2日目その② ナイアガラ・ヴィンテージ・ワインツアーズ① コンゼルマン・エステート・ワイナリー(2016年9月23日)
旅行計画中、ナイアガラがワインの有名産地だと知って
ワイン好きの私たちは、
早々にワイナリー巡りをすることに決めていた。
のだけど。
悩みに悩んだのが、
どうやってワイナリー巡りをするかということ。
日本語のワイナリーツアーの多くは半日ほどで。
ワイナリーに1か所行って、
帰りに近郊の街、ナイアガラ・オン・ザ・レイクに行って
だいたい5000円~8000円くらいというツアーが多い。
一方、英語のツアーはたくさんあって、
どこがいいのかわからないくらい。
ツアー会社の種類もたくさんあるし、
その中でもツアーの種類がたくさんあって。
英語も理解できるか自信がないし、かなーり悩む。
そして、もう一つ考えたのは
ナイアガラ・オン・ザ・レイクまで自分たちで行って
自転車などで自分たちで巡るパターン。
でも、これについては
酔ったら危ないし、ワイナリーとワイナリーの間の距離的にも
私たちには現実的ではないということもあって
早々に却下。
で。
結局、私たちは自信がないながらも
ワイナリーを3~4か所ほど巡って
12~15種類は試飲できる英語のツアーで探すことに。
そこで役立ったのが、
やはりトリップアドバイザー。
英語の口コミながら、
一番評価の高かった、
ナイアガラ・ヴィンテージ・ワインツアーズ
(Niagara Vintage Wine Tours)の
ランチつきコース 139.95CAD(約1万2540円)に参加することに。
ホームページからツアー予約をして、
戻ってきたメールの返事(英語)によると、
9時~9時半の間に、
私たちが宿泊していたシェラトン・オン・ザ・フォールズにある
スターバックスの近くで待ち合わせ。
もし、遅れてきて携帯が通じなかった場合は、
ほかのツアー客の迷惑になるので、
置いていくこともあります。
(もちろんその場合は返金がありません)
とあったので、
ちょっとドキドキしながら、早めにスタバの前に行って待つことに。
そして、9時。
シェラトン・オン・ザ・フォールズのスタバ前は、
多くのオプショナルツアーの待ち合わせ場所になっているようで、
多くのお客さんでごった返している。
いやーん。
どれがどのツアーのお客さんか、わかるのかしら。
実際、私たちはどんなバスが来るのかわかっていなかったので、
違うバスを自分たちのバスかと思って、
聞きに行っちゃいました。
そして、9時10分。
←私たちのツアーバス
ちょっと写真が逆光にわかりにくいかもしれませんが、
車体にしっかり「Niagara Vintage Wine Tours」と書かれていて、
ホームページのベースの色と同じ
深紫色の車体だったので、来たらすぐわかりました。
60代後半~70代と思われるおじさんが、
私たちの名前を確認して、車に乗り込む。
もちろんガイドは、すべて英語。
正直、私は100%わかったわけではないのですが、
おじさんの英語は、比較的ゆっくりでわかりやすかったので、
とても楽しかったです。
おじさんによると、こちらのツアーは少人数制で。
私たち3人と、ナイアガラの滝周辺で母娘の2人組、
そして、ナイアガラ・オン・ザ・レイクで50~60代と思われるご夫婦をピックアップして
計7人のツアーに。
多すぎることもなく、
皆さんワイン好きの楽しいメンバーで、とても楽しめました。
←ナイアガラ・オン・ザ・レイクに向かう道
ナイアガラ・オン・ザ・レイクでは、
ここが有名なプリンセス・カフェだよとか
ガイドのおじさんが、いろいろ説明してくれて。
早速自分の英語力が試される。
そして、ナイアガラ・オン・ザ・レイクの街並みを抜けると…
←ブドウ畑
ブドウ畑が見え始めて。
ポツ、ポツと点在するワイナリーも
ときどき通過したりして。
一気にテンションが上がってくる。
そして、10時。
←かわいらしいワイナリーです
まず最初にやってきたのは
コンゼルマン・エステート・ワイナリー。
(Konzelmann Estate Winery)
名前でなんとなく想像できるかもしれませんが、
ドイツからやってきて根付いた家族経営のワイナリーです。
ガイドさんによると、
ナイアガラのワイナリーは、
ヨーロッパから移住してきたワイン農家が多いそうです。
←ブドウ畑を見に行きます
外は、ぽつぽつと雨が降ってきて。
空気も少し冷たくなってきました。
←一面に広がるブドウ畑
ガイドさんがいろいろ説明してくれていましたが、
どんな内容だったかすっかり忘れてしましました。
ただ、オンタリオ湖が見える
奥の方まで広がるブドウ畑は、
一望するだけで、とてもよく手入れされているのがわかって
とても美しく、
その景色は、忘れられないものでした。
←風が強くなってきました
←ツアー参加者の娘さんに撮ってもらいました
←奥にオンタリオ湖が
←醸造所
ブドウ畑を見た後は
←素敵な建物
中に入って…
←奥に部屋が
←空のグラスが置いてありました
そうです。
お楽しみの試飲です。むふ。
←しかも、スタッフさんが
ちょっと渋めのイケメンさんで
テンションが上がる(笑)
最初に出てきたのは…
リースリングのスパークリングワインです。
少し酸味が強めでしたが、
飲みやすいすっきりとした辛口。
←まずは乾杯でしょ
←泡好きー
←ラベルを撮ってたら
お兄さんが持ってくれたよ。優しい~
ラベルに書かれた「VQA」の文字は、
このワインが、オンタリオ産のブドウで作られた
一定基準を満たしたワインである証。
カナダにも外国から入ってきたブドウを混ぜていたり
原料に外国のワインを混ぜたB級品もあるけれど、
この「VQA」によって品質認証基準が満たされているんですね。
←ラベルを撮るふりで
おにいさんを激写(笑)
2杯目はピノ・ブランの白。
これがフルーティで、かなり飲みやすい!
一生懸命、裏に書いてある英語を読んで、
ふむふむ、確かにオイスターやムール貝に合いそうだよね!
なんて、話していたら
おにいさんが嬉しそうに、
「そうそう、これはシーフードとかにすごく合うんだよ。
この説明、僕が書いたんだ!」
と教えてくれて。
おにいさんとワインや食べ物の話で盛り上がれたのも嬉しかったし、
こういう丁寧な説明が書いてあるのって、
すごくいいなぁって思いました。
←飾ってある絵もね
素敵なんです
←花瓶も素敵
そして、3杯目。
←色もクリアな赤でした
メルローの赤です。
これはけっこうライトボディな、
私のように重た~いフルボディの赤が苦手な人には、
すごく飲みやすい赤だと思います。
ただ、逆に言うと、
重ためのパンチの効いた赤が好きな人には、
ちょっと物足りなく感じるかもしれません。
実際、ツアーに来ていた
母娘のお母さんは、どうやら物足りなかったようで、
ほかの赤を試飲させてもらっていました。
そしてそしてそして!!
1軒目にして、いきなり出会っちゃいました。
私的に、今回のワイナリーツアーで
一番気に入ったワイン!
ピーチワイン
なんと桃のワインです。
これまで、いわゆるシードルと呼ばれるリンゴのスパークリングワインや
梨のワインは飲んだことがありましたが、
桃のワインは初めて。
これは……!!
私のようなお子ちゃまワイン好きにはたまらない味です!!
もちろん甘いんだけど甘すぎず。
ほんのりピーチの香りがして、でもしっかりワイン。
ピーチ果汁90%、シャルドネ果汁10%を混ぜて作ったワインだそうです。
これ、ホントおいしいです!
←午前中からワインを4杯飲んで
しかも桃のワインに感動して
かなりご機嫌です
というわけで…
←ピーチワイン売ってます
ピーチワイン 14.75CAD(約1250円)
購入決定!!
安い!!
ホントはもう1本買いたかったけど、
重さと、これからほかのワイナリーに行くことも考えて自重。
(日本に免税範囲で持って帰れるのは3本までです)
でも、ツアーを終えた後、
やはりピーチワインをもう1本買っておけばよかったーと
つくづく後悔しました。
失敗したなー。
1本しかないと、もったいなくて飲めないじゃん!!
もちろんほかにも…
←試飲室の隣にショップがあります
←試飲したワインは全種類購入できます
←スシワインってなんだろー
←ナイアガラの名産
アイスワインもお手頃価格
こちらのお店のワインは、
どれも12~30CADくらいで、かなりお手頃。
しかもおいしくて、返す返すもっと買って帰ればよかったと思いました。
なんでこんなに後悔したかというと、
今回のワイナリーツアーでは、
ほかにも3軒、計4軒のワイナリーを訪れたのですが、
私が一番気に入ったのは、
このコンゼルマンだったのです。
誤解のないように言うと、
ほかのワイナリーがダメだったわけではけしてないんです。
ただ、試飲させてもらったワインが
泡、白、赤、そして極め付けのピーチワインと
すべて私好みの味だったということ。
それから店構えや雰囲気、ワインおお値段、
そしてスタッフのフレンドリーさや親しみやすさ、
説明のわかりやすさ………などなど
総合的に、私はここが一番お気に入りだったんです。
ここを最後に回っていれば、
もしかしたら印象が変わったかもしれないし、それはわかりません。
でも、私はとにかくコンゼルマンのファンになってしまったのです。
もしまたナイアガラに来られる機会があったら
ぜひまた立ち寄りたいワイナリーです。
←ショップでも試飲できます
←グラスも売ってました。
かわいー
←これも買っておけばよかったー!
←ピーチワイン買ったどー
ピーチワイン以外にも買おうかどうしようか
いろんなワインを見て、
ショッピングにあまりに時間がかかっていたので、
ガイドさんが心配して見に来ました(笑)
でも、迷ってるのー
と言ったら、
ガイドさんは慌てなくていいよ。と優しくて。
そんなところも、このツアーが気に入った1つでした。
ワイナリーツアーはまだ1軒目。
次へ行きましょーー!