最初韓国語で話そうとトライしましたが、

    まったく通じず(涙)

    英語であっさり通じました(笑)
  


 
        

        
←言われた場所に並びます




    
8時45分を過ぎる頃になって

    ようやくほかにも外国人の方が来て

    私の後ろに並び始めました。




        




    
9時ぴったりにチケットカウンターがオープン。




        
←青瓦台と景福宮を周回する

                                              無料バスがあったようです





    カウンターでパスポートを見せると、

    チケット代わりのリストバンドをもらいました。

    
見学は無料です。
 



        

        

        
←ここでリストバンドのバーコードを

                                              読み込んでもらって入場です










        




    
わあ、青瓦台だ~




    想像していたより広々として

    緑が広がって

    かといって華美なわけでもなく

    落ち着いた印象の建物。




        
←「青瓦台が国民のもとへ」

                                              を意味するオブジェ


        

        ←特徴的な青い瓦の屋根

        


        

        




    入場前はあんなに人がいなかったのに、

    おそらく予約してあったんであろう

    韓国の観光客の方が

    いつのまにやらたくさんいて、

    入口はセキュリティーチェックがあることもあり、

    少し混雑していました。




        
←本館入口の屋根を

                                              見上げてみました


        









        




    本館の中に入ると。




        

        




    入口を入ってすぐに、この象徴的な赤いカーペットの
中央階段が。




    そして、この階段の前に1列の行列ができていて、

    
前の人が後ろの人に、カメラ、もしくは携帯を渡して

    
写真を撮ってもらうようになっていました。




    私のような一人旅には

    非常にありがたいシステムで

    なおかつ、誰かが写真の撮りやすい場所を独占して

    長時間どいてくれないということもなく

    とても効率的で、良いシステムだと思いました。




    ただ、こうして大勢の人が列をなして

    ひっきりなしに階段で写真を撮っているので

    誰もいない階段の写真を撮ることができず。

    とりあえず階段を上って、

    
2階から見学することにしました。




        
←真ん中で撮影している人の

                                              ジャマにならないように

                                              階段の脇で撮影


        
←人がいないタイミングでシャッター

        

        

        


    そして階段の上には…




        
←見上げてしまってわかりづらいですね(汗)

        
←壁画「錦繍江山図」

        




    朝鮮半島の地図が描かれた

    見事な壁画がありました。




        
←2階

        




    早速、部屋を見ていきます。




        
←接見室

        

        


        
←執務室

        

        

        

        


    残念ながら大統領の椅子に座ることはできませんでしたが(笑)

    
接見室執務室を見ることができました。
    



        

        

        
←ここからの方が

                                             朝鮮半島だって分かりやすいですね


        
←再び1階へ




    
1階は、先ほど上った中央階段を中心に

    左右に廊下が伸びています。




        
←奥に見学できる部屋があります

        
←「世宗室」と書かれています




    朝鮮王朝の偉大な王、
世宗の名前が付けられた部屋は…




        
←世宗室の前室

        

        
←第16代ノ・テウ大統領

        
←第17代イ・ミョンバク大統領

        
←第18代パク・クネ大統領

        
←第19代ムン・ジェイン大統領




    
歴代大統領の肖像画が並ぶ部屋になっています。

    写真ではなく、肖像画っていうのがオツです。




        
←青瓦台の歴史

        
←「青瓦台 全面開放」と

                                              書かれています





    そして、この部屋の奥が
世宗室




        ←奥の部屋は展示室になっています

        ←太陽と月、5つの峰をモチーフに描いた

                                              「日月図」

                                              この世宗室の「日月図」は、

                                              ソン・ギュテが描いたもの

        ←青い瓦

        




    さらに、
歴代大統領の愛用品も。




        

        

        

        

        
←「日月図」の向かいの壁にある

                                              「訓民正音」





    正直言えば、韓国の歴代大統領に詳しいわけでも

    特に思い入れがあるわけでもないのですが、

    ニュースなどで見ているせいか、

    へえ~、なんて感じで、思っていたより面白かったです。




    そして、中央階段を隔てて向かいの部屋

    
忠武室へ。




        

        
←忠武室の前室にある屏風

        
←忠武室

        




    こ、これは…




        




    
もしや、ココで撮った??

    と、一瞬浮足立ちましたが

    前に屏風があったり、ココに7人+大統領とか並んで

    この大きさかな??

    という疑問があり、

    確信が持てませんでした。




    「全面公開」と言っても

    本館の中にも、入れない部屋があったり、

    迎賓館の方も見られず、

    いろいろ探して回りましたが、

    結局、どこで撮影された写真なのかわかりませんでした。

    残念。




        
←忠武室のさらに奥にある

                                              仁王室にある絵画「統営港」


        
←帰りも中央階段は人でいっぱい

        
←本館の外に出ました

        
    
        









    見学のメインは、やはり本館なので、

    本館だけを見て帰る人も多いようですが

    せっかくなので、ほかの施設も見に行くことにしました。




        

        ←道案内が韓国語と英語のみなので

                                     ちょっとわかりづらいかもしれません

        ←見たことある門が見えてきました

        
←漢字で門の名前が書かれてたけど

                                              読めなかった(笑)


        




    ところで、
6月のソウルはけっこう暑いです。

    青瓦台は庭が広くて、

    歩いている間かなり暑くて、
日傘持ってくればよかったーと思いました

    (周りで日傘を使っている人はほとんどいないんですけどね)




        

        

        

        

        
←老巨木とありましたが…

        
←どれがその巨木かわからず…(笑)

        
←龍忠橋

        
←この階段の先に常春斎があります
 



    まず見に行ったのは
常春斎(サンチュンジェ)という建物です。

    韓国の伝統的な家屋様式を、

    国内外からの賓客に紹介したり、

    非公式の会議などを行うのに使われたそうです。




        
←常春斎

        




    
常春斎は、2023年6月現在、

    中の見学はできず、外から見るだけでした。




        
←緑が豊かで

                                              庭の散策も楽しいです


        









        
←右の矢印へ向かうと官邸へ

        
←官邸への門

        
←さらに坂を上っていきます

        
←官邸入口




    青い瓦屋根がとても美しい

    
官邸の門が出迎えてくれます。




        




    早速、門をくぐっていきます




        

        
←瓦が本当に美しいです

        

        




    「官邸」というと、

    日本の官邸のイメージがあったので、

    とても美しい韓国の伝統的な建物に

    ちょっと感動。




    特に、このときはまだ、

    コロナが5類に移行して間もなかったからか

    それほど観光客が多くなく

    とても落ち着いた佇まいでした。




         
←美しい官邸に

                                               まったく落ち着いていない人がいますけどね…(笑)

        

        
←自撮りしまくり(笑)
   
        




    ここまで感動的に記しておきながらなのですが、

    非常に残念ながら、

    
官邸も内部を見学することはできませんでした。




    ただ、
建物の裏側にまわって

    
中の様子をのぞくことができます。




        
←屋根の上に何かいたよ

        

        
←建物裏
  
        

        




    そして、建物の窓から中をのぞくと…




        
←ロッカールーム

        
←簡易的なキッチン

        

        
←外にはおそらく

                                             キムチや味噌などを入れるのであろう瓶が


        
←厨房と書いてありました

        

        

        
←1周して戻ってきました

        

        
←立派な松の木




    ちなみに、この
官邸の門を出たところに…




        ←こんな階段がありまして

        




    ここをずっと上っていくと、

    
石造如来坐像があるのですが、

    この後、さらにどれくらい上る必要が分からなかったこと、

    そしてなにより、周りに誰1人いなくて

    不安になってしまったので、たどり着く前に引き返してしまいました。




    もしたどり着いたら…




         ←青瓦台の外に貼られていた写真

         




    この如来坐像が拝めたようです。









    最後に向かったのは
守宮跡(スグント)。




    ところが。

    探しても探しても、それらしき場所が見当たらず。




    基本的に私は方向音痴なので、

    なんなら、再び官邸に戻ってしまったりして、

    ぐるぐるぐるぐる。




    あーれーー??




    何度も往復していると、

    スタッフらしき男性がいたので、聞いてみたら。

    
「ココがそうですよ」とのこと。




    「ココ」と言われた場所は…




        
←簡易トイレ




    なんと、トイレ。




    私はてっきり、記念碑とか、

    何か建物が残っているものと思っていたら、

    教えてくれた男性によると、

    
昔、あったけれど、今は何も残っていないとのこと。




    そうだったのねー。

    何度もこの前を通ったのに、

    トイレだから、てっきり違う場所にあるんだと思ってしまいました。




    ちなみに




        
←「旧本館跡」という石碑

        
←昔、旧館があったということが書かれてまし

        
←インフォメーションセンターもありましたが

                                              2023年6月現在は、開いていませんでした

 



    
11時10分

    こうして
青瓦台の見学は終了




    9時半ぴったりに中に入って、

    
約1時間40分の見学でした。




    私の場合、何度も一度見たところに戻って

    BTSメンバーが撮影した場所を探したり、

    今はもうない守宮跡を探してウロウロしたりしたので、

    全部を見て回っても、もっと効率よく回れば、

    そんなにかからないかなと思います。




        ←最後までどこで撮ったかわからず残念