4日目そのD モン・サン・ミッシェル4つの博物館を見学 その@(2005年10月23日)
    



        




    
修道院を出て、お天気も最高だったので、

    もと来た
グランド・リュの方ではなく、

    裏側の迂回路の方を通ってみることにしました。




        
←こちらは人通りも少ないです

        
←修道院

        

        




    こうしてのんびりお散歩しながら、

    グランド・リュへと戻ってきました。




    ところで、
モン・サン・ミッシェルの中には、

    4つの博物館があります。




    モン・サン・ミッシェルの歴史がわかる
歴史博物館

    フランス王家の軍隊長だったデュゲスクランが、

    妻ティフェンヌのために建てた
ティフェンヌの館

    僧院の歴史を物語るショー
アルケオスコープ

    それから、モン・サン・ミッシェルの潮の満ち干きや、

    船のアンティーク模型のコレクションが見られる
海洋環境博物館です。




    日本で事前に調べたときには、この4つの博物館について

    書かれたガイドを、見かけることがなく、

    これらの博物館があること自体、知りませんでした。




     ふむ…。せっかくだから、見てみるか。









       
←歴史博物館入口



    
    まずは、修道院の出口階段を下りたところにある、
歴史博物館

    とりあえず、受付をのぞいてみると

    
入場料6ユーロ
(約930円)でした。




    
高っっ!!




    どうしようかなぁ。。。

    おもわず躊躇していると、

    受付のおじさまが、
4つの博物館全部に入れるチケットは

   
15ユーロ
(約2300円)だよ。という。




    1つの博物館につき、600円弱ならまあ、いいか。

    せっかくなので、中に入ってみることにしました。




        

        
←甲冑がお出迎え








     
    中に入ると、大勢の観光客が

    狭い部屋に押し合いへし合いになっていました。




    どうやら
日本人観光客は、私一人みたい。

    その部屋には、昔使われていたのであろう、銃や剣などの武器や、

    食器などが展示されていました。




     しばらくその部屋で待たされた後、

     女性スタッフが現れ、

     
フランス語でのガイドが始まりました。




     むぅ。さっぱりわからない。。。




     まいったなぁ。




     一通り説明し終わると、女性が私を見つけ、近寄ってきました。

     フランス語で話しかけてきて、

     どうやら、フランス語はわかるの?

     といったコトを聞いてきたようでした。




     「ノー」と首を振ると、

     女性がフランス語発音の英語で、

     
「日本語のガイドはないから、

    
一人で先に見に行っていいよ」
と言ってくれました。




     助かったぁぁ。




     というわけで、1人で次の部屋への扉を開けてみると。

     そこにあったのは……。。。。




        




     
ひいっっ!!






     薄暗くてじめじめした狭い部屋に、

     
牢屋らしき小さく仕切られた部屋。

     そして、その中には
蝋人形が!!
    



        




     
ここはお化け屋敷か!!!




     
無理!私、この部屋マジで無理!!




     お化け屋敷が大の苦手な私。

     大勢の観光客と一緒ならともかく、

     とてもこんなところ、1人でなんていられない。




     中には、まるで
カリブの海賊に出てくるような、

     牢獄の中から手を伸ばす囚人の様子や、

     首吊り寸前の囚人などの蝋人形もあったりして、

     めちゃくちゃコワイ。




     かつて牢獄としても使われていたモン・サン・ミッシェル。

     ひとつひとつの部屋に、閉じ込められている人の名前と説明が書かれているものの、

     英語の説明すらないし。

     ガイドブックによれば、
ラスパーユや、ブランキという人などが、

     投獄されていたそうでございます。はい。




         




    慌てて部屋を出て、次の部屋へと階段を上がると、

    こんな部屋が。

    え〜っと。

    これは……何??




    とりあえず、軽くながし見て、次の部屋へと階段を登る。

    って……

    
あ、出口だ









 
       
←ティフェエンヌの館入口

       ←ティフェエンヌの館




    お土産屋さんが立ち並ぶグランド・リュ近くまで戻ってくると、

    
ティフェエンヌの館の入口があります。




       
←館内の階段

       
←館にあるベッド

       
←窓からお土産屋さんの裏側が見えました




    モン・サン・ミッシェルの軍隊長だった
デュゲスクランが、

    後のシャルル5世となる王太子に仕えるため出発。

    一人残す妻、
ティフェエンヌのために建てた館です。




       
←ティフェエンヌのワードローブ




    当時の調度品がそのまま残されていて、

    なかなか興味深かったです。




       
←館からの眺め




    館には、ティフェエンヌがハマっていたという占星術に関する本なども

    展示されていました。




        ←外に出るとすぐそばにお墓がありました

        
←お墓から空を見上げて









    ティフェエンヌの館を、さらにモン・サン・ミッシェル入口に向かって戻ると、

    すぐ隣には、小さな
サン・ピエール教会があります。

    次の博物館に行く前にのぞいてみました。




      
←サン・ピエール教会の入口

      
←サン・ピエール教会の祭壇

      
←教会内のステンドグラス




    中は小さいけれど、とてもかわいい。




      
←サン・ピエール教会にある

                                  
ミカエル像


      




    時間はすでに
14時をまわっている。

    残る博物館は、あと2つです。