4日目その⑤ ヴェルサイユ宮殿を見学 庭園を散策(2019年10月26日)
12時20分。
ヴェルサイユ宮殿の庭園入口にやってきました。
完全に私のリサーチ不足だったのですが、
私ったら、庭園は無料で入れるものと思い込んでいて。
この時期はちょうど催しをやっていたこともあって
たくさんの人が並んでいました。
←チケット料金
庭園の入園料は、10.50ユーロ(約1420円)でした。
下に書いてある
9ユーロ(約1220円)のチケットは、
6~17歳までが対象です。
←入園チケット
入った瞬間から目の前に広がる
広々とした庭園。
私が初めてヴェルサイユ宮殿に来たのは
1993年。
それ以来、実に26年ぶりだったので
どんな感じだったか全然覚えていなくて。
鏡の間の次に、庭園が見たいと思っていたのです。
←目の前を白鳥が歩いて行く
のどか&優雅な風景
←宮殿を振り返ったところ
先へと進んでいくと…
←テラスのようになっています
そうそう、これが見たかったんですよ!!
水の庭園です
青空が水に映えて
天気が良くって、とってもキレイでした。
←この日はとてもいい天気でした
←風も強かったです
水の庭園には降りられなかったので
そのまま進んでいきます。
お庭の草木は、何気なく素敵な模様に手入れされています。
←ヴェルサイユ宮殿
大きすぎてカメラに収まり切りません
この宮殿近くに
ゼウス像があります。
カッコイイ~
ゼウス越しのヴェルサイユ宮殿、絵になります。
そして、ここから後ろを振り返ると…
ラトナの噴水があって、
庭園内で一番多くの人が集まっていました。
←逆光でラトナの像が、うまく撮れませんでした…
ギリシア神話に出てくるラトナは、ラテン語の名前の読み方で、
ギリシア語ではレートー、もしくはレトと呼ばれています。
ゼウスの子供を身ごもったラトナは、
ゼウスの妻ヘラの怒りをかい、
出産できる場所がなくなってしまいました。
ラトナはヘラからのさまざまな妨害を受けながら
リキュアという村にたどり着きます。
喉がカラカラに乾いていたラトナは、池の水を飲もうとしますが
村人たちに邪魔をされてしまいます。
怒ったラトナが、村人たちを水の生き物に変身させてしまう
そんな一瞬を描いた噴水だそうです。
ラトナの噴水を後にして、
さらに階段を下りて、庭園を散策しに行きます。
←広っ
ご存知の通り、
ヴェルサイユ宮殿の庭園を隅々まで見るとなると
1日がかりになってしまいます。
私たちはたまたまその時歩いていた
宮殿を背に右側、
右側の庭園を見て行くことにしました。
←さあ、見に行きましょー
まっすぐな道で、迷いようもないのだけれど、
周りの木々が高くて、
なんだか迷路に迷い込んでしまったような錯覚に陥ります。
私たちがいたところは
王太子の噴水(Bosquet du Dauphin)に続く道でした。
←庭園の地図
奥へ向かって歩いて行くと。
はい、王太子の噴水です。
ちょっと名前で期待しすぎたかな。
噴水が出ていたら、もう少し違ったかもしれませんが、
正直、ちょっと拍子抜けしてしまいました。
←噴水の水面に
木々が写りこんでいました
王太子の噴水を抜けて、続いての噴水に向かいます。
春の泉に出ました。
春の泉は、別名「フローラの泉」とも言われ、
噴水の中央に、
春と花の女神フローラが
花とアモーレに囲まれて座っています。
←隣の噴水へのゲート
続く噴水はコチラ。
ちょっと見づらいですが
エンケラドスの噴水です。
エンケラドスは、ギリシア神話に出てくる巨人の一人で
ゼウスが立ち入りを禁止していたオリンポス山に登ろうとして落下し
岩に埋もれてもがいている姿だそうです。
見ているだけで、なんだか苦しそう
噴水一つ一つに物語があるんですね。
←横から顔を撮っています
噴水のエリアを抜けると、
こんな素敵な道がありました。
この小路に入って、
まっすぐ行くと…
再び別の噴水にやってきました。
さらに先に進むと…
初秋を迎えた並木道が、本当にキレイで。
絵になるなぁ、としみじみしてしまいます。
←こんなにキレイな場所なのに
人が誰もいなくて気持ち良かったです
そして、この並木道を抜けた先に…
アポロンの噴水がある
庭園中央に出ました。
白鳥が泳ぐ姿までもが優雅に見えてしまいます。