←夜8時の成田空港




    夜の成田空港。

    まだ
8時だというのに、閑散としています。




    今回の旅立ちはひとり。

    ひとりでフライトするのは、初めてのことではないけれど、

    ちょっとドキドキする。




    
パリに行くのは、10年ぶり。4回目。

    
エールフランスに乗るのも10年ぶりです。




       
←今回は21時55分発です

       
←成田空港にこんなマッサージチェアーがあったとは

                                             知りませんでした


       




    
夜の出発は、混んでなくていい

    チェックインや、出国手続きもスムーズだし、

    飛行機の席もひとつ置きに空いていて。




        
←機内の様子

        
←一つ一つのシートにモニターが付いています




    はあ。

    隣に人がいないって、気が楽。




       
←ゲームもできます

       ←一人旅の出発にカンパーイ









    離陸して、1時間後くらいに機内食が配られました。

    日本時間では、
23時




    
この時間に、夕飯か〜!!




         
←機内食





    って、思ったけれど。

    
これが、なかなかイケちゃうんですよ。

    ほかの旅行記でも、私は機内食に期待していないことを書いたけれど、


    意外においしかったりなんかして。




        
←ビーフシチュー




    
牛肉ほろり。




    お〜〜!!!

    さすがフランス料理の国!!!!




        
←このスモークサーモンのサラダもおいしかったです




    しかも、
アペリティフにシャンパンが用意してあったりなんかしちゃったりして。

    気分は、セ・ボぉ〜〜ン!!




    さらに、セルフサービスであれば、

    ハーゲンダッツのアイス、カップ麺飲み物が、飲み放題、食べ放題。




    こんなにエールフランスってよかったっけ!?




    さんざん一人で盛り上がるだけ盛り上がって、

    あとは、深い眠りの中。

    気づけば、パリまで、あと
1時間




           
←朝3時に出された朝食。

                                                日本時間だと10時なんですけどね



           
←パリ上空にて

        ←外はあいにくの雨でした









           
←シャルル・ド・ゴール空港の

                                                 バゲッジクレーム




    
約13時間のフライト。

    日本を夜10時に出発して、

    パリ、
シャルル・ド・ゴール空港に到着したのは、現地時間の朝4時




    重い荷物を引き上げる前に、とりあえずお手洗いを済ませておこうと、

    トイレに行って、バゲッジクレームに戻ると………。。。。




    
しぃーーーーーん。




    人がいなすぎて、焦るという。




    
    大抵、荷物が出てくるまで待たされるものだけど、

    到着便が少なく人も少ないせいか、

    ものすご〜く早く荷物が出てきました。




    早いのは、とってもとってもありがたいんだけど………。。。。




    
まだ、バス出てないんですよねーーーー!!!




    パリ市内に出るには、いくつか手段があるけれど、

    私は、
エールフランスバスで市内に出る予定だったのです。




    
タクシーだと、50ユーロ(約7800円)くらいかかるし、

    エールフランスバスなら、凱旋門まで出ていて、

    泊まる予定のホテルにも近くて便利。




    うむ〜〜〜。

    バスが出るまで
ヒマーーーー。




    しかも………。




    到着ロビーには、すでにほとんど人がいなくなっていて。

    店は当然閉まっているし、

    やることない〜〜。




    しかたなく、ガイドブックを読みながら時間をつぶしました。









    
エールフランスバスの始発は、5時45分。(2005年10月現在)

    あまりにヒマなので、20分ほど前に、チケット売り場に行ってみました。




         
←ターミナルFからEへの通路途中にある

                                               エールフランスバス乗り場。

                                               この看板が目印

        ←ターミナルFのフロアも誰もいない…

        
←静まり返ったチケット売り場




    
…………。。。




    
開いてない




    いつ開くんだろう。。。。




    ヒマなので、待合室にある地図を集めたり、

    いろんなクーポンに目を通したり。

    ちなみに。

    
ココのクーポン、意外とあなどれないんですよ。

    しっかり活用させてもらいました。




    で。




    
始発5分前。




    それでもチケットの窓口は、一向に開く気配を見せず。

    さすがに、ちょっと不安になってきました。




    なんと言ってもココは
フランス。




    も、もしや…。

    
人が集まらないから、やっぱ運行すんのや〜〜めた。

    なんてことないだろ〜な〜〜。





    不安になってインフォメーションで聞いてみようと

    トランクを転がしながら向かうと…。




    
ぼ、ぼんじゅ〜〜




    ………。





    
ボンジュー!!




    2、3度呼びかけると、明らかに仮眠中だった若い男性が眠そうに出てきました。

    バスのチケット売り場は、いつ開くの!?と聞くと、

    
チケットは、バスの中で買えるから、とりあえず待っててと言う。




    しかたなく、待合室へと取って返す。




    
外は雨。

    というよりも、
土砂降り。

    
く〜〜〜!!!!




    こういう時、一人旅は寂しい。

    旅への期待を見事に裏切る大雨な上に、

    誰もいない待合室で、いつ来るとも知れないバスを待つ。




    
切なっっ!!




    で。




    1人待つ、待合室から一筋の光が見えたのは、

    出発予定時刻の約10分後の
5時53分




    
おわお!!




        
←あわてて撮ったので、ブレブレ(笑)




    私1人だったので、これを逃してなるものか!!と

    あわてて外へ出ると、とっても気さくな笑顔で、運転手の中年男性が、

    
ボンジュー、マダム

    と、声をかけてくれました。




    この旅で、最初のほんわり。




    チケットを買おうとお金を出すと、

    おっちゃんが、カタコトの英語で、
往復チケット買う?と聞いてくれました。

    一瞬よくわからなくて、片道でいい。と答えると、

    日本に帰らないのか?と聞かれて。

    帰るけど、まだまだ先だよ。と言うと、




    
明日でも、明日の明日でも、

   明日の明日の明日でも、明日の明日の明日の明日でも、


    
いつでもグーー!と親指を立てて笑顔。




    しかも、
片道12ユーロ(約1800円)に対し、

    往復で買えば、
18ユーロ(約2800円)、

   
つまり片道9ユーロ(約1400円)
になるという。




    
運転手さん、ありがとーーーーー!!!!!




    切ない気分も一気に吹き飛んで、なんだかウキウキ。

    しかも私以外に誰もいなくて、
バスは貸切状態

    なんだか、猫バス(byとなりのトトロ)に乗ったような気分になっちゃった。




        
←バスの中は、私だけ!

        
←とっても親切だった運転手さん

        
←思う存分、自撮り〜









    
空港から市内へは、約40分

    パリ在住のお友達、よしこちゃんに教えてもらい、

    凱旋門の1コ手前のバス停、
PORTE MAILLOT(ポルト・マイヨ)で降りました。




    

       
←ポルト・マイヨの目印

                                             コンコルド・ラファイエット・ホテル


       
←ホテルの目の前にタクシーが並んでいるので

                                             探す手間がなくて便利




    ポルト・マイヨで降りると、少し雨が小降りになっていました。




    運転手さんが
「WELCOME to PARIS 、マダム」

    と、フランスの紳士らしく見送ってくれました。

  
    おもわず、笑顔で
「Au Revoir(さよなら)」と返して、

    なんだかとてもウキウキしてきました。

    さあ、いよいよ旅のはじまりです!