4日目その⑦ モンセラット④山の下、サンタ・コバへ(10月23日)




        
←フニクラの駅の方から見た

                                              モンセラット修道院





    
16時50分

    モンセラットの山の上、
サンタ・ジョアンに行って来た私たちは、

    続いて山の下、
サンタ・コバ(Santa Cova)へと向かうことに




        
←サンタ・コバ行きフニクラ駅の表示

        

        




    
フニクラというのは、ケーブルカーのことで。

    サンタ・コバ行きのフニクラは、
20分おきに運行。

    たまたま私たちが行ったとき、

    ほとんど待つことなくやってきました。




        
←車両一番前の景色




    この時間だというのに、案外フニクラは混んでいて。

    なんとか一番前の車両から景色を収めることができました。




        




    両脇を山に囲まれ、非常に幅の狭い線路を

    フニクラが下っていく。




    サンタ・ジョアンへ行くフニクラは、

    曲がることなく一直線に上に向かって行ったけれど、

    サンタ・コバへ向かうフニクラは、

    カーブがあって…




        




    カーブの先に線路の分かれ道が。




        

        




    上ってくるフニクラとすれ違い。




    サンタ・コバ行きのフニクラは、

    右手が崖になっていて、

    しかも、急な下り坂を下っていくので、

    スピードはありませんが、なかなかな迫力です。




         




    さあ、
サンタ・コバ到着です。

        


       





    
17時

    サンタ・コバへのフニクラは、
5分ほどで到着。

    修道院に戻るフニクラは、
18時が最終

    1時間で戻ってこなくちゃ。




        ←サンタ・コバのフニクラ駅

                                              上には修道院が

        
←左手にはロープウェイのケーブルが




    駅の前には。




         




    
Cami de la Santa Covaとの表示。

    Camiというのは、カタルーニャ語で
「道」という意味で、

    サンタ・コバへの道、と書かれています。




    Covaは、英語で言うところのCave、

    つまり、
洞窟という意味で。

    
黒いマリア像が見つかったという伝説のある洞窟があります。




        
←矢印の方へ

        





    山間に見える美しい景色を楽しみながら歩いていくと。


        

        
←ちょっとわかりづらいですが

                                     キリストの生誕を描いた壁画がありました

        





    そのちょっと先には…




        

        
←東方の三博士




    私は、ここに来て初めて知ったのだけれど。

    洞窟までの道のりには、

    
キリストの生涯を描いた彫像が15体あるそうで。




    私は、基本的に霊感とかないし、

    オーラとか感じるタイプではないのだけれど、

    それでも、黒いマリア像にパワーが宿るの、

    わかる気がする神聖な空気。




          
←眺めも本当にいいんです

          

          
←ロープウェイも見えます

          
←ひたすら下っていきます




    さらに下っていくと。




        

        




    そして、数々の彫刻を見ていく中で

    私が好きだったのは、これ。




        

        

        




    この天使がどうやって倒れずにバランスを取っているのか、

    本当に不思議で。

    表情もとても美しくて、心奪われる彫刻でした。









        
←まだまだ行くよー

        





    しばらく行くと、

    切り立った崖の近くに十字架が見えて。




    自然の中の十字架が、とても神々しく見えました。




    その十字架にたどり着く前には。




        

        

        




    まるで、その十字架を遠く見つめているかのように見える

    キリストのむち打ちの彫像。




    さらに、そのすぐ先には




        

        




    十字架を担いでゴルゴダの丘を登る

    キリストの姿がありました。




    そして…




        


        





    逆光になってしまいましたが、

    十字架は、山のふもとを背に、

    修道院の方を向くようにして造られていました。




         
←振り向くと修道院が見えます

         

         
←こういう位置関係です。


         

    キリストの誕生から十字架まで

    キリストの生涯を追うように、坂を下ってきて。




    この後も進んでいけば

    きっとキリストの復活や、キリストの昇天も見られたのだろうけれど。

    このとき時刻は
17時20分




    駅に戻るのも20分近くかかることを考えると、

    最終のフニクラを逃すわけにはいかず、

    ココでタイムアップ。




    あーーーん。

    
洞窟まで見に行きたかったなぁ~~!!!




        
←十字架の後ろから見えた景色

        
←見える景色の説明書き









    来た道を戻りながら。




       
←先ほどの十字架を背に

       ←戻りはもちろん上りだよー




    名残惜しくて、何枚も似たような写真を撮ってしまう。




    そうこうしているうちに。




        




    町の向こうは日が沈み始めていて。

    こんな神聖な場所で1日を終えられるなんて幸せだなぁと

    なんだかしみじみ。




    来る前は、何があるのかすらよくわかってなかったサンタ・コバだったけれど、

    やっぱり来てよかったな。




        
←修道院行きのフニクラと書いてあります




    戻りは、案外早く戻ってこられて。

    終電の1本前のフニクラに乗ることができました。




        
←終電近いので多くの人が乗っていました




    終電に近い時間だったためか、

    多くの人が乗っていて、

    戻りは、一番前の車両に乗るのは断念。




    終電を気にしなければ、もう少し先まで行けたかもしれないけれど、

    やはりギリギリになるのはコワイので、

    早めに戻ってきて正解だったかなと思います。




    次回、モンセラットに来るときは、

    ちゃんとサンタ・ジョアン&サンタ・コバが

    最後まで見られるように計画組まなくちゃね。









    
17時50分

    修道院の方に戻ってきて。

    そのまま18時の登山電車に乗って、

    バルセロナに戻ろうと思えば乗れなくもなかったけれど。




    私たちは、モンセラットでまったくお土産を見る時間がなくて。

    せっかくだから乗る電車を30分遅らせて、

    お土産を見てから帰ることにした。




    視聴覚スペースのあるお土産屋さんで見つけたのが…




        

        
←2枚購入~




    
1枚8ユーロのこのお皿。




    すっごくかわいくって一目ぼれ。

    私がレジを待つ間、レジのテーブルにこのお皿を置いておいたら、

    私の後ろで待っていたおばちゃんたちが、

    このお皿をおもむろに手に取って何やら話している。




    
そ、それ、私が買おうと思っているものなんですが…




    私がジェスチャーでそれを伝えると

    
「あら、ごめんなさい。どこにあったの?」と聞かれたので

    指さしで教えてあげました。

    どうやらおばちゃんたちも気に入ったみたい。




    私たち、おそろいですね。




        
←もう一つのお土産屋さん




    ココでは結局、私は買い物しなかったのですが、

    蜂蜜や、ワイン、チーズなどの食料品のほか、

    黒いマリア像に関するキーホルダーや置物、マグカップなどなど

    記念になりそうなお土産がいろいろそろっていました。




    さらに、私としたことが

    買い物に夢中になりすぎて、写真を撮り忘れてしまったのですが、

    最初にモンセラットに到着したときに見た

    青空市場がまだやっていたので、

    そこでチーズとはちみつを購入。

    (青空市場については、コチラをどうぞ)




    少々重くなってしまいましたが、

    日本では考えられないほど安いお値段で買えて、

    ラッキーでした。




    結局お土産を見ていると30分なんてあっという間で。

    登山電車の駅に並びに行くと…




        




    
大・混・雑!!!!




    いったい皆どこから現れたの!?

    ってくらいの、
人・人・人!!!




    やっばーい。

    マジで!?




    そして、ヤバい予感は的中するもので。

    この後、疲労困憊のバルセロナ戻りとなるのでした。




    つづく。