2日目その② ナイアガラ・ヴィンテージ・ワインツアーズ③ サウスブルック・ヴィンヤーズ(2016年9月23日)




        
←美しいワイン畑が広がります




    
11時

    
ナイアガラ・ヴィンテージ・ワインツアーズ(Niagara Vintage Wine Tours)に

    参加していた私たち。




    1軒目の
コンゼルマン・エステート・ワイナリー(Konzelmann Estate Winery)で

    大満足の試飲を終えて、

    次なるワイナリーへ。

    (コンゼルマンでの試飲については、コチラをどうぞ)




    コンゼルマンから車を走らせること

    
約10分




        




    キレイなラベンダー色の建物が見えてきました。

    2軒目のワイナリー、

    
サウスブルック・ヴィンヤーズ(Southbrook Vineyards)です。









        
←シンプルで横長な建物です

                                              200mの長さがあるそうです。


        
←たくさんのラベンダーが植えられていました

        
←建物の前はこんな感じ

        




    車の中でのガイドさんの説明によると。

    サウスブルックは、
ビオディナミック(Byodynamic)に

    とてもこだわっているワイン農家さんだそうで。

    
カナダで最初にビオディナミック農法を取り入れたワイナリーだそう。




    もちろん、徹底した無農薬有機栽培。

    草刈り代わりに羊を飼って放牧したり、

    鳥などの駆除に農薬を使わないため、

    センサーで鳥が近づくと銃の音を鳴らして追い払うなどの

    工夫が凝らされているとか。




        
←入口




    早速、中へ。




        
←中に入ったところ

        
←ガラス越しにテイスティングルームが

                                              見えました

        
←入るとショップがあります

        
←たくさんの樽が




    ショップを通って、

    ぐるっと回ったところにある

    テイスティングルームへ。




        

        

        




    すでにワインが注がれたグラスが4つ。

    着席して、ワイナリーのおじさまの説明に耳を傾けます。




    まず1杯目は…




        
←紹介されたのは右から順番に

        
←目の前のグラスは左から順番に

        

        




    1本目は
リースリングの白

    だったのですが。




    ここで、ちょっとしたハプニングがありました。




    というのも。

    私のグラスの中に、コバエが入っていたのです。




    基本、細かいことは気にしないタイプなのですが、

    さすがにハエが中に入っているのを飲むのはためらわれて、

    ワイナリーのおじさまに、

    
虫が入っているから、グラスを替えてほしいとお願いしたのです。




    最初、私の下手な英語が通じなかったのか、

    なんのこと?って感じだったおじさま。

    でも、意味がわかった後も…

    
「グラスは替えられない。そんなこと気にしないで飲みなさい」

    と、まったく取り合ってもらえませんでした。




    正直言うと、

    これには、私も一気にテンションがダウン。




    もちろん、ここはビオディナミックにこだわっているワイナリーで、

    小さな虫なんて、別に大したことでもないのでしょう。




    誤解のないように言っておくと、

    けして虫がぶんぶん飛び交っているような状況ではないし、

    十分清潔感のある施設です。

    ただ、たまたま私のグラスに虫が入ってしまっただけなんです。




    なので、けして、腹を立てたりしたわけではないのですが、

    虫が入ったまま飲みなさいと言われるのは、

    自然派にこだわったワイン造りをしているワイナリーとわかってはいても

    正直、気分のいいものではありませんでした。




    仕方なく、自分の指で虫を取り除き、

    一口だけ味見程度に飲みました。

    そのときのメモによると、蜂蜜の香りがしたようです。

    実際、おじさまは蜂蜜のような香りがすると話していました。




    ですが、私はそのグラスは一口飲んだだけで、

    やめてしまいました。

    うーん。残念。




          
←クリアな白でした

                                                (虫を取り除いた後に撮影しています)




    とはいえ。

    せっかく来たのに、楽しまないのももったいないし、

    幸い他のグラスには虫が入っていなかったので。

    続いてのワインへ。




        

        

        




    とてもキレイな琥珀色のワイン。

    こちらは、最近日本でも流行中の
オレンジワインです。




    もちろんこちらもビオワイン。

    何度か日本でオレンジワインを飲んだことがあるのですが、

    サウスブルックのオレンジワインは、

    オレンジの香りはするものの、味はそれほどオレンジの味はしません。

    どちらかというと蜂蜜やベルガモットの、

    少し苦味のある味と香りの方が強く、

    ビオならではの、独特な味がしました。




        
←オレンジワインについて

                                              すごーく丁寧に説明されています





    説明によると、このオレンジワインは少量生産で

    2014年から作り始めたばかりで、今回の生産が2回目という

    まだ生産技術の若いワインだそう。




    そういうのって、なんか応援したくなっちゃいますね。




        
←3本目

        





    3本目は
カベルネ・フランの赤

    これはまた、
ビオーーーーって感じ。

    何とも言えない、ビオ独特の樽のようなオークの香り。




    これはきっと、
赤ワイン好きにはたまらないだろうな~という

    感じでした。




    そしてそして、最後の4本目は…




        

        




    これまた
カベルネ・フランの赤

    同じカベルネ・フランの赤なんだけど、

    より
濃厚~~

    これぞ
フルボディーーーーって感じ。

    これも少量生産の希少ワインのようです。




    私のようなお子ちゃま舌には、

    正直、少々苦手な味でしたが、

    ツアーに参加していた、ワイン好きのお母さまはかなりお気に召したようで。




    やはり人によって、好みはそれぞれだなぁ~と思いました。




        
←窓辺に置かれていたボトル

                                              よく見ると…

        ←ここのブドウ畑の土壌の説明でした

        

        
←醸造所の説明書き

        
←ビオディナミックとオーガニックへの

                                              こだわりを感じますね


        
←建物も、温暖化への備えや

                                             素材にこだわって作られているんですね


        









    試飲が終わった後は、お楽しみ。

    ショッピングの時間です♪




        
←オレンジワインは29、95CAD(約2530円)

        
←カベルネ・フランの赤(一番重いやつ)は

                                              34.95CAD(約2950円)





    もちろん、試飲したワインは全種類買えます。

    重めの赤がお好きなつかぽんと

    ツアー参加者のお母さまは購入していました。

    私は苦手でしたが、

    お気に入りのワインと出会えるって嬉しいですよね。




        
←アイスワインもありました

                                              29CAD
(約2450円)

                                              比較的お手頃でした。





    そして、私にとって

    ここのショップでなんと言っても魅力的だったのが

    ワインよりも…




        
←蜂蜜

        
←アイスワインビネガー

                                              12CAD(約1020円)


        
←ピーチジャムと

                                              なんとカベルネ・フランのマスタード

                                              各8CAD(約680円)

        ←ワインジェリー 8CAD(約680円)

        ←アップルジュース

                                              7CAD(約590円)




    わーーーん。

    どれも気になるよーーー。

    もちろん商品はすべてオーガニック。




    中でも一番気になったのが、これ。





        




    ちょうどバルサミコ酢を切らしていたので、

    てっきりお酢だと思って

    試食させてもらったら…




    
スッパッッッ!!!




    めっちゃ酸っぱい。

    ただのビネガーじゃないみたい。

    これ、後から調べたら、

    
ヴェルジュ(Verju)というもので、

    まだ熟していないブドウをプレスして作る

    
酸味の強いジュースだそうで。




    お酢の代わりにドレッシングを作るのに使ったり

    レモン果汁の代わりにお肉にかけたりするそう。




    中世ヨーロッパで広く用いられたものだそうで、

    最近ではヨーロッパでもあまりお目にかからなくなったけれど、

    何も加えず、ただブドウをプレスしただけの100%ジュースなので、

    自然食品を好む人たちに、最近見直されてきているとか。




    へええ、知らなかったーーー!!




    しかし、あまりの酸っぱさにギブアップ。

    使い方もよくわからず、結局購入しませんでした。

    ほかにもワインジェリーとかも気になったけど、
 
    1軒目に続き、またまた迷いすぎて

    他のツアー客の皆さんをお待たせしてしまったので、

    ここは断念。




    やばーい。

    
誘惑多いーーー(笑)

    ワイナリーツアー、楽しい~~!!