3日目その① かわいらしい彩虹眷村を見学(10月19日)




    
6時40分。

    携帯にかけたアラームで目が覚めました。

    眠い~。




    前日の夕方に
台中に着いて、

    バタバタと食事をしたり、ブラブラしたりしたものの、

    なんだか、まだ台中にいるって実感がない




    とにもかくにも

    初めての台中。楽しまなくちゃ









        ←私たちが泊まった

                                           シティイン・ホテル・プラス台中から

                                           見た景色





    この日も台湾に住む友人、カジンに案内してもらう予定で。

    私たちは、ホテルのロビーに
8時に待ち合わせしていたので、

    少し早めに食堂に下りて、

    ホテルの食事がどんな感じかチェックしてみることに。




        
←地下1階にありました




    なんだかムーディーな雰囲気の食堂。

    早速、どんな料理が並んでいるかチェック。




         
←イセエビムースのサラダ

         
←チキンとキューリの漬物サラダ

         
←芋粥

         
←青菜の炒め物

         
←豚肉とナス、野菜の炒め物




    ヤバいよヤバイよ。

    どれもおいしそうだよ。




    私たちは、このときてっきりカジンがどこか朝食に連れて行ってくれるものと

    勝手に思い込んでいて。

    食べるつもりはなかったのだけれど。




    むきゃーーーん。

    
我慢できな―――い!!




         
←オレンジとドラゴンフルーツ

         
←あったかい豆漿と米漿

         
←冷たい豆漿と米漿、普通の牛乳もありました




    と、いうわけで……




         
←この日の朝食




    ほんのちょっとだけ、味見。

    うん。豆漿は、少々薄い感じがするけど、

    サラダもフルーツもおいしい




    結局、このあと、朝ごはんを食べずにいきなり観光で。

    後になって、相棒のつかぽんと、たかこと

    
もっと早く起きて、朝食堪能すればよかったーーーー!!

    と、後悔。




    
シティイン・ホテル・プラス台中。

    朝食、侮れないわーー!!









         
←レセプション

         
←映画「ライフ・オブ・パイ」で主演した

                                            スラージ・シャルマのサインがありました

                                            アン・リー監督は台中出身で

                                            映画の撮影も台中で行われ、

                                            ホテルのオーナーが監督と親しい縁でもらったそう。





    さて、MRTがない台中ということで、

    まずはホテルでタクシーを呼んでもらいました。




         
←ホテルの入口

                                            夜とはちょっと雰囲気が違います

         ←ホテルの看板

                                   いい天気!




    タクシーは思ったより早く来て。

    台中でタクシーを捕まえるのは、

    それほど大変じゃないようでした。




        




    
8時すぎ。

    タクシーで向かった先は…




         




    なんというか……

    特にこれと言って特長のない街。




    が、この写真を撮った角度から

    くるり180度後ろを向くと…




        





    こんな
かわいらしい絵が描かれた入口が!




        
←左手には小さな川が流れています

        ←入口
の奥の方にもイラストが




    ここは
彩虹眷村(ツァイフォンチェンツン)。

    眷村というのは、軍人村のことだそうで、

    もともとは、蒋介石が台湾に進駐した際に、大陸から移住してきた

    60万人近くもの人々の中で、軍人だった人たちが作った村。




    
彩虹というのは、中国語で虹という意味で

    彩虹眷村というのは、直訳すると、
虹の村、という意味だそうです。

    この村に住む、1人のおじいさんが絵を描き始めたのがきっかけで

    口コミでこの村が有名になったんだそう。




        
←入口には、来訪の感謝とともに

                                           見学するときは声を小さ目にお願いします

                                           的なことが書かれています。





    
入場は無料。

    時間制限などもないけれど、

    
静かに見学するのがマナーのようです。




    早速、中に入ってみますか!




        









        
←通路に描かれた円

        
←壁にもイラストが

        




    入っていきなり圧倒されます。




    イラストがびっしり描かれていて、

    どうやって写真を撮ればいいのか、迷うほど。




         





     
スゴイ…




     そして、通路の奥を左に曲がると…




         
←さらに壁にびっしり

         ←曲がり角にあった

                                            男女のイラスト




    
どこもかしこもフォトスポット~~~




        
←曲がってすぐ手前はこんな感じ

        

        




    イラストの、このウサギのようなネコのような2本足の動物が、

    とても印象的。。




        
←住所が書かれていますね




    なんだかちびまる子ちゃんをほうふつとさせるような

    ゆる~~いイラスト。




    私はこのときよくわかってなかったのだけれど、

    よく見ると、人の名前が書かれているのがわかります。




    たとえば、上の写真の真ん中あたりにある
「白冰冰」

    白冰冰(パク・ピンピン)は、台湾出身のアイドル歌手で、

    
一時期、日本のマンガ家、梶原一騎と結婚していた時期もあったとか。

    へええーーーー!!!




     もう、私の中で、白冰冰さんのイメージは、この顔になっちゃったよ(笑)




        
←左は日本人の娘

                                  右は豬哥亮(チュウ・ケイリャン)という台湾の俳優さん

                                  コメディアンでもあり、有名なテレビ司会者でもあるとか。

                                  調べてみると、フェイスブックもやっていました!

                                  今、活躍してる人も描くんですね!


        
←左のポニーテールは、

                                           蔡琴(ツァイ・チン)という女性歌手

                                           その隣は刘徳華、

                                           なんと、アンディ・ラウ!

                                           ヒゲの生えている人は、

                                           張帝というベテランの男性歌手だそうです





    見ているときは、全然わからなかったけれど、

    こうやって調べてみると、面白いですね。

    中国語がわかれば、きっともっと面白さが広がるんだろうなぁ~




         

         





    なぜきゅうり(胡瓜)なのかは、なぞ…(笑)




         

         
←まだ続きます




    さらに、奥にもまだまだ独特のワールドが広がっています。




         
←まだまだ描く余白はありそうですね

         

         

         

         




    さらに、イラストが描かれているのは、壁だけでなく…




         
←魚?

         
←よく見ると、右下は李小龍

                                    ブルース・リーなんですね




    以前、フランスのシャルトルという街に行ったとき、

    
ピカシェットという家を見に行ったことがあります。




    その
ピカシェットも、1人のおじいさんがお皿などを割ったガラスや陶器を

    家じゅうの壁という壁、通路にモザイク状に敷き詰めて描いた芸術的な家です。

    もちろん雰囲気や、モザイクではなく手描きの絵だということなど、

    違う部分はいっぱいありますが、

    明るくて、見るだけでウキウキと楽しくなることは共通していて。

    こういうのが、まさに芸術っていうんだろうなぁ。って思いました。

    (シャルトルのピカシェットについては、コチラをどうぞ)









        
←さらに奥にも

        

        
←珍しい白地のイラスト

                                           左についているポストには

                                           「老兵はここにいます」と書いてあるそう


        
←反対側にもイラストがびっしり

                                           「有感恩的心」感謝って大事ですね





     私たちが行ったのが、平日だったからか、

     朝早い時間だったからか、それほど人がいなくて、

     ゆっくり見ることができたのは、すごくよかったです。




     
彩虹眷村は、けして広い村ではないので

     人が多い時期に行くと、落ち着いて見学しづらいかもしれません




         
←一番奥から来た道を振り返ってみました

         
←一番奥にあったドア

         
←お気に入りのうさぎのイラスト

         

         
←窓枠を支えているのかな

         
←窓枠もかわいい




    そして、村の外側だけでなく、

    細い通路から中に入っていくと…




        
←ここからさらに中に入れます

        

        

        

        
←曲がりくねった通路

        

        

        
←もちろんここにもびっしり




    通路に入ると、お家の玄関などがあるためか

    
招福とか、財運とか、縁起を担ぐ言葉が多いですね。




        ←一つ一つの絵に意味がありそうなんだけど

                                   わからず…


        
←どの角度で写真を撮るか

                                    悩みます(笑)





    そして、このさらに奥、

    なぜかちょっとした人だかりができていました。




         
←人だかりってほどじゃないですが(笑)

         ←この奥に…




     何があるのかと思いきや。




     カジンが私に教えてくれました。




    
 「絵を描いたおじいさんがいるよ。」




     え。

     
ええええええ




        
←黄永阜さん




    おじいさんは、
黄永阜さん。

    黄さんが絵を描き始めたのは、2008年。

    きっかけは、
「退屈だった」から。




    描き始めた絵は、ポップで明るく、みんなが喜んでくれて

    瞬く間に、観光名所となった。

    2013年10月現在91歳の黄おじいさん。




    カジンが、
緒に写真とか撮ってもらえば?

    って言ってくれたけど、

    なんだか人も多くて、モジモジしちゃって、

    こっそりこんな一枚。




        




    今思えば、カジンもいたことだし、

    おじいさんに会えるのも運次第らしいので

    握手くらいさせてもらえばよかったなぁと後悔




    なんでモジモジしちゃったのかしら。




         
←絵葉書のお土産

         
←缶バッジやキーホルダーなども

         

         
←まだまだ元気で頑張っていただきたいです




    おじいさんの後ろに置かれたTシャツをはじめ、

    ちょっとしたお土産も売られていました。




        
←お土産売り場の壁にもびっしり

        
←お土産売り場の奥にも住宅があります

        

        
←こちらの壁もかわいいですね

        

        

        




    奥に行けば行くほど、生活の匂いが




         
←バイクがあったり

         
←描きかけの絵が置いてあったり

         

         
←洗濯ものが干してあったり




    村の一番端っこまで見て周り、

    戻ることにしました。




         
←はじっこの方から振り返るとこんな感じ








    入口の近くまで戻ってきたとき。

    ふとある窓が気になって、のぞいていると。




         




    実は、来るときに乗っていたタクシーの運転手さんを待たせていたのだけれど、

    待っていた
運転手さんが、勝手にドアを開けちゃった!!




    い、いいの??




    で。部屋をのぞいてみると。

    私が外から見て、気になっていたものは…




         
←黄おじいさんのパネルが!




    ピースサインした、黄おじいさんのパネル。




    ……
もう少し目立つところに置けばいいのに(笑)




    部屋も下半分だけ水色に染めてあるってことは、

    これから絵が描かれるのかな。




    小さい村だけれど、たっぷり
30分は見学。

    黄おじいさんの描く虹の村、これからもがんばって描き続けてほしいな。




         
←入口の通路を逆から見ると

                                            こんな感じ


         

         
←村を壁の外から見ると

                                                       ホントに普通の住宅って感じで

                                                       とても不思議な感じ