3日目その⑤ マイバスツアーでモン・サン・ミッシェルへ⑤修道院内部を見学(2019年10月25日)




  14時50分。




        
←修道院の前で




    いよいよ
修道院の中へと入っていきます。




        

        




    奥に進んでいくと…




        




    まずは、修道院付属教会に入ってきました。




    11世紀に造られた

    ゴシック様式の教会です。




        

        
←後陣のステンドグラス




    派手な装飾やステンドグラスなどは一切なく、

    ごくシンプルな造りの教会で

    厳かな佇まいです。




        

        

        




    そして、後ろを振り返ってみると…




        
←教会の前方から

                                     入口の方を振り返ったところ


        

        
←彫刻などは一切なく

                                              シンプルな石造り


        

        
←ズームして見ないとわからないほど

                                     非常に細かなステンドグラス


        

        


    教会自体は、11世紀ごろに完成しましたが、

    その後、何度か崩壊し、再建されています。




    そのため、
身廊部は11世紀のロマネスク様式ですが

    
内陣と後陣は15~16世紀のゴシック様式で造られています。
    


  
    椅子に座って、ガイドさんの説明をきいていると。




        

        





    修道女のお2人が通りがかりました。




    そこで、ガイドさんが知り合いだという修道女の方に

    話しかけ始めて。

    長々とおしゃべりを始めるじゃありませんか!!




    ただでさえ、時間がなくて

    
お土産屋さん見る時間があるか心配なのにーーーーー!!!




    今回のガイドさんは中年の日本人男性だったのですが、

    良く言えばフランスについてとても詳しかったのですが

    自分のフランス好きを、自慢げに話す嫌いがあって、

    このときも自分はここの修道女と仲がいいんですと

    自慢げに話したりして、

    正直言うと、私的にどうしても好きになれず、ガッカリしました。
 



    そんなイライラはさておき、

    説明を終えると、教会の内陣を見学。




        

        

        

        









        

        
←回廊に座ったり

                                              柱に触らないように書かれています


        





    
「ラ・メルヴェイユ(驚異)」と呼ばれる建物にある

    
回廊に出ました。




    実は私は今回

    この回廊に来るのを

    とても楽しみにしていました。




    というのも、私はこの
美しい回廊がとても好きなのですが

    前回、2005年に来たときは

    1人旅だったので、

    通りがかりの人に写真を撮ってもらったものの

    あまり納得いく写真が撮れませんでした。

    (2005年に回廊に来たときの様子は

     コチラをどうぞ)




    なので、今回こそは

    うまく写真を撮りたいと思っていたのです。




        

        

        




    ガイドさんの説明が始まりました。

    
柱は137本あり、重ならないように配置され

    永遠に回廊が続くかのような錯覚をもたらす造りになっています。




    説明自体は興味深く面白かったのですが

    なにしろまったく写真タイムをくれない

    ガイドさんだったので、

    合間を見て、急いで撮りました。




        




    く、暗い…




    中庭が明るく逆光なので、

    うまく撮るのが、なかなか難しいです。




    というわけで、再度チャレンジ




        




    なんとか1枚だけキレイな写真を撮ることができました。

 


        
←美しー

        

        




    とにかく美しい回廊。




    中庭の緑も美しいですが、

    ぐるっと回廊を周っていくと…




        

        




    窓からどこまでも広がる美しい干潟が見えました。




    さらに回廊を周っていくと…




        
←回廊の角に…

        
←回廊の角を見上げると…

        

        

        


    トカゲの体に人の顔が付いているような

    不思議な彫刻がありました。




        

        




    
羊の彫刻がありました。




    神の子羊、つまり
キリストを意味しているレリーフです。




        
←付属教会が見えます

        
←ぶどうを食べるドラゴンのレリーフ

        

        

        
←ブドウの木は豊穣の象徴

        
←最後になんとか撮ったけれど

                                     残念ながら逆光に勝てず

                                     ここでも次回は自分たちで回りたいなぁ

                                     と思いました

        









    続いての部屋は…



        


        




    
食堂にやってきました。




        
←屋根は湾曲した造りになって

                                     木造になっています


        




    細長く広い食堂。

    両脇には、
奥まった窓が全部で59個あります。




        

        

        




    そして、食堂の一番奥には…




        

        

        




    まばゆい光に包まれた十字架が。




        

        









        
←階段で下の階へ




    階段の途中に…




        




    壁に大きなレリーフがありました。




        

        
←ちょうど大天使ミカエルの

                                              顔のところが光るように

                                              照明が当てられています





    
オベール神父が、大天使ミカエルの親指によって

    
頭に穴を開けられているところです。




    モン・サン・ミッシェルは、

    この逸話を基に建てられたと言われています。




    大天使ミカエルから、「この岩山に聖堂を建てよ」と

    お告げを受けたオベール神父。

    しかし、悪魔のいたずらだと思い込んで2回スルー。




    3回目で業を煮やした大天使ミカエル、

    オベール神父の頭に親指を突っ込んで

    穴を開けて、これが本当のお告げであることを示したのです。

    翌朝、自分の頭に穴が開いていることに気づいた神父は、

    本物のお告げであることにようやく気付いて

    岩山に小さな聖堂を建てた




    というのが、はじまりの物語です。

    頭に穴を開けるって、大天使ミカエル

    人間に容赦ない




        




    そして、階段を下りきると。




        

        

        




    とても美しい形状の屋根が特徴的な

    
迎賓の間に出ました。




        




    身分の高い人をもてなすための部屋です。




        
←奥に暖炉があります

                                              ここで豚などを焼いて

                                              客にふるまっていたそう


        
←換気口

        

        




    さらに先に進むと…




        

        

        




    迎賓の間の一角にある

    
聖マドレーヌ礼拝堂です。




        

        
←幾何学的なステンドグラス

        

        









        
←続いての部屋へ移動です

        
←途中で先ほどの

                                              大天使ミカエルとオベール神父の
 

                                              
レリーフが見えました




    続いての部屋は、

    地下礼拝堂、
太柱の礼拝堂とも呼ばれる場所です。




        

        





    その名の通り、太い柱が並んでいます。




    ここは、
付属教会の真下に当たる場所で、

    下からこの太い柱が教会を支えているそうです。




    そして、続く部屋は
聖マルタン礼拝堂




        

        

        

        
←高さ9メートルのところにある

                                     小さな丸天井





    わずかな明かりだけが入る厳かな礼拝堂。

    付属教会の交差廊の南側を支えるために造られ、

    11世紀の姿を今に残す貴重な部屋だそうです。









        

        




    続いて、
大車輪のある場所へと出ました。




    実は、私はここに来るのを楽しみにしていました。




    前回来たとき、大車輪と写真を撮りたかったのですが、

    1人で来たため、

    ここで写真を撮ってもらえる人が見つからなかったのです。

    ということで…




        
←暗いけど、なんとか撮れましたー
        
        
←正面からの方が

                                     意外ときれいに撮れました





    修道院の中にある大車輪。

    これは、修道院が牢獄として使われていたときの名残です。

    ここは、かつて納骨堂でもありました。




    
直径6メートルもある大車輪。




    外から資材や食料などを運び入れるため

    囚人たちが車輪の中に入り、

    まるでハムスターのように回しながら

    下から荷物を上まで吊り上げる作業をしていたそうです。




        




    そして、この大車輪のすぐ横にある部屋が

    
聖エティエンヌ礼拝堂です。




        

        




    聖エティエンヌ礼拝堂は、
死者を祀るための礼拝堂で、

    台座の
「A Ω」「生 死」を表しているそうです。




        

        




    奥には、
ハチとハチの巣が描かれた壁画が。

    これも
生と死を意味しているそうです。




        
←横にはピエタ像

        
←く、首が…

        

        




    さあ、ここを抜けたら、

    いよいよ修道院の最後の見学エリアです。




        

        
        
        




    こうして南北階段を通り抜けると…




        




    
騎士の間に出ました。

    回廊の下にある部屋で、

    回廊を支えるようにできているそうです。




        

        

        
←騎士の間には大きな暖炉があります









       ←ここから外へ出ます

       

       

       


    そして、階段を下りきると…




       




    再び
西のテラスの方へと出ました。




    このとき時刻は
15時55分

    
約1時間ほどの見学でした。




    人にもよると思いますが、

    私自身は、かなり駆け足な見学だった感が否めず、

    きっと自分たちでゆっくり見たり

    思う存分、写真を撮ったりしていたら

    
短くても1時間半はかかったんじゃないかなぁと思います。




    なにはともあれ、ここでガイドツアーはいったん解散。

    1時間の自由行動が与えられました。




    
やっと自由だーーーーー!!