1日目その② 台北・桃園空港から新幹線で台南、シャングリラホテルへ(2018年11月16日)
今回、私が初めて台南に行くにあたり、
悩んだのが、どういう経由、日程で台南に入るかということ。
2018年11月現在、
東京から台南への便はなく、
行くなら、台北か高雄から入って移動することになる。
私たちは、予算の関係からLCCを使うことに決めていて、
結局、スケジュールの都合で、
台北から入ることにしたのだけれど、
後から考えたら、台北を観光したりしないのであれば、
やはり高雄から入るべきだったなぁと思いました。
それくらい、同日のうちに
成田から桃園空港、そして、新幹線で台南入りするというスケジュールは、
ちょっと私にはハードなものでした。
←桃園駅行きのバスも地下から出ています
17時。
16時には、桃園空港に着陸していましたが、
なんだかんだで、やはり空港を出るのは1時間くらいかかります。
新幹線の駅がある、高鐡桃園駅は、
残念ながら桃園空港とは直結しておらず、
バスやMRT、タクシーなどで移動する必要があります。
←りょーちゃんはコンビニで悠遊カードを購入
←私はこの緑奶茶(緑茶ミルクティー)を購入
想像はしてたけど、甘かった!
←「桃園」ではなく、「高鐡」の方なので、ご注意を
「桃園」行きに乗ってしまうと、
新幹線駅ではなく、桃園市内の中心部に向かってしまいます
←サービスカウンター
運賃は、ここではなく車内で払います
←12番乗り場
高鐡桃園駅行きは、12番乗り場から出ていて。
705番路線。
ここで、私的にちょっと誤算が生じました。
というのも、いつも桃園空港から台北市内に出るとき、
國光客運というバス会社を利用するのですが、
だいたい10分おきくらいにバスが来て、
ほとんど待たされたことがなかったので、
今回もそんな間隔で来るものと、勝手に思い込んでいたのです。
ところが。
なかなかバスが来ないので、
統聨客運のホームページを調べてみたら、
どうやらちょうど行ってしまったばかりのタイミングだったようで。
しかも、この路線は30分おきの運行のようで、
20分近く待つことになりました。
たかが20分、されど20分。
成田から飛行機で3時間かけてようやく台北に着いて、
さらにこれから移動しようというときに、
これは体力的にも精神的にも、じんわり疲れる待ち時間でした。
←キター
←あわてて撮りましたが、なんとか705の文字が読めました
17時20分すぎ。
やってきたバスに乗れました。
悠遊カードで精算。
片道 30元(約110円)です。
←お客さんがすでにけっこう乗っていました
そして、これまたもう一つ誤算だったのは、
このバスには「充電座」、つまり、USB充電ができる席がなかったこと。
國光客運には充電座があるので、このタイミングで充電するつもりで、
機内でなんだかんだとスマホを使っていました。
といっても、桃園空港から高鐡桃園駅までは20分ほどなのですが。
←桃園駅に到着
17時40分。
高鐡桃園駅に到着。
←チケットカウンター
私たちは今回、外国人専用の新幹線20%オフチケットを予約してありました。
このチケットは、台湾の人以外の国の人に適用されるチケットで、
時間の予約が必要なく、さらに、指定席も無料なので、
例えば飛行機が遅れたら…という心配もなく、
行動に予定が立たない人にもとても便利です。
(外国人用新幹線オフチケットはコチラをどうぞ→
)
ところが。
ここでもまたまた大誤算が。
金曜日だったこの日。
どうやら、台北から地方へと行く人でいっぱいだったようで、
すでに指定席は、どの列車も満席。
自由席でいいか聞かれましたが、
すでに台南のホテルは予約済みで、席があろうとなかろうと
台南に向かわざるをえません。
とりあえず、直近で乗れる新幹線のチケットと引き換えてもらいました。
←時刻表
←モスバーガーがありました
←出発が迫っていたので、早めに改札へ
←プラットフォームへはエレベーターがあります
割引チケットは自動改札を通れないので、
端っこのスタッフに開け閉めしてもらう扉へと向かい、
チケットを見せて、はんこを押してもらって通ります。
←割引チケット
通常、左側に指定席番号などが打たれるようなのですが、
今回は、自由席になってしまったので空欄。
18時10分。
予定時刻に電車がやってきました。
想像通り、自由席はすでに台北駅などから乗っていたお客さんでいっぱい。
いくつか空いている席もありましたが、
大きい荷物を持っていた私たちは、サッと動くことができず、
座席に座ることはかなわず埋まってしまいました。
というわけで、立って移動する羽目に。
これもまた大きな大きな誤算でした。
←新幹線で座れず
ただでさえ、成田からの移動で疲れているのに、
立ちっぱなしの新幹線移動は、衝撃でした。
ただ、とてもラッキーだったことに、
桃園駅から約10分の隣駅、新竹駅で席が空いて。
私よりその席の近くに立っていた男性が座るかな、と思ったのですが、
よっぽど私が疲れた顔をしていたのか、
その男性が席を譲ってくれました。
台湾の男性は、本当に優しい~~~
その後、台中、嘉義と停まって…
19時半、台南に到着。
桃園から台南までは、約1時間20分です。
←高鐡台南駅に到着~
さてと。
ここでホッとできないのが、
台湾の新幹線旅。
台北駅を除いて、
ほとんどの台湾新幹線の駅は、
街の中心部から外れたところに造られている。
もちろん台南も例外ではなく
高鐡台南駅から、さらに街中へと移動が必要で。
私たちは、このとき、台湾鉄道、通称台鐡を利用して
台南火車へと出る予定にしていました。
←台鐵の駅はつながっています
←一度外に出ます
←まっすぐ行くと…
この先が、高鐡台南駅に直結している
台鐡の駅なのですが、
ややこしいことに、台鐡の駅は、「台南駅」ではありません。
沙崙駅といって、
ここからは沙崙線という電車で台南火車を目指します。
ちなみに沙崙駅から台南駅までは、50元(約190円)。
ここでも悠遊カードが使えます。
というわけで、早速自動改札を抜けて、
ホームへ行くと…
←ちょっと見づらいですが…
ええと、ええと、ええええええっと
マジで!??
一瞬、自分の時計が間違っているのか、
はたまた時差の計算を間違えたのかと、
スマホの時計を3度見くらいしてしまいました。
このとき時刻は19時40分。
次に台南行きの電車が来るのは…20時30分。
さらにその次に来るのは、21時27分って……
1時間に1本しかないの???
これはかなりの衝撃でした。
誤算も誤算。
かつて台中で、同じように新幹線の台中駅から
台鐡を使って台中火車へと出たときは、
20分ほど待ったので、それくらいは覚悟していたのですが、
まさか1時間近くも電車がないとは、思いもしなかったのです。
うそでしょ!?
ちなみに帰国後に時刻表を調べてみたら、どの時間帯も
だいたい20~30分おきくらいに出ていて、
このときなぜ1時間に1本しかなかったのか不明でした。
ただ、これまでの経験上、
台鐡が遅れることは、けして珍しいことではないので、
台鐡を使って市中へ出る予定の方はそのつもりでいた方がいいかもしれません。
そして、私たちはというと。
とても1時間も待つような気力も余裕もなく。
即座にタクシーに乗ることに気持ちを切り替え、
踵を返して改札を出て、
高鐡の出口の方へと戻って、タクシー乗り場へ向かうことに。
いやー、あまりにビックリして、
沙崙駅は、ほとんど写真を撮らずに出てきちゃいました(笑)
←高鐵台南駅のロビー
←広々としていますねー
駅ナカから外へ出て、右手の方を見ると。
←タクシー乗り場が
すぐにタクシー乗り場が見つかりました。
新幹線に、あんなに人がたくさん乗っていたとは思えないくらい
台南駅は、それほど混雑している様子がなくて。
むしろ駅外は閑散としているくらいで、
乗客の皆さんは、どこへ行ってしまったのかしら??って感じ。
なにはともあれ、タクシーが待っていてくれてほっとしました。
←タクシーに乗りました
中国語がわからない私たちなので、
言葉はまったく通じませんでしたが、
幸い「シャングリラ」という言葉はわかってもらえました。
有名ホテルを予約しておいてよかったなぁと、しみじみ。
そして、台南火車近くにある私たちが泊まった
シャングリラ・ファーイースタン・プラザホテル台南(香格里拉台南遠東國際大飯店)までは
タクシーで約20分。
台南のタクシーの初乗りは85元(約320円)で
駅からホテルまでは、395元(約1500円)でした。
初めての台南。
思わぬことが多くて、ちょっとドキドキするけど、
楽しみだなぁ~