4日目その⑪ 市民劇場でコンサートを楽しむ(10月14日)




    
19時半




        ←市民劇場

        





    私たちは、
市民劇場(Obecni dum)の前にいました。

    


    この前々日に市民劇場の中の見学に来たのですが、

    そのガイドツアーのチケットについて調べるために

    
市民劇場の公式ホームページを見ていて、

    この日、コンサートが開かれることを知ったのです。

    (前々日に市民劇場のガイドツアーに乗った時の様子は、コチラをどうぞ)




    私たちは、市民劇場のメインホール、
スメタナホールでのコンサートチケットを

    予約したのでした。




    ちなみに、この日の席は、
プレミア席自由席の2種類あって、

    私たちは、自由席を確保。

    わずか
1000CZK(約5000円)という、激安のコンサートでした。

    席に余裕があれば、当日券も出るようです。




         

         
←市民劇場のすぐ横にある火薬塔

         










          
←市民会館の入口

          




    前々日にガイドツアーに乗っていたので、

    なんだかもう勝手知ったる、といった気分(笑)。

    階段を上り、
スメタナホールへ。




        
←スメタナホール

        
←天井




    海外でコンサートを聴くなんて、本当に久しぶりで

    テンションが上がる。




    この日の演目は、

    
ラヴェル:「ツィガーヌ」

    
サン=サーンス「序曲とロンド・カプリチオーソ」

    
シューマン:「ピアノ協奏曲イ短調」

    
ドボルザーク:「交響曲第9番“新世界”より」




    で。私、めちゃくちゃ勘違いしてたんです。




    私の英語が拙すぎるせいか、

    てっきりコンサートは1時間半ほどで終わるものと思い込んでいて。

    ドボルザークの「新世界より」以外、ほかの楽曲を全然知らなかった私は、

    
他の曲は短い曲なのかな、もしくは、やっても全楽章はやらないのかな

    くらいに思っていました。




    が。

    
これが長いのなんのって!!!




    休憩を挟んで、
終演は22時20分。

    アンコールはなかったのですが、
2時間20分ものコンサートでした。




    おかげで、お昼ご飯が遅かったり、途中買い食いしたりしたこともあって、

    夕食を食べずにコンサートに来てしまった私たちは、

    終わるころには、めちゃくちゃお腹がすいてしまいました。




    でもって、とにかく驚いたのが。




        
←舞台にオケの皆さんが




    そのマナーの違い。

    私も日本でそれほどクラシックのコンサートを見に行くわけではないのですが、

    それでも、オケが舞台に乗れば、携帯をしまって居住まいを正して…

    という感じなのに、

    オケのメンバーが舞台に乗った途端、携帯をしまうどころか

    一斉にメンバーをパシャパシャ写真に撮る人々が。




    え、これって学校とかの保護者向け発表会!??

    ってくらい、皆、写真を撮りまくり。

    おもわず私もオタオタしながら、一度しまった携帯を取り出し、写真を撮ってしまいました(笑)




    しかも、驚いたのは、
演奏中まで写真を撮っている人がいること。

    これには、本当に驚きました。




    さらに、客席にワインを持ち込んでいる人がいたり、

    演奏中におしゃべりしている人もいたり、

    ゴソゴソして物を落とす人がいたり。

    日本でやったら大ヒンシュク!って人たちが、

    なにごともなかったかのように普通にいて。




    
自由すぎる~~~!!

    って、おもわず笑っちゃいました。

    そういうマナーがアリかどうかは別にして、

    それぐらいリラックスしてクラシックを楽しめるというのは、悪くないかもしれません。




        
←ピアノ協奏曲後、ピアノを運び出しています




    ピアノ協奏曲を弾いていたピアニストが、

    やたらと体を後ろに反らして、揺れながら弾くタイプの女性で。

    弾き方を見ているだけでも面白かったし、

    「新世界より」では、第1楽章の出だしの方から、ファゴットが音をブッとやらかしたりしていましたが、

    それでも知っている曲は、ちゃんと聴くと楽しくて。




    途中でお腹がすいてしまったのは誤算でしたが、

    
海外でクラシックコンサートを聴くのは格別だなぁと楽しめました。









    終演後。




        

        




    市民劇場に行く途中の通り、
オヴォツニー・トル通り(Ovocny trh)にあった

    レストラン、
U DVOU PANUに行ってみることに。

    よしこちゃんが、
ビールが50種類あるお店だって!

    と、看板に書いてあるのを見つけて、

    終演後はここでご飯を食べようと決めていたのでした。




        
←店内の様子




    ところが…




    すでに
22時半を回っていて、

    もうすぐ閉店時間なので、飲み物は飲めるけれど、

    
食事はもう終わってしまったとのこと。




    がががーーーん。

    それでも、すでにほかのお店を探す気力はなく。

    とりあえず喉だけでも潤そうということになったのでした。
    



        
←ビールのメニュー

                                     確かに種類が多い!





    というわけで…




      




    それぞれ好きなビールを注文して乾杯!!




       




    私が飲んだビールは、

    
Staropramen tmavy 0.3ℓ 42CZK(約210円)

    
ビール、安ーーーーい!!




    
スタロプラメンは、チェコで有名なメーカーで

    私が飲んだ
トマヴィは、アルコール度数4.6% 

    
ダークビールですが、黒ビールほどクセが少なくて飲みやすかったです。




        

        
←気になるー




    私は相棒ほどビール党ではないのですが、

    やはり、ビールの本場で飲むって、テンション上がりますね。




        




    
23時を過ぎると、お店からお客さんがいなくなって、

    私たちだけに。




    コンサートは楽しかったけれど、

    チェコ最後の夜だっただけに、ちょっと残念でした。




    教訓。

    
チェコでコンサートを見るときは、事前に食事をしてから行こう。




    私たちは、それぞれのホテルに戻り、

    充実した1日を噛みしめて眠りについたのでした。