2日目そのA ロワシーバスでシャルルドゴール空港からオペラ座へ(2019年10月24日)
    




    今回、パリでホテルを探すにあたって

    一番こだわったのが、

    とにかく空港からも観光するにも

    移動しやすい場所にあるということ。




    14年ぶりのパリで、

    正直、記憶があいまいな上、

    どんな風に街が変化しているのかもよくわからなかったので、

    ここはとにかく無難な場所で

    と思って探したのでした。




    そんなわけで。

    今回、空港から市内に出る移動手段として考えたのが

    
ロワシーバス(Roissy Bus)




    
ロワシーバスは、

    シャルルドゴール空港オペラ座(オペラ・ガルニエ)を

    ダイレクトに結ぶシャトルバスで、

    チケットは片道12ユーロ
(約1620円)、往復24ユーロ(約3240円)ですが、

    今回私が利用した交通チケット、

    ナヴィゴ・セメーヌ(Navigo Semaine)を利用すると

    なんとこのチケットも含まれ
無料に!

    (ナヴィゴ・セメーヌの詳細は後述します)




    というわけで、今回は
ロワシーバスを利用してオペラ座に出て、

    オペラ座近くのホテルに泊まることにしたのでした。









    そこで、朝5時すぎ
シャルルドゴール空港の到着ロビーに出た私たちが

    まず探したのがチケットのナヴィゴ・セメーヌを手に入れる場所。

    ナヴィゴはRER(郊外鉄道)のチケットカウンターで売っています




        
←インフォメーションを見つけました

        





    
ロワシーバス乗り場は「2E」ですが、

    RERの乗り場は「GARE CDG2」

    つまり「シャルルドゴール空港駅」と書いてあります。




    それがどこにあるのか知りたいんだよー




    というわけで、とにかくRERのチケット売り場を探しに行くことに。




        
←朝5時の空港は暗い…

        

        
←RERマークを見つけました

        
←ひ、広い…




    日本人の感覚だと矢印が「↓」となっていると、

    地下なの!?と思ってしまいますが、

    こちらだと、まっすぐ進むって意味なんですよね。

    一瞬戸惑います





    しかも、人がいないわ、暗いわ、広いわで

    なんだか不安になってしまう




         
←エスカレーターで下に下りると…

         

         
←RERのチケット売り場

         
←閉まってる…




    がーん。

    閉まってる。。。。




         

         




    自販機に「NAVIGO」とあったので

    もしかしたら買えるかも!?

    と思ったけれど、やはり自販機では買えませんでした。




    そして、さらにこの周辺を探してみると…




      

        




    あれ!?

    もう一つ、チケット売り場がある。




    ナヴィゴはどっちで手に入るのかしら…

    2つチケット売り場があるとは思っていなかったので

    ネットで検索すると…




    こちらの

    
「BILLET PARIS ET IL−DE−FRANCE」

    とある売り場で売っていました




    しかも、このチケット売り場の
オープンは6時

    14年前、パリに来たときにはチケット売り場が5時半ごろには開いたので

    ろくに調べもせず、てっきり5時半ごろには開くものと思っていました。




    短期滞在者に30分の差はイタイ…




    そんな私たちのため…

    ではないでしょうが、

    ロビーにこんなものがありました。




        


        




    最近、東京などでも見かける

    誰でも弾いてOKのピアノです




    通常であれば、恥ずかしくて弾かないのですが、

    誰もいなかったので、ちょっと練習。

    相棒以外誰もいないのに、ちょっとドキドキしちゃいました。




    こうして待つこと
約40分

    6時にオープンと書いてありましたが、

    正確には、6時にスタッフがやってきて、

    それから準備をして、6時5分ごろオープンでした。

    こういうところがフランスらしい(笑)




    そして、ようやく手に入れた

    ナヴィゴ・セメーヌがこちら。




        

        
←ケース付き

        




    ナヴィゴ・セメーヌは、日本でいうところの

    SUICAのようなIC系交通カードなのですが、

    SUICAや台湾の悠遊カード、韓国のT−moneyカードとは

    ちょっと仕組みが違います。




    ナヴィゴには、いくつか種類があって、

    1日乗り放題のナヴィゴ・ジュール(Navigo Jour)

    1か月乗り放題のナヴィゴ・モワ(Navigo Mois)

    1年間乗り放題のナヴィゴ・アニュエル(Navigo Annuel)

    そして、私たちが購入した

    
1週間乗り放題のナヴィゴ・セメーヌです。




    パリの公共交通機関には、どこまでいくかによって

    ゾーン(Zone)が1〜5まで決められています。

    パリ中心部はゾーン1で、

    中心部から離れるほどゾーンの数字が大きくなります。




    ナヴィゴは、使用するゾーンによっても価格が違うのですが

    私たちは
ゾーン5に入るシャルルドゴール空港から

    使用する予定だったので、

    ゾーン1〜5まで全部のエリアで使える

    ナヴィゴ・セメーヌ 全ゾーン 22.80ユーロ(約3080円)

    を購入しました。




    これでロワシーバス往復24ユーロが無料になるのですから

    かなりお得です。




    ただ、このナヴィゴ・セメーヌ

    いくつか注意点があります。




    まず、1週間乗り放題と書きましたが、

    正確には、「月曜から日曜まで乗り放題」のパスだということです。

    つまり、火曜日に買っても、水曜日に買っても

    有効期限は日曜までということです。




    実際、私たちも購入したのが木曜日だったので、

    窓口で日曜までしか使えないが大丈夫か

    と念押しされました。




    私たちはそれでもお得だったので購入したのですが、

    金、土、日などにパリに到着する方は

    本当にお得かどうか確認した方がいいと思います。




    また、チャージするかも聞かれました。

    チャージをしないと、ただのカードです。

    チャージしてもらえるようなら、

    窓口でチャージしてもらっちゃいましょう

    (担当者によっては、外の自販機でするように言われることもあるようです)





    それからナヴィゴには写真が必要だということ。

    貼ってなくてもほとんど確認されることはないのですが、

    窓口では、写真を貼るように指示されました。




        
←証明写真機

        




    窓口の外には、一応証明写真機がありました。

    
5ユーロ(約680円)と、意外とお手頃価格です。




    ここでいろいろとまどいながら

    フランスの証明写真機を体験する

    というのもアリかもしれませんが、

    私は、あらかじめ日本で証明写真を撮っておいて

    3cm×2.5cmに切っておいたものを用意しておいて

    正解でした。




    両面テープは、入っているので、

    のりなどを持っていくような心配はいりません。




    そして、もう一つ。

    私は、これが一番困りました。




    ICカードなのに、

    磁気の読み取りが最弱だということ




    普段、SUICAやPASMOに慣れていると、

    ちょっとピッとタッチすれば通れると思いますが、

    こちらはそういうわけにいきません。




    しっかりタッチ、、、

    しても、通れないことすらあります。




    しかも、私がいけなかったのは、

    ICチップの磁気が弱いということは、ほかの方のブログを読んで

    知っていたにもかかわらず

    そうは言っても大丈夫でしょ、と高をくくって

    
ICカードと一緒に財布に入れてしまっていたことです。




    これによって、磁気が弱まってしまったようで、

    自動改札でひっかかるひっかかる!!




    自動改札がうまく通れないたびに

    いちいち駅員さんを探して、

    英語やら日本語やらを取り混ぜてなんとか説明して

    ゲートを開けてもらって…

    と煩わしいことこの上ありませんでした。









    というわけで、
6時10分。

    無事、ナヴィゴ・セメーヌをゲット。




    ロワシーバス乗り場の2Eに向かいます。




    が。

    最初、2Eがうまく見つからず、

    同じ場所を何度もウロウロ。




    えええ

    いったいどこなのーーー!??




    空港職員さんに声をかけて聞いてみると…




        




    この2Fへ向かうゲートの途中を曲がったところ

    2Eへの通路がありました。




    
2Eの表示もしてー




    と思ったけど、

    一応
「BUS」とは書いてあるんですよね。




    私たちも「BUS」の表示には気づいてはいたのですが、

    2Eと書かれていなかったので、

    途中で曲がることに気づかず、

    2Dと2Fの間を何度も行ったり来たりしていたのでした。




       
←MARKS&SPENCER(スーパー)

                                             が、この時間で唯一開いていました!


       
←ロワシーバスのマークが見えてホッ

       




    ようやく乗り場に到着。

    広いシャルルドゴールで、

    なんと20分近く迷ってしまいました。

    とほほ。

    (すぐに見つかれば、5分とかかりません。笑)




    
ロワシーバスは、6時8分から運行しています

    20時までは15分間隔で運行し、24時38分が終バス

    それほど待つことなくとても便利。

    (とは言っても、そこはフランスなので、遅れることもあるようです)




        
←バス乗り場

        




    外はまだ真っ暗。




    乗り場は、ほかのバスも停まるので

    たくさんバス停がありますが、

    ロワシーバスは、乗り場Bから出ています。




        
←乗り場にあった表示

                                        わかりやすいですねー





    こうしてバス停で5分ほど待っていると…




        
←バスがやってきました

        




    6時半過ぎ

    ロワシーバスがやってきました。




        




    乗車口にあるICカードのタッチ機にナヴィゴをタッチして乗車。

    さすがに初回は、すんなりタッチに反応したんですけどね(笑)

    


        
←荷物置き場

        




    まだ外が暗くて、

    車内はこんな感じのブルーの照明。




    えっと、
宇宙に旅立つんでしたっけ!?

    って感じのワクワクドキドキ感。




    いよいよパリの市内へ向かいます










    で。

    このロワシーバスがまたちょっと誤算でした。




    事前に調べたところでは、

    
シャルルドゴール空港からオペラ座まで約1時間とあって。

    特にラッシュアワーでもないので、

    6時半に空港を出られれば、7時半ごろにはオペラ座に到着できるだろうと

    踏んでいたのです。




    ところが。

    特に道が混んでいたようにも思えなかったのですが

    オペラ座に到着したのは、
8時

    約1時間半もかかってしまったのです。




    チケットの窓口が開く時間を間違えて、30分。

    空港からオペラ座までの時間が想定外にかかって、30分。

    計1時間も予定を遅れてしまいました。




    そして、今回の旅は、

    とにかく
予定が大幅に狂いまくり!

    14年ぶりのパリは、なかなかハードな旅となったのです。




        
←オペラ座到着

                                              夜が少しずつ明け始めました