2日目その① シドニー国際空港からシャトルバスで市内へ(2010年9月24日)




        
←シドニー空港に着いたよ

        

        
←入国前から免税店の誘惑が…(笑)

        




    
7時10分すぎ。

    予定よりも
10分ほど早くシドニー国際空港に到着した。

    
シドニーと日本の時差は、プラス1時間




        
←バゲッジクレーム




    バゲッジクレームも特に問題なく荷物をピックアップ。

    いよいよ外に出ようと出口に向かうと…




        

        




    な、ナニコレ!?

    すっごい大行列ができてるんですけど!!!




    まるでディズニーランドの人気アトラクションのような大行列。

    あまりのことにとまどっていると、

    どうやら空港職員らしい女性に声をかけられた。




    
「この紙は?」




    機内で記入するように渡された税関申告書を見せられたので、

    記入したものを渡す。




    
「何か食べ物を持っているんですか?」

    
「はい、これを」




    
オーストラリアは、国外からの持ち込みについて、

   非常に厳しい制限を行っている。


    特に、食品、植物、動物については厳しく、

    魚や野菜などの生鮮食品はもちろんのこと、

    インスタント麺のような乾燥したもの、お菓子、ビスケットの類、

    調味料までも厳しく管理されている。




    そのことは、事前に調べていて知っていたのだけど、

    出国前に食べ物を買っていたので、

    
後から見つかって面倒なことになるよりは…

    と、思って、素直に税関申告書に食べ物を持っている旨を記入しておいたのだ。




    なので、聞かれることは覚悟していたけれど、

    まさか、こんな大行列を成して、いちいち出口で荷物検査をしているとは思いもよらなかった。




    これは……

    もしかして、もんのすごい時間がかかるかも!???




    すると…




    
「これならOK!向こうの方の黄色いサインのところに行って!」

    
「え!?向こう?黄色?どこ??」

    
「あれ、あっちの奥のほうに黄色いのが見えるでしょ」




        
←奥に黄色い看板が見えますかー?




    税関申告書には、女性がハンコを押してくれている。

    それを持って、
黄色い看板のある方向へ行けってことらしい。




    出口に並ぶ大行列を横目に、黄色い看板の方へと向かう。




    うあー。

    ヤだなー。

    やっぱり食べ物持ってたのが、ヤバかったのかなー




    と言っても、逃げられるものでもないので、

    黄色い看板の方へと向かうと…




        
←これが目印

        

        
←到着ロビー




    あ、あれ!???

    あっさり出られた




    どうやら、ちゃんと食べ物を見せたのが良かったのか、

    まったく出口での荷物検査はなく、すんなり外へと出られた。




    
やだーーー!!ラッキーーーーー




    ちなみに、私が持っていたものが何かと言うと。




        
←これね




    もしかして私、
これで救われた!?




    と、言っても、コレを持っていれば

    必ずあっさり出られるかは、私の方では保証しかねますので

    オーストラリアに食べ物を持ち込む予定の方は、

    重々ご留意の上、ちゃんと申告してくださいね。









    ええっと…

    まずは両替をしなくては…




        
←到着ロビーの両替屋さん

        
←上に同じ




    ええっと……どれどれ…




    …………。。。。




    
1ドル=94円!?

    はい??




    ちなみに。

    私が旅をした2010年は、15年ぶりの円高を更新するほどの円高ぶりで、

    対豪ドルに対しても、リーマンショック直後ほどではないにしても

    市場価格で
1豪ドル=78~83円あたりをウロウロしていて。

    成田空港でも、1ドル=90円だったのに。




    
4円も高い!!!!




    がぁぁぁぁん!!!

    成田の方が高いって聞いてたのに……。

    大ショック




    と言っても、両替しないことには市内に出られないので。

    泣く泣く
5000円にケチって両替することにする。




    すると。

    手元に戻ってきたのは、
45豪ドルばかり。




    え。

    え。

    ちょっと待って。

    頭が混乱して、計算できない。

    
あたし、頭悪すぎ!?




    どう考えても、
1ドル=100円超えてるよね!?




    びっくりして、窓口へと引き返し、

    計算間違いじゃないかと訴えると…




    
「手数料がかかるので」




    はい!?


    あまりのことに動転して、

    キャンセルしてお金を戻してもらえないかお願いしたけれど、

    一度換金したものはキャンセルできないと、すげなく袖にされ

    (日本円に戻したところで、両替しなきゃならないことに変わりないんだけど)




    
市場価格と20円もの大きな開きに、

    あまりのショックに心臓がバクバクしてしまった。




    
成田で換えておけばよかったーーーーーー!!!




    ちなみに。

    帰国後に調べてみたところでは、

    シドニーに行く際に、オーストラリアドルの両替で一番レートがいいのは、

    まずは、日本国内の格安両替屋さんや銀行、それから成田、

    そして、シドニー市内にあるカジノ、免税店と続き、銀行などとなる。

    空港&ホテルは、恐ろしいほどの手数料なので、お勧めできないです…はい。




        
←外に出たところ




    えええっと……

    とにもかくにも市内に出なくては。




    現地に住むえぐりんと、

    仕事の都合で私より1日早くシドニーに入った、相棒のこみちゃんが

    ホテルで待っているのだ。




    空港からシドニー市内に出るには。

    車やタクシーを除くと、大きく2つ




    1つは、
エアポート・リンクという名前の電車。

    空港からセントラルステーション(中央駅)を通って、

    セント・ジョーンズ駅やサーキュラーキー駅などを通り、

    タウンホール駅まで結んでいて、大人は
片道15ドル(約1350円)。




    そして、もう一つは
シャトルバス

    こちらは、窓口で申し込むときに希望のホテルを言えば、

    
ホテルの入口まで送ってくれる

    と、言っても、もちろんタクシーとは違うので、

    10人前後のお客さんが集まるのを待って出発する。

    いわゆる乗り合いバスのような感じだ。




    で。

    どちらを使うか迷ったのだけれど。

    今考えれば、私たちが泊まったホテルは

    
エアポートリンクが通る、ウィンヤード駅の目の前にあるホテルだったので

    エアポートリンクで行った方が早く着けたような気がするけれど、

    トランクユーザーの私は、ホテルの目の前まで送ってくれるという言葉に惹かれ、

    シャトルバスで行くことにしていた。




    ……のは、いいんだけど………




    
乗り場はどこーーー??




    持っていたガイドブックに、

    空港を出て右と書いてあったので、

    外に出てウロウロしてみるも、それらしき場所が見当たらない。




    いつまでも一人で迷っていても仕方ないので、

    再び到着ロビーに戻り、インフォメーションを探す。




    すると、空港の女性職員らしき人がいたので、

    シャトルバスのチケット売り場を聞くと。

    
到着ロビーの黄色と青のインフォメーションで買えるという。




    なんだぁ!

    到着ロビーのインフォメーションで買えるんかい!




    職員のオネエサンに教えてもらった方に行くと、

    ド派手なインフォメーションはすぐに見つかった。




        
←インフォメーション

                                       兼、シャトルバスのチケット売り場





    このインフォメーションは、細長い到着ロビーの

    ちょうど真ん中ぐらいにあった。




        
←近づいてってみると…

        




    オネエサンにチケットをお願いすると、

    片道か往復か聞かれ。

    帰りは、えぐりんと一緒にタクシーに乗る予定にしていたので、

    片道だけ買うことにした。




        
←片道チケット14ドル(約1290円)




    チケットを買うと、オネエサンに椅子に座って待っているように言われたので、

    声がかかるまで、椅子に座って待つことに。




        
←チケット売り場は、

                                       ミーティングポイントにもなっていて

                                       椅子に座って待つことができます





    ガイドブックにも
20分くらい待たされることがあるということは書かれていたので、

    覚悟して待ってはいたのだけれど、

    フライトで疲れた体には、この20分がけっこうキツイ




    ホテルで待ち合わせしているえぐりんに、シドニーに無事着いたことなどをメールしながら待つ。




    あーーー。まだかなぁ~~~。

    早く市内に行きたいよー。




    
8時25分。

    案の定、20分ちょっと待たされて、声がかかった。




    
「ホテル メンジーズ?」

    
「イエス!」




    あれ?私だけ??

    20分待っても、ほかにお客さんがいなかったのかしら。




    
「33番乗り場に行って」

    
「13-3?」

    
「いや、33番」




    ああ、なんだかオージー英語は聞き取りづらい。

    とにもかくにも、一人ゴロゴロとトランクを転がし、33番乗り場に向かう。

    私一人だなんて、なんてラッキー




        
←外へ出て、右の方へ

        
←この表示に従って、さらに右へ

        
←まだ距離がある!




    なんで、出口のそばにバス停を置かないのかしら。

    一人ゴロゴロとトランクを転がし、表示に従ってさらに前へと進む。

    すると…




        
←さらにこの先です

        
←ようやく乗り場が見えてきた!

                                       
右に私を待っている様子のおじさんが




    私の方をじーーーっと見て、私が来るのを待っているらしきおじさんがいる。




    もしかして、ドライバーさんかな??

    足の速度を速め、小走りに道路を渡る。




    すると、おじさんが荷物を持ってくれて、車に乗るように指示をするので、

    無人の車に乗り込もうとすると…




    
「違うよ、こっち」




        
←乗ったバス




    あれ!?




    
バスは、すでにほぼ満席で、唯一私のためにシートが空いているような感じだった。




    
「やっと来たか」

    誰かが声に出して言ったわけではなかったけれど、

    バスの中では、無言のそんな空気が流れている。




    
えぇぇぇっと……




    私の頭には、ふと思い浮かぶことがあった。

 


    飛行機の中でほとんど眠れず、ミーティングポイントで待っている間、

    ちょっとウトウトしていたとき。

    私の斜め後ろくらいに座っていたアジア人系の女性が、

    おじさんに声をかけられていたのだ。




    
「シャトルバスを待ってるんですか?」

    
「いいえ」




    そんな会話を頭の後ろで聞きながら、

    
「おじさん、シャトルバスのチケットの買い方でもわからないのかしら…??」

    などと、すっとこどっこいもいいところなことを考えていた。




    なんのこたあない。

    
私待ちかぁ~~~い!!!




    おじさんが私に声をかけてくれなかったのが、いけなかった気もしつつ、

    妙に肩身の狭い思いをしながら、乗り込むと、

    バスは、待ちかねたように、すぐに出発した。









        
←バスの中

        
←乗ってすぐくらいの風景




    バスの中では、めちゃくちゃご陽気なロックがかかっていた。

    まったく知らない曲ばっかりだったけれど、

    DJが、
「シドニー クラシック、ロ~ック!」と何度も叫んでいたので

    たぶんオーストラリアのロックなんだろう。




    もし、これが元気いっぱいの状態だったら、

    
シドニー、キターーーーー!!!

    って、私もご陽気になれたかもしれないけれど、

    飛行機に乗る前の時点から疲れ果てていた私には、

    かなりこたえるご陽気ロックだった




    そんなこんなで、バスに乗ること40分。

    バスは、中央駅前を通り、

    最初の宿に停まった。

    そこは、バックパッカーー用の小さな宿で、

    
大きいホテルだけじゃなくて、こんな小さいホテルでも停まってくれるんだぁ!と思った。





        
←バスから見たダーリングハーバー

        
←水族館、の屋根




    さらに、バスは、高速に乗って
ダーリングハーバーを通り、

    いくつかの宿に停まりながら、進んでいった。

    そして…




        
←メンジーズの入口




    
9時半。

    私たちが宿泊する
ホテル・メンジーズに到着。

    ホテル・メンジーズは、ロックスと呼ばれる地区から程近い場所にある

    
ウィンヤード駅の真向かいにあるホテルだ。




    降りてすぐにホテルを写真に収めていると、

    ロビーからかけてくる女性の姿が!




    
えぐりんだ!!




    むきゃーーーー!!!

    久しぶりーーー!!!




    たぶん、7、8年ぶりの再会だ。

    だけど、ちっとも変わってない。




    相棒のこみちゃんは、ちょうどホテルにチェックインしているところだった。




        
←ホテル メンジーズのロビー




    まだ朝早い時間だったので、部屋には入れないことも覚悟していたけれど、

    あっさり部屋に入れてもらえた。




    いつもなら、ここで部屋の写真を撮りまくるんだけど、

    少しでも早く出て、遊びに出たかったので、

    写真もそこそこに荷物だけ置いて、部屋を出る。




    さあ、初めてのシドニーステイの始まりだ!