4日目そのE モン・サン・ミッシェル4つの博物館を見学 そのA(2005年10月23日)




    
4つの博物館のうち、残る2つを見るべく、

    お土産屋やレストランの立ち並ぶグランド通りを

    出口に向かって歩いていきます。




     続いては、お土産屋さんの中に建つ、
アルケオスコープです。




       
←アルケオスコープの入口




     ところが、ちゃんと入口でチケットを渡したにもかかわらず、

     もぎりのおっちゃんが、
「ちょっと待て」と言うではないですか。




     なにごと??




     フランス語で説明されるも、例によってさっぱりわからなくて。




     私が困っていると、別の案内係の中年男性がやってきて、

     「いいよ。入っても」と親切にも通してくれました。

     ありがとう!!




     中に入ってみると、会場は真っ暗。

     どうやら、すでにショーが始まっていたために

     止められたようでした。




       
←ショーの一部




     私は
4つの博物館の中で、ココが一番お気に入り





     もちろん
フランス語によるショーなのですが、

     モン・サン・ミッシェルの歴史や、かつて担っていた役割などが、

     
イラストや模型などを使って説明されるので、

     言葉がわからなくても、けっこうわかりやすいです。




     装置も古臭くて、この
アルケオスコープ自体、

     建てられてから、かなり経つんだろうなぁと思うんだけど、

     なかなかよく出来ていて、装置を見るだけでもおもしろいです。




     せっかくなので、もう一度最初から見たいと思い、

     ショーが終わった後も、残っていると、

     先ほど案内してくれたおっちゃんが、やってきました。




     
「楽しかった?」




     男性が英語が話しかけてきました。

     助かる〜!!

     こうもフランス語だらけだと、英語でさえもホッとしちゃう。

     
「うん。おもしろい!」




     男性によれば、

     この
ショーは20分

     
15分おきに行われているそう。




     なるほどね〜!

     
「それ、ガイドにちゃんと書いてあるといいのに」

     日本人観光客としてアドバイス(笑)




       
←案内係の男性




    
「日本から来たの?」

  「日本人の女の子が1人でココに来るなんて珍しいね」

  「ホリデイ?」「何日間フランスにいるの?」

  「モン・サン・ミッシェル以外にどこに行ったの?」


     などなど、よっぽど日本人の女性に興味があるようで、

     ものすごい勢いで質問攻め。




     わお!

     でも、パリに住むよしこちゃんと別れてから、

     いわゆる“おしゃべり”をするのは、久しぶりで

     なんだか、うれしい。




     ところが、
この男性との別れ際、とんでもない事件が!




     間もなく始まる時間だから、次のお客さんを入れなきゃ。

     と、男性が席を立とうとしたその瞬間、

     
なんと!!




     
私のほっぺにチュ




     と、きたもんだ!!

     おもわずあっけにとられていると、

     
「これが、フランス式のあいさつなんだよ」という。




     やられた!と、思いつつ、まあ、いいかと思い直していると、

     今度はやにわに、
正面から顔が近づいてきて。




     
アホか〜〜!!!!




     反射的に後ずさりすると、

     おっちゃんが、私の顔をのぞきこんで
「ノー??」と聞く。




     
あったりマエだろっっっ!!!!!!

     あーびっくりした。




        
←男性がアルケオスコープの中で

                                              撮ってくれました

                                              優しい人だったけど、危ない危ない


        









       
←海洋環境博物館入口

       
←この右手に海洋環境博物館があります



    
    最後は、
海洋環境博物館

    モン・サン・ミッシェルの出口近くにある博物館です。




      
←入口にある奇妙な蝋人形と鎧。




    中に入ると、そこには
船!船!船!!

    きっと船好きには、たまらないであろう、

    アンティークの船の模型がズラリ。




      
←いろんな年代の船が

      




    きっとこんな船が、ノルマンディーから出ていたのだなぁと

    思いは馳せるものの、残念ながら私は船にはあまり興味がなくて、

    さっと流し見。




    途中、モン・サン・ミッシェルに関するビデオ上映もあったけれど、

    やはり
フランス語音声オンリーで、

    私的にはちょっと厳しかったです。

    せめて、英語の説明か字幕ぐらいあるといいんだけどなぁ〜!!




        
←海洋博物館を出ると

                                              干潟が見えました


        

        
←海洋博物館の出口から

                                              修道院を見上げたところ


        









    時刻はすでに
15時半




        ←モン・サン・ミッシェルには

                                     なにげなくこんな小路が

                                     あちこちにあります




    あちゃ〜。
バスの出発時間まで、あと1時間ちょっと

    それにしても、おなかがすいた。

    お昼を食べてないんだから、当たり前か。




    出口付近まで来たことだし、

    近くにある
有名なオムレツ屋さんでものぞいてみるか。

    と、見に行ってみました。




      
←出口近くまで戻ってきました

      

      
←モン・サン・ミッシェルの有名なオムレツ屋さん

                                     「ラ・メール・プラール」の入口




    
ラ・メール・プラール(La Mere Poulard)です。




     その昔、突然やってきた巡礼者を迎えるのに、

     一番早く準備できたのがオムレツと言われ、

     今や、このモン・サン・ミッシェルの名物であるオムレツ。

     中をのぞいてみると……。。。




       

       
←目にも留まらぬ早業!!!

       
←動きが早すぎてブレてしまう〜

       




     
早っっ!!




     何枚写真を撮っても、早すぎて、絶対ブレてしまう。

     すっごい勢いでかきまわしてるなぁ〜!!




       
←「ラ・メール・プラール」の前に貼られているメニュー




     メニューを見ると、
15ユーロから50ユーロまで、

     いくつかのコースがあるようでした。

     ちょっと高いけれど、15ユーロなら(約2300円)なら、まあ、いいかと思い、

     中へ入ってみると…。




     中へ入って右はホテルのレセプション、

     左はレストランになっていました。




     レストランの入口で、スタッフの女性ががメニューを見せてくれました。

     
30ユーロ
(約4650円)のコースメニューの日本語バージョンです。




     
「あ、いや、15ユーロのを…と言うと、

     この時間は
30ユーロのコースしかやっていないとのこと。




     え〜っと。

     
オムレツ食べるのに、30ユーロはキビシイ!!!




     確かにね。

     メニューを見ると、美味しそうなんです。





   ・海と大地のオードブル3種
            モン・サン・ミッシェルのプレサレの子羊、パセリ風味
            自家製スモークサーモンとマリネサーモンのサラダ
            野菜と貝類のタルタル

   ・ペール・シャルトル風伝統のポカージュのカソレット 市場の野菜添え

   ・オージュ渓谷風農家産鶏のココット仕立て 新鮮ハーブ入りジャガイモのポワレ





     さらに、デザートまでついていて。

     フランス料理をコースで食べるのだから、

     この値段でも仕方ないのかもしれないけれど、

     誰かと一緒ならともかく

     1人でレストランに入って、食べる気にはなれませんでした。




     フランス語が話せれば、オムレツだけ頼むことも出来たかもしれないけれど、

     まあ、いっか。




       
←でもやっぱり、食べてみたかったな









    いくつか他のレストランを見たり、

    サンドイッチなどテイクアウトの店を見て回るものの、

    なかなか値段と見合って、食べたくなるものが見つかりませんでした。




    おいしそうではあるけど、テイクアウトのサンドイッチや、

    クロックムッシュが
5ユーロ(約750円)もするんですもの…。




    ふむ〜。困った。




      
←ラ・メール・プラールの向かいにある

                                            クッキー屋さん


      
←このクッキー屋さんの隣に

                                            アイスクリーム屋さん発見




    
アイスクリーム屋さん発見。

    
シングルで3ユーロ(約460円)ダブルで4ユーロ(620円)




         
←ヨーグルトとフランボワーズのアイス

         

         




     うん、おいしい!!

     外に出て、

     モン・サン・ミッシェルの全景を写真に収めるべく

     アイスを食べながら、

     そして、モン・サン・ミッシェルを眺めながら歩く。




        

        
←アイスを食べ終わって

                                             通りがかりの人に撮ってもらいました


        




     
あ〜〜、気持ちがいいなぁ〜〜!!!




        

        
←まるで模型を見てるみたい

        
←入口の方に戻ってきました

        




    バスが来るまで、

    ちょっとだけ余裕があったので、

    最後にガブリエルの塔の方を見に行ってみることにしました。




        
←ガブリエルの塔へと向かう門

        
←ガブリエルの塔まで行きつくことは

                                              時間の関係でできませんでしたが

                                              塔の先だけ見えました


        

        
←だいぶ日が傾いてきました




    さあ、そろそろモン・サン・ミッシェルともお別れの時間です。