3日目その② ロンビエンバスターミナルからバスでバッチャン村へ(2015年11月28日)




    東京に住んでいると。

    大きなバスターミナルは、

    大抵、主要な駅前にあるわけで。




    私は、このとき自分が大きな勘違いをしていることに

    気が付いていなかった。




    というか。

    私が持っていた地図では、

    どう見ても、駅とバスターミナルは隣接しているように見えたのだけど。

    実際は、
ロンビエン駅とロンビエンバスターミナルは

    
微妙に離れた位置関係にあって。




    「バスターミナル」というベトナム語がわからなかったので、

    
「Ga Long Bien」、つまりロンビエン駅と書いたメモを

    タクシーの運転手さんに渡したのだった。









        
←このタクシーでした

        ←ハノイの通り




    
8時20分すぎ

    突如、私たちの乗っていたタクシーが

    大きな通りの中央分離帯のど真ん中で立ち往生し、

    私たちに降りろと言う。




    ちょ、ちょっと待って。

    うそでしょ。




    ハノイの街は、とにかく交通量がハンパない。

    信号もないし、私たちのようなシロウトが

    こんなところに放り出されても、

    どうしていいのかわからない。




    
いやいや、無理だから!!




    しかし、タクシーの運ちゃんは、

    
ココで降りろという。

    この道をまっすぐ行けば駅にたどり着く。

    その方が早いとジェスチャーで示しているようだ。




    相棒も、

    
ココで~~~??

    と、面食らっている。




    なんとか回って駅前に着けてほしいとお願いするも、

    ここは右折できないから、まっすぐ行けと

    運ちゃんも譲らない。




    仕方なくタクシーを降りるも……




    
ぶぅぅぅーーーーん!!

    右からも左からも、ものすごい車の数!!

    相棒は、コワイコワイとぶっちゃけうるさいくらいだったのだけど。

    ここでビクビクしても、時間が無駄に過ぎていくだけなので、

    意を決して渡っていくことに。




    ハノイの道を渡るには、

    とにかくビビッて、歩く速度を急に変えたりしないことだ。




         




    道を渡り切り、この看板が見えてようやくほっとする。

    確かにタクシーの運ちゃんが言う通り、

    運ちゃんが指さす方に歩いていけば、駅にたどり着けるようだ。




         
←これがその道

         ←道端でトウモロコシを売ってました
   
         ←上半身裸で様子をのぞいている人も




    ほ、ホントにこんなところに駅があるのかなぁ~


    と、思ったら。




          
←ロンビエン駅




    おおおーーー!!

    あった!!

    
ロンビエン駅だ!!




    ぶっちゃけ、ここから郊外に電車が出てるとは思えないくらい

    なんか駅っぽくないけど、でも駅だ。




    けど………

    どこをどう見ても、
バスターミナルがありませんけど??

    


    もと来た道には、

    どう考えてもないので、

    駅に向かって右の方にあった橋を渡ってみることにする。




         
←鉄橋




    しばらく鉄橋を歩いていくと…




          
←道が見下ろせて…

          
←私たちがさっきタクシーの運ちゃんに

                                                降ろされたところ
が見えました




    そして、後ろを振り向くと…




          




    黄色いバスの後ろ姿が見えた。

    どうやらこの先にバスターミナルがあるようだ。




    そうか、さっき降ろされたところまで戻って、

    道なりにまっすぐ行けば、

    
バスターミナルに出られそうだぞ!!




          
←鉄橋はこんな感じ




    早速もと来た道を戻り、

    次から次へとやってくる

    バスの後を追いかけていく。




           
←歩くとけっこう距離がありました




    ちなみに、ベトナム語でロンビエンバスターミナルは

    「ben xe Long Bien」だそうです。









    そんなこんなで。




         
←ロンビエンバスターミナル

         
←47番バッチャン村行きに乗ります。




    行先によって、乗り場が分かれていますが、

    
47番の「DI BAT TRANG」という看板を目印にすれば、

    乗り場はすぐにわかりました。




    ただ、ご覧のとおり、同じ乗り場に

    4つの行先のバスが停まるので、

    間違えないように気を付けてくださいね。




    そして、
8時40分すぎ。




         
←しっかり47と書かれていました




     中には、運転手さんのほかに、

     車掌さんのようなスタッフがいて、

     
「バッチャン?」と聞くと、うなずいてくれました。




     バッチャン村は、ベトナム語の発音でも

     そのまんま「バッチャン」です。




           
←バスの中

                                                 椅子が少ない分通路が広いです


           
←車掌さんがチケットを売りに来ます

           
←7000ドン(約40円)でした。

                                                 安っ!!


           
←ハノイ版つり革




    いや~~
7000ドン(約40円)は安いよね~。

    ツアーでは、20USドル~40USドルとかだから、

    
この差額はいったい何!?って感じ。




    椅子は少々硬くて、道も少々ガタガタしてはいるものの、

    思っていたほど、ひどい振動や揺れではないし、

    車内も汚い感じはなくて

    快適とまでは言わないまでも、悪くない乗り心地だった。




    うまく乗れたことで、ちょっとウキウキして、

    相棒とおしゃべりに興じていたら、

    車掌さんに
「シッ!」とやられてしまった。

    おしゃべりには要注意ですね。




           
←ロンビエン橋を渡りまーす

           
←住宅街に入ってきました

           




    途中、明らかにセレブ感漂う高級住宅地などを通りながら

    バスに揺られること
45分




          
←バッチャン村バス乗り場とあります

          
←ここがバッチャン村のバス乗り場




    車掌さんに降りるように言われたので降りると、

    そこは
バッチャン村だった。




    帰りもここからバスが出るようだ。




         
←バス停の前には食堂が




    バスを降りた瞬間は、

    なんだかいかにもバッチャン村って感じがしなくて、

    一瞬面食らってしまったけれど、

    よく見ると、目の前に壺や陶器を置くお店などがある。

    やはりバッチャン村のようだ。




    さあ、ちょっと回ってみてみますか!




         
←陶器を売るお店が見えます