3日目そのA アンコール・トム バイヨンの回廊で一大絵巻を堪能(2006年7月29日)




         ←アンコール・トムの中心寺院

                                       バイヨンの入口

                                       (photo by ぱんちゃん)


         
←入口に近寄ってみました。

                                        ココからバイヨン見学スタート!




    
12世紀末。

    
ジャヤヴァルマン7世によって建立された都城、アンコール・トム

    王宮や、診療院などもあり、ひとつの町として栄えたこの場所の中心、

    それが、この
バイヨン(Bayon)だ。




    入口は東向き。

    
東門を入ってすぐ左手から、そこは素晴らしいレリーフの連続だ。




         
←第一回廊東面




     それにしても………。

     
すっごい観光客の数!!

     私たちみたいな個人客はもちろんのこと、

     団体客が引きもきらずやってきて、

     レリーフを写真に納めるのも順番待ち状態。




     くぅ〜〜。

     ゆっくり見たいけど、これは大変だゾ〜〜!!!




         
←チャンパ(ベトナムにあった国)との

                                        戦いの模様が描かれたレリーフ





     
第三回廊には、ところどころ、第二回廊へと抜けられる門があり、

     そこから、バイヨンの中心部分を臨むことができる。




         
←第三回廊東面から見た経蔵(手前)と

                                        奥に見えるのが中央祠堂


         
←中央祠堂の上部。

                                これが、上の写真のもっとも高いところでっせ

                                スゴすぎ!!!





     むお〜〜!

     
スゴイ!!

     どうなってんの!?

     エジプトのアブシンベル大神殿や、ヴァチカン・システィーナ礼拝堂のミケランジェロの天井画、

     これまでもいろいろな建築物に感動したけれど、

     これまた、スゴイ。

     
こんなところに仏顔を掘り込むなんて。




     あまりに感動して、口をあんぐり。

     おもわず見とれていると………。



     あれ!??

     
あれあれ!?

     
相棒のぱんちゃんがいない!

     げげげ。

     しまった。

     あまりに夢中になりすぎて、相棒を見失ってしまった。




    携帯も持ってないし、ものすごい人の数だし、参った〜〜!!




         
←第三回廊東面に残るゲート




     ちょっとばかり慌てて、少し先、南側をのぞいてみる。

     あちゃ〜。

     こちらも人だらけで、とても見当たらない。

     東と南を行ったり来たり。

     く〜〜。

     もう一度、入口近くの少し手前まで戻ってみる。

     すると、ぱんちゃんが

     「かずちん!」と手を振っているではないか。




     見つかってよかった〜!




         
←ゲートをくぐった向こうにある

                                       生贄として連れていかれる水牛のレリーフ










         
←南面へと曲がる角にある列柱

         
←列柱に彫られたハスの上で踊るアプサラ




     私、この天女の踊る姿、好きなんだよね〜。

     なんとも言えず妖艶で、それでいてコケティッシュで、

     とっても美しいと思いませんか。

     キレイだなぁ〜〜〜




     右に曲がって、
南面に入ると、そこもまた美しいレリーフが壁一面に描かれ、

     多くのツアー客が群がっている。




         
←第三回廊南面




     東面南側に続き、南面東側。

     ここのレリーフが、なんと言っても圧巻。

     この南面には、
上段にクメール人とチャンパ人の水上戦闘の様子が描かれ、

     さらに、
下段には、人々の生活の模様が描かれている。




         
←病院での出産の模様が描かれたレリーフ




     南面の真ん中あたり。

     ここから第二回廊、そして、中央祠堂と入れる階段が伸び、

     多くのツアー客が、中へと入っていく。




         
←中段で降りれば、第二回廊へ。

                                奥まで登れば、中央祠堂へ。





     私たちは、ココからは中に入らず、

     とりあえず、
第三回廊を一通り一周してみることに。

     大きな見どころはグンっと減るけれど、

     西面にもレリーフが残っているのだ。




         
←うってかわって

                                        ほとんど観光客がいない西面回廊


         
←人の少ない西面から

                                        中に入っていくお坊さん





     西面を見て、そのまま右へ折れ、北面へと入る。

     ココにもレリーフが残っているけれど、確かに東面、南面に比べると

     緻密さや、美しさに欠ける。




         
←北面のレリーフ

                                        未完成のまま





     それにしても……。。。。

     
見ごたえありすぎ〜〜!!




     この第三回廊を見るだけでも、すでに
1時間

     まさか、バイヨンだけでこんなに時間がかかるなんて。

     しかも、
バイヨンは、さらに第二回廊、そして、中央祠堂まで残っているのだ。

     ヒィ〜〜!!!









     再び東面へと戻り、

     
第二回廊へと入る。




     ちなみに。

     もちろん、第二回廊にもたくさん見ごたえあるレリーフが残っているのだけれど、

     多くのツアー客は、ココはすっとばして、

     第一回廊の東&南面、そして中央祠堂のみ見学していた。

     でも……。。。




     せっかくココまで来たからには、一通り見ておかないと気がすまないのねん。




         ←第二回廊の一部

                                        柱には、美しいデバダー(天女像)が




     ところが。

     これが意外や意外。

     
けっこう見るのがハードなのよ!!




     だってね

     第二回廊もやはり、第三回廊のように、東西南北に面した

     
四角い回廊になっているのだけれど、
 
     それぞれの面の中心部分と、角は、行き止まりになってて、

     そのたびに
階段を登ったり降りたりしなくてはならないのだ!。

     つまり……。。。




         ←下の柱部分が第二回廊
                 
この部分に来るだびに

                 階段を登って降りて、次へと進むのだ

                                        



     
マジ、きつ〜〜〜い!!

     これが、見た目以上にきつい。

     じとじと汗ばむ気候も手伝って、かなり体力を消耗。

     ふう。

     
バイヨン見学が、こんなにしんどいものとは、知らなんだーーーー!!




         
←第二回廊に残るレリーフ




     さあ。

     ココで、へこたれてる場合じゃない。

     いよいよバイヨンのメインイベント、

     
中央祠堂に登るどーーーー!!