4日目そのC 夢のアンコール・ワット(2006年7月30日)




         
←アンコール・ワットへ向かう道にある看板




     
14時過ぎ

     今回の旅のメインイベント、


  
アンコール・ワット(Angkor Wat)見学に向かう。




     
「地雷を踏んだらサヨウナラ」




     クメール文化の総本山、アンコール・ワットに憧れ続け、

     カンボジアを活動の中心に置きながら、ベトナム戦争を写真に納め続けた、

     
戦争カメラマン、一ノ瀬泰造が最後に残した言葉だ。




     当時、ゲリラ兵の潜伏地となっていた、アンコール・ワットを覆いつくすジャングル。

     泰造は一目アンコール・ワットを目に焼き付けようとジャングルの中に消え、そして亡くなった。

     泰造が亡くなって、約30年。

     アンコール・ワットは、世界各国から観光客が訪れ、気軽に見学できる地となった。




         
←アンコール・ワットの西参道入口。

                                       ココにいる青いシャツの人に

                                       アンコール見学パスを見せて入る。









         
←アンコール・ワットの正面玄関

                                        西塔門





     
西塔門をくぐり、西参道へと入る。




         
←西参道

         
←第一回廊の西塔門




     
アンコール・ワット、キターーーーー!!

     朝も来たけど、改めて、
ああ、アンコール・ワットだぁぁぁとしみじみする。

     塔門の後ろの尖塔に、なんか、感動しちゃう。




     この塔門から、
第一回廊へと入る。

     長方形型の第一回廊には、壁にびっしりと美しいレリーフが施されている。




        
←第一回廊西面北側廊下

        
←「ラーマーヤナ」が描かれた西面北側

                                       20本の腕と10の頭を持つ

                                       魔王ラーヴァナ





    美しいレリーフ。

    レリーフは絵巻物のように、歩いて見ていくと、物語が進むようになっている。




         
←第一回廊南面

         
←戦いに向かうスールラヴァルマン二世




    ひとつひとつ紹介していくとキリがない。

    なんてったって、びっしりレリーフがあるのだから。

    そんな中、最も見どころなのが……。。。




         
←東面南側の「乳海攪拌」

         
←「乳海攪拌」の中心部

                                        攪拌の指揮をとるヴィシュヌ神





    
「乳海攪拌」というのは、

    
ヒンドゥー教における、天地創造場面。

    ヴィシュヌ神の采配により、綱引きしながら1000年もの間、海が攪拌され、

    不老不死の薬や、ヴィシュヌ神の妻・ラクシュミーなどが誕生したという神話が残されている。




     う〜ん。迫力。









    第一回廊から、第二回廊をつなぐ
十字回廊へと入る。




         
←十字回廊を第一回廊側から見たところ。

                                        内側の低い部分は、かつて沐浴場だった


         ←十字回廊の中心部

                                 ココには、昔の彩色が今も残っている

         
←上の写真の右手柱に残る

                                        森本右近太夫一房が残した落書き

                                        良く見ると、文字が残されている




    暖かい日差しだ。

    第二回廊はさほど見どころはないので、

    そのまま
第三回廊へ……っと……




         
←第三回廊へと上る階段




     
出〜たーーーーーー!!!!




     またまた急な階段。

     むきゅ〜〜〜。

     でも………。。。

     やっぱり上らなくちゃよね〜〜。。。




         
←やっぱりロッククライミング系な階段

         
←階段を上から見たところ

                                        
私、頑張ってます(笑)




     
ぜいぜいぜいぜい。

     キツッッッ!!!




     まさに青息吐息。

     いや。

     今までのことを考えれば、まだそうでもない方なんだけど、

     なにせ、この3日間ず〜〜っと、こんな風に上ったり下りたり。




     
アンコール遺跡は、ホント体力必要だな〜!

     きゅ〜〜。

     でも……。。。




         
←階段の上から見た景色




     キレェ〜〜〜〜。。。




     
空と緑とアンコール。

     なんだか、現代じゃないみたい。




     ココまで頑張って上った甲斐があったよ〜。









         
←第三回廊の一部

         
←アンコール寺院独特の連子窓を覗く




     この第三回廊を見学していると、突然のスコールが降ってきた。

     さっきまでの晴れがウソみたい。

     観光客がみんな慌てて回廊へ逃げ込む。




     バーーーーって降って、しばらくすると止む。

     カンボジアの雨季。

     雨上がりの空には……。。。




         




    
美しい中央祠堂の尖塔。
 



    正直、アンコール・トムのバイヨンと比べると、

    さほど見どころは多くないアンコール・ワット。

    だけど、それはとっても神秘的で。

    同じ地球上に、こんな場所があるんだと改めて感じる

    そんな空間。




         
←中央祠堂の尖塔









     アンコール・ワットからの帰り。




         
←シェムリアップ名物

                                        アンコール・クッキーの店。





     会社で配るお土産を買うために、

     途中で、
アンコール・クッキーを売るお店に立ち寄った。




     ココ、シェムリアップには、

     いわゆる‘会社で配る用のお土産’というのが、ついぞ見当たらない。

     
Tシャツや、シルクスカーフといったお土産はあるけれど、

     逆に言うと、それくらいしかお土産になるようなものが売られてないのだ。




     てなわけで。

     このお店に立ち寄ったのだけど………。。。。




         
←山積みになった

                                 アンコールクッキー




    
 めっちゃ高っっっ!!!!




     だって、
20枚入りのクッキー

     
10USドルもするのよ!!!




     そりゃあ、ココが日本だったら、わからなくもないけど、

     ココは、2ドルあれば1週間は暮らせるカンボジア。




     
ありえないっしょーーー!




     明らかに、日本人観光客値段。

     ウマイ商売だなぁ!




     ちなみに。

     形はアンコール・ワットの3本の尖塔を模っている。

     
シンプルなバタークッキーでおいしいんだけどね。

     なんか、納得いかないのは、私だけかしらん……。




         
←アンコールを見ずには

                                        死ねません!!(笑)