2日目その④ 安平地区をめぐる③安平古堡(2018年11月17日)
11時ちょうど。
安平古堡に到着。
←安平古堡の入口
安平古堡の入場料は50元(約130円)ですが、
私たちはすでに安平樹屋で
台南にある4つの史跡に入ることができる古蹟漫遊券を購入してあったので、
そのチケットで入りました。
(古蹟漫遊券については、コチラをどうぞ)
←安平古堡内の地図
←安平古堡に入ったところ
入口を入ってすぐ右手に、
よくガイドブックなどで見る展望台が見えたのですが
先に目の前にあった熱蘭遮城博物館(ゼーランディア城博物館)を
見に行くことにしました。
←熱蘭遮城博物館
安平古堡は、その時代によって多くの名前を持ちます。
それは、台湾が多くの外国によって翻弄されてきた証でもあります。
もともとはオランダが台湾に進出してきた17世紀、
この砦が建てられ、当初は奥倫治城(オラニエ城)と名付けられましたが
その後、熱蘭遮城と改名。
さらに台湾の英雄、鄭成功がこの城を奪取すると
安平城と改名されました。
しかし、鄭政権が終焉し、一時期は衰退。
日本統治の時代が始まると、今の安平古堡という名前が付けられたということです。
というわけで、熱蘭遮城博物館は、
オランダがこの辺り一帯を貿易拠点として
支配していたころの資料が展示されています。
←船の模型や歴史年表などが展示されています
←博物館から外を見たところにあったガジュマル
←博物館から見た入口
ちなみに、この博物館の建物そのものも
かつては税関事務所だったそうです。
←展望台へと向かう階段
この階段を上ると、展望台や史跡記念館などがあるのですが、
その階段を上る手前に、石碑があります。
それでは、階段を上って行ってみましょー。
遠くから見ていたときは、さほど感じなかったのですが、
階段に近づいてみると…
案外、急だし!
お年寄りなども普通に上っていたので、
ちょっと驚きました。
階段を上りきると。
←階段を背にして右を見たところ
←階段を背に左を見たところ
周りには壁があって、周りを一周することもできます。
←史跡記念館は
2018年11月現在お土産屋さんになっています
←台南の史跡限定ビールが売られていました
お土産屋さんは後にして、
先に展望台に上ることにしました。
塔が大好き、世界各国の塔を上ってきた
自称・塔マニアの私からすると
それほど高さを感じない塔です。
←中に入ったところ
中も白くて、非常にシンプルな感じ。
ガイドブックやネットで写真を見たときは、もっと古いイメージだったのですが、
実はこの塔、それほど古い建物ではなくて。
砦は、17世紀に建てられたものですが、
この塔は、1945年に建てられたものなんです。
さらに、1970年に展望台として改装されて今に至ります。
階段を上りきると…
360度外が見えるようになっています。
←表示がわかりやすい!
←安平樹屋が目の前に見えます
窓に見える建物などが書かれていて、とてもわかりやすい
で、展望台の一番上で見つけたのが…
←階段の手すりに…
こういうカギって、ほんとどこにでもあるのねー
←塔の階段を上から見たところ
ちなみに、このカギがどこで売られているかというと…
そうです。
史跡記念館の中にあるお土産屋さん。
1コ 99元(約380円)でしたよ。
←記念館の中に飾られていた絵
←安平古堡の模型
お土産屋さんを出て、砲台などを見に行きました。
←軍装局の石碑
←展望台からの眺めもいいですが
ここからの眺めもいいですよ
←史跡記念館を横から見たところ
最後に、階段を下りて
古堡石碑のあったところまで戻ってくると。
台南の英雄であり、かつてこの砦の主でもあった
鄭成功の彫像がありました。
私は、ここに来るまで
鄭成功のことは、ほとんど何も知らなかったのですが
こうしていろいろ調べたりしてみると
なんだか台湾の歴史をちょっと知ることができたような気がします。
安平古堡の見学は以上で、
30分ちょっとで終わりました。
案外あっけなく見終わったな、という気がしなくもなかったですが
台南に来るのが初めてであれば、
安平樹屋から歩いてすぐなので、併せて一見の価値ありだと思いました。