5日目その① フィールド・オブ・ライトツアー&イマラング展望台でウルルを見納め(2018年10月20日)




    
2時50分。

    寝たような寝ていないような。

    眠い目をこすり、起床。




    エアーズロック最終日。

    最後の最後まで楽しむべく、

    私たちはオプショナルツアーに参加することにしていました。




    私たちが参加するのは、

    
フィールド・オブ・ライト(Field of Light)というツアー。

    (参加したオプショナルツアーについては、コチラをどうぞ→




    本音を言えば、サンライズを見た後に

    エアーズロックのふもとなどを散策するツアーに乗りたかったのですが、

    シドニーに戻る飛行機のスケジュールの都合上、

    その前に参加できるツアーは、

    このときは、これしか見つからなかったのでした。









    
4時ちょっと前

    私たちは早めに部屋を出て、チェックアウトを済ませておくことにしました。




    私たちは、この日の
9時50分発の飛行機

    アリススプリングスを経由してシドニーに向かう予定だったのですが、

    ツアーから何時に戻ってこられるのかよくわからなかったので、

    部屋に戻る時間がなくて、ギリギリになるようなことがあったら嫌だなと思ったのです。

    (結果的に、部屋に戻る時間は十分にありましたが




    ところが。

    私たちが宿泊したホテル

    
ザ・ロストキャメル(The Lost Camel)には

    この時間、レセプションに誰もいなくて。




    それどころか、レセプションに入る自動ドアに鍵がかかっていて、

    中に入ることさえできない状態。




    ど、ど、どうしよう……

    


    冷静になって後から考えれば、

    
こんな時間にチェックアウトする人なんて誰もいないから

    
スタッフが誰もいなかったんでしょうが、

    このザ・ロストキャメルにはエレベーターがなく、

    重いトランクを必死の思いで階段から下ろしたということもあり、

    その荷物をまた上げるのもイヤだったし、

    万一にも、このままチェックアウトできなかったら…という風にも考えてしまって、

    おもわず焦ってしまいました。




    で、結局、相棒にそのまま荷物を見てもらって、

    私1人で部屋に戻って、レセプションに電話をしてみると、

    どうやら緊急時のときのためのスタッフがいるようで、

    電話対応はしてくれました。

    すると…




    
「この時間のチェックアウトは、

    
隣のセイルズ・イン・ザ・デザートで受け付けますので、

     
そちらに行ってください」




    あ、なるほど。

    ザ・ロストキャメルの隣には、

    エアーズロックリゾート内で最高級のホテル、

    
セイルズ・イン・ザ・デザートがあって、

    オプショナルツアーの集合場所も、

    毎回セイルズ・イン・ザ・デザートでした。




    というわけで、まだ夜が明けぬ中

    トランクを持って、
セイルズ・イン・ザ・デザートへ。




        
←セイルズ・イン・ザ・デザートのロビーも

                                              まだ暗いです


        
←男性が待っててくれました




    どうやら電話に出たのは、この男性だったようで、

    行くとすぐにチェックアウトをしてくれました。




    オプショナルツアーに乗る旨を伝えると、

    こちらでトランクを預かってくれるというので、

    安心してお願いすることにしました。




        
←まだ開いていなかったですが、レストランです

                                              今考えれば、ここで夕飯を食べても良かったかも

                                              (前日の夕食については、コチラをどうぞ)


        
←さすが高級リゾートという感じのロビー

                                              お手洗いもとてもキレイでした。





    そうしてセイルズ・イン・ザ・デザートの入口で

    オプショナルツアーのバスを待っていると…




        
←セイルズ・イン・ザ・デザートの入口

                                              外にも椅子があって嬉しい





    
4時15分。

    待ち合わせ時間ぴったりにバスがやってきました。




        
←バスの中




    今回は日本語のツアーだったので、

    ほとんどが日本の方ばかり。




    ほかのホテルなどを周ってピックアップした後、

    配られたのが…




        




    小さな懐中電灯です。




    外はまだ夜明け前で真っ暗。

    ガイドさんから、これで足元を照らして、

    必ず道から外れないようにしてくださいとの注意がありました。




    そうしてバスに揺られること30分。

    
4時45分。




        




    目的地に到着。

    写真を撮ってみたものの、本当に真っ暗です(笑)




        




    懐中電灯を照らしながら、ガイドさんの背中についていきます。

    
フィールド・オブ・ライトのある会場は、大きな公園になっていて、

    バスの駐車場からしばらく歩いていくのです。




    
15分ほど歩いていくと。




         





    奥にうっすら明かりが見えてきました。




        




    砂漠地帯に
5万個の電球が並べられたフィールド・オブ・ライト。

    正直言えば、大自然の中にこういう人工的な明かりを灯すのって

    どうなんだろう…

    と思って、

    あまり期待しすぎないようにしようと思って参加したのですが…




        

        

        




    うわあ~~~

    なんか幻想的で素敵~~




    しかも空を見上げれば、満天の星で、

    しっかり天の川まで見えました。




    何組かカップルで参加している方がいて、

    普段、海外旅行に彼氏と行きたいとはあまり思ったことがないのですが、

    このときばかりは、うらやましくなりました。




    ガイドさんが、道から外れないように注意して

    自由に見て回ってくださいというので、

    ぐるっと見て回ることに。




        

        

        

        




    見る場所、見る場所で色が変わってとってもキレイ。

    


    当初は、2017年3月までの予定が、

    私たちが行ったときは、2018年12月までとなっていたのに、

    2019年7月現在、2020年12月まで開催が延長されたというのも納得。




    こうして
20分ほどライトと星空の中を散歩していると。




        




    徐々に地平線が明るくなってきました。




        

        

        




    徐々に色が変わっていく様がとても幻想的で。

    真っ暗な中、幻想的な光を放っていたライトが

    自然の光の中、消えたわけではないのに見えなくなっていくのも

    なんだか地上の星みたいで、とても素敵でした。









    
5時20分

    フィールド・オブ・ライトの会場を後にして、

    ガイドさんの案内で

    エアーズロックが見える丘へと上って行きました。




        

        




    
日が昇る直前のウルル(=エアーズロック)。

    大自然の夜明けって、本当に何とも言えない気持ちになります。




    この丘では、温かい紅茶やインスタントコーヒーがふるまわれて。

    体を温めながら夜明けを待ちます。




    昼間は半袖でも暑いくらいでしたが、

    夜明け前はまだまだ寒くて、

    私は薄手の長袖シャツに、ボアフリースを着ていましたが

    それでも少し寒く感じるほどでした。




    そして、10月の南半球は、夜の時間帯

    ちょうど
南十字星が地平線の下にあって

    夜明けとともに出てきます。




    ガイドさんに教えてもらって、

    薄明りの中、消えかかった南十字星をしっかり見ることができました。




    そうしているうちに…




        

        

        
←だいぶ明るくなってきました

        
←まだ暗いけど自撮りトライ

        

        
←ちょっと写真集風(笑)

        
←徐々に明るくなってきました
    
        
←私の左手の方から明るくなってきました

        

        




    そして、
6時7分




        

        

        

        

        

        

        
←朝日とエアーズロックの間に立ってみた

        




    太陽が顔を出し、1日が始まりました。




        
←明るくなって、展望台がどんな場所か見えてきました

        

        




    
6時18分。

    完全に日が昇ると。




        
←バス乗り場へと戻って行きます

        
←名残惜しくて何度も撮っちゃう




    バスへと戻って行きます。




        
←公園の出口にあった看板




    フィールド・オブ・ライトツアー。

    満天の星空と幻想的なライト、

    そして、美しい夜明けとエアーズロック。




    最初の期待値を上げすぎなかったのも良かったのかもしれませんが、

    想像以上に素晴らしい体験でした。




    
エアーズロック、また来なくちゃなー。




          









    
6時半。




        
←セイルズ・イン・ザ・デザートの入口

        
←オプショナルツアーのバス




    セイルズ・イン・ザ・デザートまで戻ってきました。

    すると、入口に…




        




    アリススプリングス行きのカンタス航空に合わせて

    
8時にエアポートバスが出発するとの表示。




    なるほどねー。

    ちゃんと飛行機の出発時刻に合わせて送迎があるんだねー。




    
チェックアウトしなければ、部屋に戻って休めたなー

    と思って、ちょっぴり後悔しましたが、後の祭り。




    出発まであと1時間半もあるし、

    気を取り直して、せっかくなので

    前日に夕日を見た、
イマラング展望台(Imalung Look Out)で

    エアーズロックの見納めをすることにしました。




        
←展望台へと上って行きます




    そして、展望台へと上ると…




        

        




    澄み切った青空の下にウルルがありました。




    それはそれは、とても美しくて

    
ここまで来てよかったなぁ~としみじみ思いました。




    しかも、この時間は誰も展望台にいなくて貸し切り状態で。




         

         

         

         




    写真も誰にも迷惑かけることなく撮り放題。




        

        

        
    



    
部屋で休むより、展望台に来て結果オーライだったなと思いました。




    こうして、写真を撮ったりベンチに寝そべったり

    そして、ぼーっとウルルを眺めたり。

    そんなこんなであっという間に1時間がたって。

    私たちはバスの出発に遅れないよう、少し早めに戻ることにしました。




    絶対、また見に来ようと心に誓って。




         
←ウルル、またね

         ←イマラング展望台

         ←展望台からの帰り道

         ←大きいトカゲがいました