2日目その④ ハイウェイ4のおいしいトマト牛肉鍋(2015年11月27日)




    
19時40分。

    1日がかりだったハロン湾のツアーから

    宿泊ホテル、
サニー3ホテルに戻ってきて。

    ちょっとしたハプニングが起きた。




    
「金庫が……開かない




    ロックしたセイフティボックスが開かなくなってしまったのだ。




    というわけで。




         
←ホテルの人に来てもらいました




   
あ、開いた~~。

   よかったー。




   ホテルのセキュリティのために詳しくは書きませんが、

   どうやら、セイフティボックスに書いてあった日本語の説明が微妙に違っていて

   初期設定の暗証番号がリセットされないままロックされていたようだった。




    それから、もう一つ私たちには決めなきゃならないことがあった。

    翌日をどうするかということだ。




    正確に言えば、
バッチャン村に行くことは決めていたけれど、

    どうやって行くかが問題だった。




    ハロン湾に連れて行ってくれた旅行会社のガイドさんは、

    うちのツアーなら
40USドルでバッチャン村に連れて行って、

    ランチもついているという。

    私がよく使うオプショナルツアー会社VERTLAは
約20USドル

    (VERTLAについては、コチラをどうぞ→




    そうでなければ、車の免許を持っていない私たちは

    ローカルバスを使っていくしかない。




    
言葉がわからないのに、自分たちで行けるかなぁ~。

    うーーーーん。

    心配だけど……

    40ドルとか20ドルとか使ってわざわざ行くのであれば、

    あえてベトナムで食器を買わなくてもいい。…気がする。




    なんだかんだとさんざん迷いに迷って…

    これ以上夜遅くなると夕飯も食べ損ねてしまいそうで

    結局めんどくさくなって、ツアーに申し込むのをやめた(笑)









    この日、私たちが夕食に決めたお店

    
ハイウェイ4(Highway4)は

    高校のO先輩が教えてくれたお店だった。




    調べたら私が持っていたガイドブックにも載っていて、

    
24時近くまでオープンしている(ラストオーダーは23時)というのが

    決め手になった。





         
←タクシーで向かいました




    
サニー3ホテルは、街の中心部からちょっと外れていて、

    お店までは、
5万2000ドン(約290円)かかった。




         
←お店の入口

         




    私は、このときまだハノイの地理感覚がよくわかってなくて、

    このお店がどのあたりにあるのか、うまく把握できていなかったのだけれど、

    後でもう一度地図を確認したところによると、

    
ホアンキエム湖からほど近く、

    
ハン・トレ通り(Hang Tre)にあった。




         
←店内から入口の方を見たところ




    おしゃれな雰囲気の内装。

    ガイドブックにも書かれていたのだけれど、

    地元の人が来るお店というよりは、

    
欧米人の観光客がほとんど、という印象だった。




    2階もあるようだったけれど、

    私たちは1階の空いている席に座ることに。




         
←ドリンクメニュー

                                               ビールやワイン、ソフトドリンクもあります

         
←鍋のメニュー

                                      鶏鍋、鴨鍋、シーフード鍋、牛鍋、

                                      なんと、ヘビやカエル鍋というのもあります


       
←鶏料理やエビ料理など、メニューが豊富




     そのほか、
うなぎやオーストリッチ、バッファローなど

     
なぜココにそんな肉が!?と驚くような食材をを使った創作料理や、

     サラダもいろんな種類があって、チャーハン、お粥など

     オーソドックスなベトナム料理店ではあまり見たことないような

     個性的なメニューが並んでいる。




     悩んだ末に注文して、

     まず出てきたのが…




         
←サイゴンビール

         
←謎のカニ




    
サイゴンビール 2万8000ドン(約150円)は、いいとして…




    
何、このカニ??




    確かに、
ソフトシェルクラブのフライと書いてあったと思うんだけど…

    私が思い描くソフトシェルクラブとは、かなり違う。

    味も、
川エビを甘めに炒めたような味がして、私は苦手だった。

    川エビ好きにはたまらないかも??




    ちなみに、この謎のカニは、
4万5000ドン(約250円)でした。




         

         
←川エビが好きな方には

                                               
おつまみにいいと思います

         
←こんな小さなカニでした




    続いてやってきたのは…。




         





    
豚肉の生春巻き 6万8000ドン(約380円)




    ちょっと暗くてわかりづらいですが、

    とてもかわいらしい盛り付けの生春巻き。




    個人的には、
ベトナムは生春巻きより揚げ春巻きの方がおいしいと思っているので、

    私は揚げ春巻きがいいと主張したのだけれど、

    ここは相棒がどうしても生春巻きを食べたいと譲らず、

    私が譲歩することに。




    でも、この生春巻きは、

    ベトナムの生春巻きにありがちな

    ライスペーパーがバリバリ硬くておいしくないということもなく、

    とても無難においしくてよかったです。




          
←蘭の花がかわいいですね

          


    そして、いよいよメイン料理が!!!




          




    ジャジャーーーーン!

    
トマトと牛肉のスチームボート(鍋) 38万8000ドン(約2140円)です!!




    隣に座っていたオニイサンたちが頼んでいておいしそうだったのと、

    ハノイが思っていたより涼しかったこともあり

    注文してみました。




         
←せんべいの下に大量の牛肉が隠れています

         
←しらたきのようなフォー

         
←野菜もたっぷり




    でもって、これがねえ。

    
かなりおいしかったんですよ!!




         
←辛そうに見えるけど

                                               まったく辛くありません





     何が入っているのか、まったく謎のこのスープ。

     正直、見た目はなんとも言えないんだけど、

     このスープが、めちゃおいしかったんです。




         
←牛肉投入~

         




    スープの赤さはトマトで、

    
トマトならではの酸味が効いている

    牛肉は、私は日本が一番おいしいと思っているので、それに比べちゃうと

    って感じではあるけど、十分おいしい。




    空芯菜のほか、野菜やキノコも見たことがないようなものがたくさんあって、

    しかもどれもおいしい。




    台湾や香港の火鍋とも違うし、

    これまで食べたことのないスープの味で

    うまく表現できないけれど、

    謎のカニでダダ下がりしたテンションが、急上昇。

    
幸せ~~




          
←テンション上がったー

          
←何が浮いているのか謎~




    すごくおいしかったんだけど、あまりの量に食べきれず。

    残念ながらちょっと残してしまいました。

    たぶん3~4人で食べるのがちょうどいいくらいだと思います。




    そして、最後に…




           




    
ベトナムコーヒー 2万5000ドン(約140円)




    ホテルの近くにはコンビニも見当たらなかったし、

    ホテルではおいしいコーヒーが飲めなさそうだったので、

    相棒にお願いして、コーヒーを最後に飲んで締めくくり。




    相棒も追加でビールを頼んだりして、

    全部で
64万8000ドン(約3570円)になりました。




    ベトナムの食事にしては、ちょっとお高めな感じもしますが

    円安でもあったし、何よりお鍋がこれまでに食べたことのない味でおいしかったし、

    これだけお腹いっぱいになれば

    大満足の食事でした。









          
←帰りもタクシーで

          
←この緑色のタクシーは

                                                比較的安心です





     お店の近くでタクシーが拾えるか心配だったけれど、

     ラッキーだったのか、すぐにタクシーが捕まえられた。

     


     このときの私たちは、土地勘がなく、

     そもそも自分たちがどのあたりにいるのかさえ

     ちゃんと把握できていなかったけれど、

     ホアンキアエム湖の方に出れば、比較的簡単に捕まえられると思います。




            
←夜のサニー3ホテル

            


    
22時20分。

    ホテルに無事着いた。




    ハロン湾のツアーは、ほとんどバスでの移動だったとはいえ、

    さすがに疲れたな。




    翌日は、結局ツアーに申し込まなかったから

    自分たちでなんとかバッチャン村に行かなくちゃ。

    ちょっとだけ緊張しながら、眠りについた。