3日目その④ 麻豆代天府から紅茶幫、合口味肉品、バスで台南中心部へ (2018年11月18日)




    
10時50分。

    
台南中心部からタクシーで約30分ほどのところにある

    不思議なお寺、
麻豆代天府の見学を終えた私たち。




    
麻豆というエリアには、

    もう一つ、私が以前から行きたいと思っていたお店がありました。




    以前、
日月潭を旅したときに見つけて、

    あまりのおいしさに感動した

    ポークジャーキーのお店、

    
合口味肉品というお店です。

    (日月潭で合口味肉品に行ったときの様子は、コチラをどうぞ)




    
合口味肉品は、日月潭店も含めて

    台湾に2店舗あって、

    この
麻豆にあるお店が本店なのです。




    というわけで。

    麻豆代天府から合口味肉品へ向かうことにした私たち。




    タクシーがまったく通らないので、

    地図アプリを見ながら、歩いて向かうことにしました。




        
←麻豆代天府の観音寶殿

        

        
←途中、忠孝路31巷の文昌祠の前を通りました




    ごく普通の田舎の住宅街を歩いていきます。




        




    こうして
麻豆代天府から忠孝路沿いに歩くこと約20分




        

        




    
忠孝路文昌路の交差点に

    ドリンクショップを発見。




    
紅茶幫 麻豆忠孝店です。




        

        




    お店の名前にもなっている紅茶のほか

    緑茶やウーロン茶、仙草茶、冬瓜茶やココア(ミロのような飲み物)まで

    いろいろな種類のアイスティーがあります。




        
←下にもメニューがあるので、指さしで注文できます

        


        
←甘さや氷の量も選べます

        
←XL、デカッ!!




    というわけで、私は…




        





    お店の看板商品

    
紅茶冰 20元(約80円)




    これが、
めちゃおいしーーーー!!

    乾いた喉に最高!




    11月の台湾は、

    さすがに真夏のような暑さではないとはいえ、

    20分も歩けば、うっすらと汗をかくくらいの感じ。




    ちゃんと茶葉から入れている紅茶だってわかる味で

    とっても美味しかったです。




    今まで見たことのないお店でしたが、

    調べてみると、台南を中心に

    高雄や嘉義、台中にもにも支店があるようです。

    ただ、残念ながら2018年11月現在、

    台北に支店が見当たりませんでした。




    もしまたお店に行くことがあったら

    ぜひまた飲みたい忘れられない味になりました。




        

        









        
←そのまま忠孝路をまっすぐ行きます

        

        
←カステラ屋さん

                                              おいしそうだったなー


        
←すぐ近くにスーパーが




    
忠孝路をまっすぐ行くとすぐに見つかりました。




        


        




    目的の
合口味肉品です。

    早速、中に入ります。




         ←私は苦手ですが

                                               さまざまな肉鬆

                                               (でんぶのような肉ふりかけ)

         ←肉紙(肉のせんべい)と肉乾(ジャーキー)


         
  



    
肉乾は、だいたいどれも150元(約570円)ほど




         
←試食させてもらえます

         ←私はオーソドックスなこの「古早味」が好きです




    私は、それほどジャーキーが好きというわけではないのですが、

    ここのは、ほんとおいしいんですよ。




    ただ、日本への肉製品の持ち込みは禁止されているので、

    注意してくださいね。




    ちなみに私が買ったのは、これ。




          




     なにげなく置いてあったこちら、

     
花生酥

     価格を忘れてしまったのですが、半斤(300g) 150元(約570円)ほどじゃなかったかと思います。




     花生酥というのは、

     ピーナツバターをサクサクとしたクッキーのように固めたお菓子のこと。




    これがめちゃくちゃおいしい!!




    花生酥は膨湖島という台湾の小島の名産品で。

    このお店で売られていたのも、膨湖島産のものでした。




    台北でも手に入るお店いくつかあるのですが

    こちらのお店の花生酥は、ほんとおいしかったです。

    お勧めです。









    
合口味肉品での買い物を終えて。

    問題は、どうやって台湾の中心部へ戻るかということ。




    合口味肉品の周りはちょっとした商店街になっていましたが、

    ここもタクシーが通る気配は、まったくナシ




    合口味肉品のご主人は、

    日本語も英語もまったく通じず、

    翻訳アプリで、なんとかバス停の場所を聞くと、

    指さしで台湾中心部に出るバス停の場所を教えてもらったので、

    そちらに向かってみることにしました。




        
←忠孝路を戻って…

        
←文昌路へと曲がっていくと…

        
←バスの車庫らしき場所を発見!




    ご主人に教えてもらった通りに歩いていくと、

    バスの停留所らしき場所を発見。

    のぞいてみると…




        
←人っ子一人いない…

        
←「麻豆」というバス停のようです

        
←台南行きの時刻表




    良く言えばノスタルジック、

    悪く言えば古ぼけた時刻表を探してみると、

    
橘12という路線が台南の中心部へ向かうバスだということがわかりました。




    このとき時刻は
11時半。

    次のバスが来るのは
13時半。




    ががーーーん。

    2時間近くもあるよ。




    とはいえ、何もないバス停で

    ぼーっと2時間しているのも辛いので、

    とりあえず商店街の方に戻ることにしました。




        
←合口味肉品の方へ戻ると

                                              
ご主人が心配そうに私たちの方を見ていましたが

                                              お互い言葉が通じないので、目で会話(笑)





    日差しが暑かったのと、

    相棒のりょーちゃんがついでに買い物するというので、

    このスーパーの近くにあった

    台湾でおなじみのドラッグストア、
COSMED

    涼みがてら、中に入って商品を見ることにしました。




    相棒が、中で商品を見ている間、

    私はというと、

    
「大台南公車」という台南のバスに関する交通アプリを見ていました。




    2時間待つのは辛いので、

    ほかに帰れる路線がないか検索していたのです。




    すると、検索しているうちに、見つけたではありませんか!!

    
合口味肉品から、さきほどの文昌路の方角とはまったく真逆の方向へ

    
徒歩6分ほど行ったところに、別のバス停があったのです。

    


    見ると、あと30分ほどでバスが来るようです。

    余裕はありましたが、何か間違っていたり、

    乗り損ねたりすると嫌なので、

    早々に店を出て、バス停を探しに行くことにしました。




        
←忠孝路を逆に行き、中正路に出ました

        
←台南市政府警察局麻豆分局の前に

                                              バス停がありました





    やったーーー!!

    しかも、さっきと違って人がいるよー。




        
←麻豆分局というバス停でした

        

        
←私たちが乗るのは橘11

        
←橘12も通りますが、やはり1時間以上待ちます

        
←橘11の、12時半に来るバスに乗ることにしました




    バスを待っている間に、1人おばあちゃんがやってきました。

    どうやら私たちに、台南への行き方を聞いているようなのですが、

    なにぶん私たちは中国語が話せません。




    私たちが困っていると、

    おばあちゃんは向かいにあるマンションらしき建物に行き、

    同じ年頃の男性と腕を組んで出てきました。




    おそらく初対面の2人ですが

    まるで長年連れ添った2人のように出てきて、相棒はびっくり(笑)




    おじいちゃんの方は、簡単な英語が話せて、

    私たちがどこから来たのか尋ね、

    日本から来たというと、とてもうれしそうに

    
「台湾はいい所でしょ。」と話していました。




    さらに、おばあちゃんの言葉を訳してくれて、

    
「84歳には見えないでしょ。元気なのよ」と笑顔。

    正直言うと、年齢相応に見えましたが、

    ちょっとだけおだてて
「若く見えますね」というと、

    これまたとてもうれしそうで。




    おばあちゃんが台南の方に行くというので、

    同じバスですね、

    というような話をしました。




    こういう会話ができるのって、

    ほんと旅のだいご味だなぁ~って思うんですよね。




    そんな話をしていたので、

    案外30分という時間があっという間でした。




          
←ワゴン車のような小さなバス




    話をしていたら
12時半過ぎにバスがやってきました。

    台湾のバスは、日本と違って、

    
タクシーを止めるときのように、手を挙げて乗る意志表示をしないと

    
素通りされてしまうので、注意です。




         
←うまく撮れなかったけど、

                                               次の停留所が表示されるのでわかりやすいです

         ←ストップを知らせるボタンが高い位置に


  


    実は、私たちが乗った

    
橘11は、直接台南の中心部へと向かうバスではありません。




    私たちは
「西港」というバス停で降りて、

    さらに台南中心部へ向かうバスと乗り換えました。




        
←麻豆から乗った「橘11」のバス
         
        

        

        

         
←次に乗るのは「藍幹線」というラインです

         

         
←間違えないように確認!

         
←橘11は後ろのオレンジ色のラインです




    いやあ~

    つくづく、
アプリをダウンロードしておいてよかった!




    アプリで検索していなければ、

    バスを乗り継いで戻ろうという発想に至らなかったと思います。

    これはこれで、アドベンチャフルで楽しかったな。




        
←藍幹線がやってきました

        

        
←悠遊カードをここにタッチして乗れます




    私はサッサとここにタッチして座席に座ってしまったのですが、

    相棒は、チャージが足りなかったようで、

    どうしたらいいかわからずにとまどっていると、

    周りの人たちが、言葉がわからないなりに、

    いろいろ教えてくれたみたいで。




    無事、支払って一緒に座りました

    言葉がわからなくても大勢の人が助けてくれるって、

    うれしいですね。




        
←こちらのバスは大きかったです




    そんなこんなで。

    台南の中心部に戻ってきたのは、
13時40分ごろ。

    バスに乗ってからは1時間ほどで戻ってこられましたが、

    ちょっとした冒険となりました。




    結果論的には、バス旅も楽しかったのですが、

    やはり
麻豆エリアはとても不便で、

    うまくアプリなどを活用すれば、バスでも行けると思いますが、

    時間もかかりますし、

    あまり慣れていない方には、タクシーや車をチャーターして行くことをお勧めします。

    


        
←林百貨近くの小林煎餅まで戻ってきました

                                              無事戻ってこられてホッ