5日目そのA 不運の連続!シェムリアップ空港とシンガポール航空(2006年7月31日)



    午前中のオールド・マーケット見学を終え、

     ホテルに戻ってきた私たち。




     本当なら、出発までの時間、

     もっと町を見学したり、あるいは、もう一度アンコール・ワットに行くなりしたかったけれど、

     どうにもこうにも体の具合が悪くバタンキュー。




     利用したホテル、
アンコールセンチュリー リゾート&スパに事情を説明し、

     
本来12時までにチェックアウトしなくてはならないところを、

     
14時まで部屋を使わせてもらいました。




     うっうっ。
ありがとう。

     
アンコールセンチュリーさん……。。。



     





        
←シェムリアップ国際空港

                                              午前中は晴れていたのに、

                                              突然、もくもくと黒い雲が


        
←空港の正面玄関




    
14時過ぎ。

    
カンボジア・シェムリアップ空港に到着。

    市内からシェムリアップ空港までは、10分から20分ほど。

    市内から空港が近いのって、ホント便利。




    だけど。

    この時ばかりは、そのことが仇に。




    だって、間もなく出発2時間前だというのに、

    まだ全然チェックインカウンターが開いてないのよ〜〜〜。




    むきゅ〜〜。

    あと10分でも、ホテルのベッドで横になっていたかった〜〜〜!




    仕方ない。ベンチで待つか。

    と、ベンチに座るも…

    ………。

    ベンチ、冷たい。




        
←出発口

        
←やっと帰れますー

        
←チェックインを済ませたら、

                                        ここで出国税を払ってから

                                        イミグレーションへ。

                                        出国税は25USドル。

                                        マスターカードならクレジットカードも使えました





    チェックインを済ませ、イミグレーションを通過したのですが…

    このイミグレーションの女性が、

    運の悪いことに、
本当〜〜にめっちゃくちゃ最悪でした。




    こちらは、気持ち悪くてどうしようもなくて、

    立っているのすら、キツイ状態で、

    カウンターにもたれてやっと立っている状態なのに、

    どうやら、新人さんらしく、
のろのろのろのろ




    パスポートがなかなか読み込めず、

    教官らしき男性と、

    
「キャハハハ!」
と笑いながらやっていたのには、

    本当にげんなりしました。




    早くしてーーー!!!




    他に乗客がいないせいか、

    5分ほど待たされても、まだのんびりやっている。

    今にも倒れそうな私を、見るに見かねて、

    相棒が、その女性職員に、

    さっさと手続きするよう、文句を言ってくれました。




    く〜〜。

    
ありがとう〜。友よ!!




        
←シェムリアップ空港の免税店




     シェムリアップ空港の免税店は、

     思ったよりキレイで、思ったより品揃えもありました。





     もちろん、グッチやルイ・ヴィトンなどのブランド品はないし、

     化粧品も、ハワイやクアラルンプールのように品揃えがあるわけではないけれど、

     一応、お菓子などのお土産や、民芸品、タバコやお酒なども置いてありました。




     搭乗ゲートは、1つしかないので、

     免税店の隣には、ずぐゲートって感じ。




        
←免税店の隣に、

                                      ゲート前の待合ベンチ

                                      (photo by ぱんちゃん)





    ベンチで横になり、ひたすら出発を待つ私。

    ところが、ココでまた一つ、

    
最悪な出来事が!!!




         
←大雨で屋根から大量の水が!

                                        (photo by ぱんちゃん)





     なんと、スコールのため、

     
出発が20分ほど遅れるというのです。




     マジっすかーーーーー!?




     しかも、この空港。

     
ゲートから飛行機のタラップまで歩いていかなくてはならなくて。




         
←つまりこんな感じです

                                        私たちが乗った

                                        16時25分発(の予定だった)

                                        シルクエアー

                                        (photo by ぱんちゃん)





     タラップまでの送迎用バスも、激しいスコールのためゆっくり運航。

     
激しい雨が降る中、屋根の下で何分も待たされる、この侘しさときたら!!

     おまけに、雨のため、ものすごく寒い。




     シ、シャレにならないっす。









    
シルクエアー機に乗ると、

    とても親切な日本人カップルの方が、熱さまシートをくれました。

    さらに、スチュワーデスさんが、氷枕を作ってくれて。




    私は、この飛行機でうなされるほどに、

    高熱を出していたのだけど、

    いただいた熱さまシートと、氷枕のおかげで、だいぶ楽になりました。




    
人の親切ってありがたい………。。。

    しみじみ。




        
←私が熱でうなされている間に配られた機内食

        
←きのこがいっぱい

                                私も食べてみたかったなぁ!

                                (どちらもphoto by ぱんちゃん)





     でもって、でもって。

     さらに、これまた
予測していなかった事態が。

     なんと、このシルクエアー。

     帰りは、
ベトナムのダナンを経由するというのです!!!




     聞いてないよ〜〜!!





     もっとも、私は、こうして旅行会社から聞かされていない経由地に

     突然着陸するのは、初めてのことではなく。

     以前も一度、チャイナエアラインでイタリアに行ったとき、

     台湾から、いきなり、気がつけば
アブダビにいたことがありました。




     だから、またか…と思って驚きはしなかったのだけど、

     よりによって、こんなコンディションのときに……。

     シドイ。




     ダナンに着いて、ぱんちゃんが、

     「かずちん、降りてみる?」と聞いてくれたけれど、

     とてもじゃないけれど、外に出る気力などない。




     でも………。

     今思えば降りてみたかったなァ。
ダナン空港

     だって、ダナンなんて、そうそう来る機会なんてなさそうだし……。
  
     しくしくしくしく。




        
←シルクエアーで出た

                                       夕飯にあたる機内食。

                                       これまた食べてみたかったな〜〜!!

                                       
(photo by ぱんちゃん)

         









     結局、シェムリアップから、シンガポールまで

     
直行であれば、2時間で到着するところ、

     ダナンを経由したため、なんと、
5時間もかかりました。

     とほほほほ。




     氷枕が溶けて、座席を濡らしてしまったことを

     スチュワーデスさんに謝ると、

    
「水だもの。乾けば、どってことないわ。

   それより大丈夫??」


     と、気遣ってくれました。




     
シルクエアーのCAさん、ありがとーーー!!




         ←23時35分発

                                        シンガポール航空機内





     シンガポール空港は、夜中だろうとなんだろうと、

     免税店がガンガン開いていて。

     内容もかなり充実しているし、暇つぶしには、もってこい。

     もちろん、私は、ゲートの待合所で死んでましたが。




     
シンガポール機に乗ると、

     私の具合が悪いのを察した、

     日本人のスチュワーデスさんが、

     3席つながって空席になっている席を見つけ、

     
「離陸後、水平飛行になったら、

   こちらで横になっていただいていいですよ。」


     と言ってくれました。




     
シンガポール航空のCAさん、ありがとう……!!!

     おかげで
7時間もの飛行中、

     私は、飛行機で一度も起きることなく、

     深い深い眠りにつくことが出来たのでありました。




         
←シンガポール航空機の朝ごはん

                                       (photo by ぱんちゃん)









     いろんなありがとうと、不運が交互にやってきたシェムリアップから日本への帰国。

     
翌日の朝7時25分。

     成田空港に到着して、最後の最後にさらなるオチが待っていました。




          

          

          




     
成田空港で、このスーツケースを見たときの衝撃ときたら!!!




     長く眠って、だいぶ良くなっていたとはいえ、この仕打ち。

     大ショック……。




     おまけに、シンガポール航空の空港職員は、

     私を立たせたまま、
30分近く待たせるし。

     酷すぎる………。




     結局その後、修復不可能ということで、

     新しいスーツケースを買ってもらうことで一件落着しました。

     こういう時のためにも、

     
旅先で健康を維持することって、大事なんだなぁ!!!




     最後の最後にいろいろあった旅行だったけれど、

     今回のシェムリアップでの旅は、本当に楽しくて、感動の多い素晴らしいものでした。

     崩れかけ、森に眠るアンコールの遺跡群。

     それから、全然スレてない素朴な人々。

     いつかまた機会があったら、行ってみたい。

     そのときも、変わらず素朴な人々がそこにいることを願って。