1日目その@ 再びディレイ。チャイナエアラインで台北へ(2007年1月18日)
12時20分。
私は成田空港にいた。
今回の出発は、久しぶりに徹夜仕事明けに
成田へ直行。
仕事で夜まで出発できない今回の相棒、こみちゃんを置いて、
先に昼便で1人で台湾に乗り込むのだ。
ふあああ。
眠い。
ピッタリ2時間前にチェックインをする。
ところが。
「え〜っと……。今日は、満席で……。少々お待ちください」
ぽっかーん。
はい!?
満席ってどういうこと???
文句を言おうとする口を開く暇も与えず、
チェックインカウンターのおねえさんが、どこかへ走っていく。
何ソレ〜〜〜!???
まだ余裕で2時間前よ!?
しかも満席って………新幹線かよっっっ!!
しょっぱなから頭に来てると、
戻ってきたおねえさんが、
「申し訳ありません。今日は満席で…。
通路側も窓側も空いてなくて、真ん中の席になってしまいますが…。
よろしいですか?」と聞く。
よろしいですかってアンタ……。
どうせ機内では寝るだけだし、文句を言うのも面倒になって、
渋々承諾。
なんなんだ。チャイナエアライン…!
←今回私が乗った
14時20分発チャイナエアライン
今回、私たちがチャイナエアラインを選んだのには理由があった。
2007年1月現在、成田から台北へは、
チャイナエアラインの他にも、多くの航空会社が乗り入れているけれど、
相棒に都合のいい、19時以降の便があるのは、
チャイナエアラインとエバー航空の2つだけ。
そのうち、エバー航空はマイレージプログラムがどことも提携しておらず、
どうせなら、マイレージが貯められるチャイナエアラインでということになったのだった。
ところが。
搭乗予定時間になっても、全然アナウンスがない。
も、もしかして……。
「お客様にお知らせします。
14時20分発チャイナエアラインは、現在遅れております。
もう少々お待ち下さい…」
あたーーーー。
実は、チャイナエアラインを使うのは、
今回が3回目なのだけど、
出発がディレイするのは、今回で2回目。
打率高っっ!!
結局、50分ほどディレイして、搭乗となった。
く〜〜。
少しでも早く着いて、遊びたいのに〜〜!!
←私の席から撮った機内
しかも、席に着いて、再び唖然。
そう。
ご覧の通り、緊急避難口前シートだったのだ!
はい〜〜!?
飛行機をよく利用する方なら、今更説明の必要もないだろうけど、
この席は、何か緊急事態が起きたとき、
キャビンアテンダントとともに、
乗客の避難の手助けをしなくてはならない席。
アホか〜〜!!
普通、こういう席になるときは、
言葉が話せるかとか、緊急時のときの説明とか
チェックインのときに予め確認するだろーーーーー!!
←要は、緊急時にはよろしく!
って書いてある紙(笑)
いきなり、上の写真の紙を渡された。
信じられん。
とりあえずこれくらいの英語なら、なんとなくわかるからイイものの、
私が英語なんかさっぱりわからない人間で、もし何か起きたらどうすんだ。
あたしゃ、真っ先に逃げるでよ(笑)。
しかも、スチュワーデスからは当たり前のように中国語で話しかけられ、
「わからないから日本語か英語で。」と英語で伝えれば、
まくしたてるように英語で話しかけられるし。
もぉぉ〜〜!!!
15時10分。
ようやく離陸。
日本と台湾の時差は、マイナス1時間。
成田から台湾へは、約4時間のフライト。
ちなみに、今回私が乗ったチャイナエアラインには、
背もたれにモニターがなく、
一番前にある大きなプロジェクターで見る
古いタイプの機体だった。
そんなワケで。
眠いしやることないしで、即爆睡。
ところが……。
16時10分。
スチュワーデスさんに起こされた。
「ビーフ!?or シーフード!?」
どんなメニューかよくわからないけど、
私は海老が嫌いなので、無難なビーフを注文。
出てきたのは………。
←機内食
つんつん。
え〜〜〜〜っと………。
この食べ物は一体……????
だって………。
コレ。
ですよ!?
いくら機内食とはいえ、
もう少し見た目もどうにかした方がいいんでないの!?
見た目だけで、すでに食欲が萎えつつも
とりあえず、どんなモンかと一口、口に運ぶ。
………。
ご馳走様でした。
ものすごーーーーく何時間も煮詰めて、
肉も固くなって、タレも濃すぎてどうにもならなくなった、
すき焼きの残り物って感じ。
とても、あれほどオイシイものがあふれている国の食べ物とは思えん。
まあ、あと数時間で
それこそオイシイものだらけの国に到着するんだから
別に機内食がマズくても、それほど怒るほどのことでもないんだけど。
←フルーツはおいしかったです
←台北・中正国際空港の中
19時15分。
予定より1時間ほど遅れて
台北・中正国際空港に到着。
思っていたほど、あったかくない。
平均気温が20℃近いというし、
シャツ1枚で十分かと思っていたけれど、
薄手のジャケットくらいはあった方が良さそうだ。
それにしても……。
こんなに到着ゲートからイミグレーションまで遠かったっけ!?
2年ぶりの台湾に、おもわずキョロキョロ。
なんだか不思議な感じ。
←台北・中正国際空港の到着ロビー
←ちょっとドバイ空港っぽいですね
ロビーへ出ると、
旅行会社の現地係員が迎えに来てくれていた。
「両替、しました?」
実は、今回私たちが申し込んだツアー。
空港からホテルへの送迎をしてくれるかわりに、
旅行会社指定の両替所に寄ることになっていて、
空港での両替はしないように、言い渡されていたのだ。
そこでの両替手数料が
客の紹介マージンとして、旅行会社へと入るってワケ。
ところが……。
「飛行機、遅れた。
私、時間オーバー」
という、現地係員の一言で、空港で両替をさせてもらえることに。
あは。
もしかしてディレイしてラッキーだったかも!?
だって。
実は、台湾の空港のレートは、市内で両替するより、
良かったりする。
市内の銀行では、手数料に一律100元(約370円)かかるし、
ホテルやデパートの手数料は、いわずもがなだし。
←空港の両替所。
このド派手なピンクの表示で
すぐわかります。
さあ。
ちょっと出遅れたけど、旅はこれから。
しっかり遊ぶどーーーー!!