2日目その⑧ 林百貨店を見学(2018年11月17日)
16時10分すぎ。
私たちがいた赤崁樓から
次の目的地、林百貨店までは750メートルほどで、
徒歩で10分ほどの距離なので、
歩いていくことにしました。
←赤崁樓のすぐ目の前にあった
呷霸白腹魚羹
なんだかおいしそうで、おもわずパチリ
←行きたかったかき氷屋さん
冰郷
テーブルがお客さんでいっぱいで
残念ながら断念
←こんな写真が貼ってありました
気になっていたかき氷店、冰郷を通り過ぎて。
民生路一段を渡って、忠義路二段へと入っていきます。
←中和境開基三官廟
この辺りには、たくさん立派な廟があって。
歴史的なエリアなんだなぁ~とキョロキョロしながら進んでいくと…
見えてきました!
林百貨です!
交差点の角にシンボリックに建つ林百貨店。
中に入ると、1階には…
←エレベーターが5階にいることを
示しています
1932年、山口県出身の林方一さんによって建てられた
林百貨店。
このエレベーターは、当時、最先端のエレベーターで
もちろん、リニューアルはしているものの
創業当時から同じ場所にある
林百貨店の見どころの一つです。
←3階まで下りてきてます
←エレベーターの床に林マークが
林百貨店に来るのは初めてだったので
まずはエレベーターで最上階まで行って、
上から下りてくることにしました。
5階に着くと。
←カフェ&お土産屋さんがありました
←奥から屋上へ行けます
せっかくなので、屋上に行ってみることにしました。
←屋上
屋上に上がったところです
建物の中は、お土産屋さんでした。
←レトロなポスト
←林印の旗が
ここのお土産屋さんで、おもわず買ってしまったのが…
ここ最近、台湾のお土産屋さんで
ちょくちょく見かける小さなマグネットの林百貨店オリジナルバージョンです。
マグネット 90元(約340円)
かわいーーー。
←1962年ごろの屋上からの景色写真
屋上には、昔の屋上からの風景写真もありました。
そして…
屋上には、末広神社が。
1933年、開業の翌年に造られた神社で、
通常2本ある鳥居の上部分がないのは、
第二次世界大戦で空襲されたからだそうです。
神社の横には日本語の説明書きがありました。
さらに…
奥に建物を見つけたので行ってみましたが、
2018年11月現在、中には入れませんでした。
後から調べてわかったことですが、
どうやらここは、エレベーターの機械室だそうです。
←屋上から5階の様子をのぞくことができます
再びもと来た階段を下りて、5階へ。
考えてみれば、朝ごはんはしっかり食べたものの、
その後に食べたのは豆花だけで、
お昼ご飯を食べ損ねていたので、
ここでちょっと休憩することにしました。
←茂記黒豆花
5階には、休憩できるお店が2店舗あります。
1つは茂記黒豆花。
午前中に安平で豆花を食べていなければ、
間違いなくこちらに入っていたと思います。
黒豆花 40元(約150円)~
ほかにも
魚丸湯 45元(約170円)
貢丸湯 45元
といったスープ類や
台南傳統擔仔麺 65元(約250円)
台南発祥の麺、担仔麺も食べられるようでした。
時刻はすでに16時半を過ぎていたので、
ここでお腹いっぱいになってしまうと
楽しみにしている夕飯が食べられそうにないので、
もう一つのお店に入ることにしました。
台南好美味
というお店です。
中に入ると…
←メニュー
肉包(肉まん)、かき氷、アイスクリーム、ソーダ
といったメニューがありました。
←冷えたドリンクも売られていました
←抹茶ソフトクリームの機械
注文したら自分で作るのかな!?
←お土産なども売られていました
というわけで…
私たちは2つのかき氷を注文。
林百貨紅豆牛奶冰 60元(約230円)
林百貨店鳳梨冰 60元(約230円)
百貨店の中でかき氷を食べてこのお値段って、感動的。
しかも、ビジュアルもかわいくって、テンションが上がります!
←髪はかき氷には付いてませんよ、念のため
というわけで、さっそくいただきます!
←ビジュアル、かわいー
こ、こ、これは……
甘い!!
だいぶ甘い!!
鳳梨冰とあったにもかかわらず、
パイナップルが乗っていないので、
どんな味かなと思いつつ、
ビジュアルに完全にやられていました。
おいしくないわけじゃないんです。
いえ、むしろ、おいしいんです。
少なくとも数口食べている間は、
おなかがすいていたことや、歩き疲れていたこともあって、
甘さが五臓六腑に染み渡る感じで
とてもおいしかったんです。
ただ、上に乗っていたのは、
パイナップルジャムで、
一度にパイナップルケーキをを何個も食べられないように、
これをずっと食べ続けるのは、なかなかでした。
しかも…
当然、こちらも甘い。
あずきが甘いのは、もちろん覚悟していましたが、
パイナップルまでこれほど甘いとは思わず、
あまりの甘さに食べきれず、残り3分の1ほど残してしまいました。
正直言うと、台湾のかき氷で食べ残したのは
ここが初めてで、自分で注文したにもかかわらず、
ちょっとショックでした。
甘いものが大好き!という方にはお勧めですが、
量が多いので、女性であれば2人で1皿で十分だと思います。
←壁にあった懐かしい雰囲気の古時計
←階段で4階へ
17時20分。
エスカレーターはないので、
階段で下りていきます。
←4階にカフェがありました
ががーん。
4階に林カフェなる喫茶店がありました。
←ケーキやプリンなどのデザートがあるようです
もちろん、食べてみなければわからないことなので、
かき氷を食べたこと自体は
まったく後悔していないのですが、
次回、台南に来ることがあったら
覚えておきたいカフェだなと思いました。
人気の百貨店なのに、
少なくともこのときは、さほど混んでいなくて、
案外穴場だなと思いました。
2階&3階には、さまざまな雑貨が置いてあって、
私は買い物をしなかったのですが、
見て回るだけでも楽しかったです。
←かわいー
←レコード盤で作られた時計
すーてーきーーー!!
そして、林百貨店で私が一番興奮したのが…
←1階
1階の食品売り場です。
箱、かわいーーー。
林百貨店に入ってきたときに見た、
エレベーターの表示板がデザインされています。
中にはパイナップルケーキが入っていて、680元(約2580円)でした。
ちょっとお高めですね。
屋上のお土産屋さんでも売っていた
台南名物のお菓子、椪餅(ポンビン) 40元(約150円)です。
お店によって大きさが違うようですが、
林百貨店の椪餅は、コンビニの肉まんくらいの大きさでした。
←私も1コ買ってみました
中は空洞になっていて、
内側に黒糖が塗られています。
2つに割って、中にバニラアイスを入れて食べたら
美味しいだろうなと思ってやってみたのですが…
残念ながら、私が買ったのがたまたまだったのか、
それとも、もっと早めに食べればよかったのか、
あるいはもともとこういうものなのか、よくわかりませんでしたが、
湿気たような生地で
アイスを乗せると、余計べちゃっとしてしまって、
むしろ食べづらくなってしまいました。
私のイメージでは、パリパリとした生地かと思って、
ウエハースのような感覚で食べられるかと思っていましたが、
個人的にはちょっと残念でした。
そして、もう一つ気になったお菓子がこちら。
原味杏仁荖 150元(約570円)
黒糖杏仁荖 180元(約680円)
一粒一粒は大きめのお団子くらいなのですが、
こちらも中が空洞になっていて、
外側にアーモンドスライスがまぶされています。
こちらも、もう少しパリパリした生地をイメージしていたのですが、
ちょっとぬれせんべいのような感じで、
周りにかかっているアーモンドは飴がけにになっていて、
おいしいことはおいしかったのですが、
歯が弱い私には、ちょっと歯にくっつく感じで、ちょっと苦手でした。
←置いてある家具もレトロで素敵
ほかにも、おしゃれなお茶やお菓子などが
たくさんあって、
さんざん迷いましたが、
結局やめてしまいました。
レジには、多くのお土産を買い込む人がいて、
お土産探しに立ち寄ってみてもいいと思います。
←夜の林百貨店
18時。
外へ出ると、もう空が暗くなっていました。
交差点の角に建つ林百貨店。
夜のライトアップもとてもキレイ。
この日1日、安平を見て赤崁樓を見て、そしてこの林百貨店を見て
台南を満喫して、とっても充実した気分になりました。