4日目そのA 東洋のモナリザ バンテアイ・スレイと子供達の笑顔にキュン!(2006年7月30日)




     サンライズを見終わり、

     泊まっているホテル、
アンコールセンチュリー リゾート&スパへいったん戻る。

         

         
←この日の朝食




     ふお〜〜。

     アンコールセンチュリー リゾート&スパの朝食は、おいしいのう。

     朝食後、

     シェムリアップ郊外にある遺跡、


   バンテアイ・スレイ(Banteay Srei)
へと向かう。




         ←バンテアイ・スレイへ









    
シェムリアップ市内から、バンテアイ・スレイへは、約40kmほどの距離。

    
トゥクトゥクでおよそ1時間ほどだ。




         
←バンテアイ・スレイの入口

                                        東門

                                        (photo by ぱんちゃん)





     この門に向かって右側に、チケットをチェックするおっちゃんたちが

     ぼ〜っと座っている。

     この
バンテアイ・スレイもアンコール遺跡の見学パスで入れる遺跡の一つだ。




     おっちゃんたちに、パスを見せて中に入る。




         
←東門を入ってすぐの参道

         
←参道脇に並ぶリンガ(男性の象徴)の一つ

                            (ともにphoto by ぱんちゃん)





    この
バンテアイ・スレイは、967年に建てられた寺院だ。

    参道の脇にも、美しいレリーフがそこここにある。




         
←参道脇で見られるレリーフの一つ

                                       魔王ラーヴァヤナが、シータ姫を誘拐するところ。

                                       前日のスバエクでも、見ましたね!

                                       (photo by ぱんちゃん)




    さらにその向こうには、
第一周壁の門がある。




    なんだけど。




    ココでいきなりお手洗いに行きたくなってきた。

    
お手洗いは一度門を出て、歩いて200mほどのところにある。




         
←バンテアイ・スレイを出て目の前に

                                 この看板がある。

                                 トイレは矢印方向の道沿いを真っ直ぐなので、

                                 すぐにわかる。


         
←なんと!これが公衆トイレ!!

                                        アンコール・パスを見せれば無料で入れるけど、

                                        ないと、有料になる。

                                        ちゃんと、紙もあって、けっこうキレイなトイレ










    用を済ませ、第一周壁の門へと戻る。




         
←第一周壁の門

                                        真ん中にある台は、

                                        リンガを置くための台


         
←第一周壁の門の柱のレリーフ

                           (photo by ぱんちゃん)




    第一周壁の門を超えると、

    寺院を囲む堀がある。

    ここから眺める
第二周壁の門の姿が、また美しい。




         
←池越しに見た

                                        第二周壁の門

                                        池には蓮の花が咲いている





    この第二周壁の門には、この寺院の中で、

    もっとも美しいと言われるレリーフが施されている。

    てなわけで、この第二周壁の門は、観光客の記念写真スポット。

    私たちが行った
8時半頃は、まだかなり空いていたのだけれど、

    記念写真撮影待ちの観光客で、ちょっとした列ができていた。




         
←てなわけで、

                            バンテアイ・スレイへ来たら、ココでどぞ!

                            定番記念写真っす(笑)


         
←そしてコレがそのレリーフ

                                        手前が「カーラの上に座るヴィシュヌ神」


                                        
奥「ヴィシュヌ神の妻ラクシュミーが象によって

                                        身を清めてもらっているところ」





    第二周壁の門をくぐりぬける。

    そこには……




         
←第三周壁の門を横から見たところ

         
←第三周壁の門の端っこにあるレリーフ

                                       よく見ると、マカラ(インド神話に出てくる架空の水中生物)の口から

                                       ナーガ(ヘビの神様)が出てきている。





     第二周壁のすぐ目の前に
第三周壁の門がある。

     あまりに近すぎて、第三周壁の門の全体像を

     正面からカメラに収めるのは、なかなか困難だ。




     この第三周壁の門の中には、

     2006年7月現在入ることができない。

     だけど、このバンテアイ・スレイの中央部分は、

     ものの3分ほどで一周できる程度の周囲。




     あらら。

     思っていたより、小さいのね。

     今まで見てきた寺院が、大きいのばっかりだったから、ちょとビックリ。




         
←左にあるのが第三周壁の門

                                        手前にあるのは、経蔵





    この
第三周壁の門と、経蔵の間に立つと見えるのが……。。。




            
←中央祠堂の北塔
                      
              
 この北塔の門に寄ると……
                      
             




     おお〜〜。

     これが
東洋のモナリザ!




     と、いうものの。

     ううう〜ん。

     いくら狭い造りとはいえ、さすがに遠いなぁ。

     私は視力が悪いので、

     レンズで拡大してみないと、肉眼ではほとんどよくわからない。




     触れなくてもいいから、近くで見たいなぁ。

     残念。




         
←とっても美しい中央祠堂の後姿









     
10時半。

     およそ2時間で、バンテアイ・スレイを見終わってしまった。




     しまった〜〜〜!!!




     なにしろ、前日の観光では、予想以上にかなりの時間がかかったので、

     トゥクトゥクのドライバーさんに、

     11時半に迎えに来るように頼んでしまった。




     あと、1時間もあるよ……。。

     参ったなぁ。。。

     と、思っていると。




         
←カモ発見!とばかりに

                                        Tシャツや、シルクのスカーフを広げながら

                                        近づいてくる子供達。





     
ひえ〜〜!!コワイ。

     バンテアイ・スレイを出て、何かないかキョロキョロしていると、

     たちまち物売りの子供達に取り囲まれてしまった。




     「Tシャーツ!2ダラー!!

    ブック?シルクスカーフ?ポストカード?

    キャン ユー スピーク イングリッシュ??」





     いや、まあ、さすがにそれくらいの英語はわかりますがね。

     買う気がないので、英語がわからないフリ。




     なんて、ことは通用しないらしく(笑)。

     その後も執拗に売り込んでくる。

     むぅ。

     そこで、ふと思いつくものがあった。




     3日目そのG レストラン「バイヨンT」で伝統芸能スバエクを鑑賞でもご紹介した

     
「旅の指差し会話帳 カンボジア」だ。




     早速コレを広げて、コミュニケーションしてみようと試みる。

     すると………。。。。




     子供達が、途端に商売そっちのけでこの本に夢中に!

   
「ディクショナリー!ディクショナリー!」と言いながら、

     さらにワラワラと寄ってくるではないか!




     これは楽しい!!




     おかげでいろんな会話ができた。

     簡単なあいさつや、数字の数え方、年齢、色などなど

     一生懸命発音を教えてくれる。




     なんか、カワイイなぁ。

     こういうの、旅先ならではだよね。




         
←左から二番目の男の子は20歳。

                                        私が自分の年齢を24歳と告げると、

                                        「年上かぁ〜」と言っていた。

                                        確かに年上には違いないけど、

                                        ホントはもっとずっと年上なの。ゴメンネ!


                                        真ん中の男の子は8歳だそう。





     でもって。

     隣にいたぱんちゃんは、別の男の子に、

     日本の政治について、あれやこれやと根掘り葉掘り尋ねられて、

     かな〜り大変そうだった。

     とっても勉強熱心な男の子なんだね!









     子供達との会話に夢中になっているうちに、

     いつの間にやら、1時間が経ち、

     トゥクトゥクのドライバーさんがやってきた。




     ちょっとだけ名残惜しくなっちゃったな。

     子供達に別れを告げて、
バンテアイ・スレイを去った。

     そして、シェムリアップに戻る際には……。




         
←ガソリンスタンドの少女。

                                        ファンタやスプライトのビンに

                                        黄色い液体を入れて売るお店がソコココにある。

                                        通りがかるたびに、何かなぁと思ってたけど

                                        ガソリンだったのね!

         
←ガソリンを入れてくれる男の子




     バンテアイ・スレイはもちろんよかったけれど、

     子供達の笑顔もよかったなぁ!

     なんだかほんわか優しい気持ちになれたバンテアイ・スレイへの小旅行であった。




         
←帰り道で。

                                        こんな風景もスローで楽しい