2日目その⑦ 台南のシンボル、赤崁樓(2018年11月17日)
15時20分すぎ。
タクシーで赤崁樓に到着しました。
←赤崁樓
赤崁樓は、何度か写真で見たことがあったけれど、
信号の向かいから見ると、
思っていたよりちょっと小さくて、想像とはちょっと違う雰囲気。
それでも、さすが台南を代表する古跡だけあって、
多くの人が入っていっていました。
赤崁樓は、安平樹屋に行ったときに購入しておいた
古蹟漫遊券で入ることができます。
私たちは、この古蹟漫遊券で入場したのですが
通常の入場料は50元(約190円)でした。
(古蹟漫遊券については、コチラをどうぞ)
赤崁樓の敷地内に入ると。
←アーチをくぐると…
←海神廟が見えてきました
赤崁樓は、17世紀にオランダ人が建築したもので、
オランダや中国、そして日本といくつもの国や政権に翻弄された歴史があります。
そして、2つの建物で成り立っています。
まず、私たちが見たのは、
アーチをくぐってすぐのところにある海神廟。
←風が強かった!
←海神が描かれています
赤崁樓は、まさに赤い建物なのですが、
近くで見ると、青とのコントラストがとても美しい建物です。
←海神廟の入口周りは
ベランダのようになっています
←隣の文昌閣
←屋根の裏も美しいです
←梁
←入口扉
さあ、中に入ってみましょー
←模型
←鄭成功の肖像画
1階には、台南のヒーロー、鄭成功の肖像画や
赤崁樓に関する資料などが展示されていました。
そして…
階段があったので2階に上ってみました。
←真ん中に船の模型がありました
←2階の天井
←梁
2階は、外に出ることができます。
←2階からの景色
赤崁樓の入口の方を眺めています
←屋根の飾り部分
←ベランダの手すり
←屋根
ちなみに、ベランダはというと…
こんな感じになっています。
上にの写真で私の後ろに写っているのが、
隣にある文昌閣です。
←海神廟から見た
文昌閣の2階部分
←屋根に何かの顔が…
←海神廟(手前)と文昌閣の屋根
←文昌閣の入口を見下ろしています
←海神廟の入口方面を見下ろしています
2階からの眺めは、
さほど遠くまで見渡すことができるわけではないのですが、
隣の文昌閣がよく見えて、これはこれで面白いです。
というわけで、せっかくなので一度下りて
隣の文昌閣にも上ってみることにしました。
←文昌閣の入口
私としたことが、文昌閣全体の写真を撮るのを
すっかり忘れていました。
中に入ると。
←「科挙制度」と書かれた板がありました
←科挙制度について書かれた説明
←入口を中から見たところ
科挙というのは、その昔、中国などで行われた
官僚登用試験のことで、
今でいうところの、国家公務員試験のようなものでしょうか
海神廟は、その名の通り、海の神様を祀る廟で
文昌閣は、こちらもその名の通り、学問の神様が祀られています。
←こちらも階段で上れます
2階に上ると。
部屋の真ん中にあったのは、合格祈願絵馬。
この辺りは、日本も台湾もよく似ていますね。
海神廟と同じように、ベランダへ出てみます。
←外から部屋の内側を見たところ
←色合いがちょっとドラえもんっぽいと思ったのは
私だけでしょうか…(笑)
正直、外を見た景色は、
海神廟の2階からの眺めと
あんまり変わらないかな。
←文昌閣から見た海神廟
そして、もう一度中に戻ると…
恐ろしいのか、お茶目なのか、
なんとも言えない表情&ポージングの像ですが
文昌帝君という学問や試験の神様だそうです。
よく見ると、右手には筆を持っているんですね。
←窓枠の格子
海神廟と文昌閣を見終えて。
←御贔屓牌
清朝時代の1787年、
清に対して反旗を翻した
林爽文事件を平定した福康安を称賛する石碑が置かれています。
石碑を下で支えているのは亀で、
龍が生んだ9匹の子のうち、
1匹は重荷を背負う神通力を持つ
亀に似た生き物、贔屓になったという伝説から
亀の像だそうです。
15時40分。
20分ほどで赤崁樓を見終えて。
←赤崁樓前の民族路二段
赤崁樓を出た道路の向かいに
気になるお店、
進福大灣花生糖が。
私、台湾のピーナツを固めたお菓子、花生糖が大好きなんです。
その専門店ということで、
ちょっとのぞいてみました。
←多くの人が並んでいました
←箱詰めでも売っています
てっきり店舗内に商品が陳列してあるものと思っていたら、
対面式で注文するパターンでした。
これはなかなか初心者にはハードル高い。
進福大灣花生糖では、
3種類のお菓子を売っています。
1つは、看板商品の花生糖で、ピーナツをあめでコーティングしたお菓子です。
もう一つは、花生捲といって、花生糖を温めて薄く伸ばし、
砕いたピーナツをまぶして巻いたお菓子です。
そして、もう一つは黒芝麻、これは黒ゴマをあめでコーティングしたお菓子です。
3種類が入ったミックス袋は100元(約380円)で、
袋には、3種類のお菓子を好きな割合で入れてもらうこともできます。
で、初めてだったので試食させてもらったのですが…
これがちょっと、歯が弱い私には、
あめが、歯に残る粘り気がありまして…
もちろんおいしかったのですが、
歯の詰め物を持っていかれそうな感覚だったので、
残念ながら、あきらめました。
でもきっと、花生糖が好きな方には、
自家製で試食もできるこちらのお店は、
台南に来たら、立ち寄る価値ありのお店だと思います。