4日目その② サグラダファミリア 生誕の塔に上る(10月23日)




    本当は。

    この日、朝イチでバルセロナ郊外の町

    
モンセラットに向かう予定だったのだけれど。




    私たちは、スケジュールがハードになることを承知で、

    その前に、再び
サグラダ・ファミリアを訪れることにした。




    というのも。

    これは、単なる私の手違いだったのだけれど、

    サグラダ・ファミリアのチケットを予約する際、

    予約する日付を間違えてしまって。




    
ネットで予約したチケットはキャンセルができないため、

    無駄になることも覚悟の上で、

    前日と、この日の分、2日分のチケットを予約しておいたことが

    災い転じて福となし。




    前日に雨が降ってしまって

    
生誕の塔(Nativity Tower)に上ることができなかったので。

    (前日にサグラダ・ファミリアを見学したときの様子は、コチラをどうぞ)




    とにかく、
生誕の塔にだけでも上ってから

    モンセラットに行こう!ということになったのでした。




        
←ホテルの最寄り駅

                                              パッセジ・デ・グラシア駅から…


        
←地下鉄で…

        
←サグラダ・ファミリア駅へ




    
パッセジ・デ・グラシア駅からサグラダ・ファミリア駅へは、

    
10分弱




    たまたま、前日とは違う出口を上がっていくと…




        
←エスカレーター脇に…

        
←サン・パウ病院

        




    バルセロナのさまざまな見どころの写真。




        




    そして、偶然……!!!




        




    なんと!

    前日に行動を共にしていた

    
パリに住む友人、よしこちゃんとバッタリ!!




    
あれーーー!?パリに帰ったんじゃなかったの!?

    
パリに帰る前に、せっかくだからサグラダ・ファミリアを外からでも

    
見てから帰ろうと思って

    
朝イチで来てみたんだよー!!




    うわー。びっくり。

    そういうことってあるんだね。

    世界って、思っているより狭いかもね!!









    思いがけない再会に

    興奮冷めやらぬまま

    地下鉄の階段を上っていくと…




       

       

       

       

       




    
うわうわうわーーー!!




    生誕のファサードに朝日が当たって、

    めちゃめちゃキレイなんですけどーーー!!!




    前日に来たときには、

    小雨が降っていて、

    あまりゆっくり眺める余裕のなかった生誕のファサード。




    同じファサードとは思えないほど

    色も違って見えて、

    つくづく

    
また来てよかったーーーー!




    と思いました。




        
←前日も同じ場所で撮ったけど

                                     また撮るよねー










    ずっと見てても飽きないけれど、

    私たちは
9時からの入場予約をしていたので、

    信号を渡って、入口で待つことに。




       
←向かいの公園には

                                             お土産屋さんがお店を出しています

       
←前日には撮る余裕がなかった真正面

       
←入口は生誕のファサード前




    まだ開門まで20分近くあったせいか、

    それほど人が並んでいなかったので…




       
←真下から見上げてみたー

       

       

       

       
←マリア戴冠

       
←上:マリア戴冠

                                    中:受胎告知

                                    下:東方三博士の礼拝


       
←これからココに上るのねー




    さらに写真撮りまくり~(笑)




    
8時50分になって、だいぶ人が並び始めたので、

    私たちも並ぶことに。




     いくつかのブログで早めに行った方がいいといったことが

     書かれていたので、

     早めに行ったけれど、あまり慌てる必要はなさそうです。

     もちろん、早く行ったら行ったで

     私たちみたいに、写真撮りまくったりできるわけですけれども。




        
←ここでチケットを見せます

        
←お店もだいぶ立ち並び始めました




    この日は、雨が降っていなかったおかげか、

    ほとんど待つことなく、すんなり入らせてもらえて。

    もちろん、塔に上るエレベーターも動いているとのこと。




    やったね!!




        
←前日には雨が降って

                                     撮る気になれなかった

                                     オーディオガイドの貸し出しカウンター近くにある模型

                                     ガラスに反射して、うまく撮れない…


         
←受難のファサード側は

                                      こんな風になってるんですね





    さあ、早速中に入っていきましょー。
        



        
←この旅、2回目のサグラダファミリア!

        


        









       
←入ってすぐ左手のステンドグラス

                                    前日にも撮ったけど

                                    あまりにキレイで、ついまた撮っちゃう


       

       




    しつこいようですが、

    2日連続でサグラダ・ファミリアにやってきたので。




    さすがに、

    1日で大きく変わるようなことはなく。

    前日に味わったような大きな感動はなかったのだけれど。




        
←側廊

        

        

        




    この日が日曜日だったからか、

    あるいは、たまたまだったのか

    前日より、人が少なくて。

    のんびりと眺めることができました。




        

        

        

        




    でもって。

    私たちは、
9時15分のエレベーターを予約していたので、

    生誕の塔に上るエレベーターの入口へ。




         
←エレベーター入口




    生誕の塔に上るエレベーターは、

    
生誕のファサードを入って、すぐ右手にあるので、

    わかりやすいと思います。




    12年前(2004年)に来たときは、

    エレベーターで上る方法と、階段で上る方法とがあり、

    ぜいぜい言いながら上りましたが、

    今では、エレベーターのみになっています。

    (12年前に上ったときの様子は、コチラをどうぞ)




    上れる塔は、2016年10月現在、

    
生誕の塔(Nativity Tower)と受難の塔(Passion Tower)

    それぞれのファサードの塔に上ることができますが、

    どちらか一方しか上れないので、

    上りたい塔を予め選ばなければなりません。

    (両方上りたかったら、チケットが2回分必要という、

     なんともアコギなことになってます)




    生誕の塔には、12年前にも上っていたので、

    今回は受難の塔にしようかどうしようか、かなり迷いましたが、

    それこそ12年ぶりということもあって、

    あまり記憶が定かではないので、

    ネットなどで調べまくり、さんざん悩んだ結果、

    もう一度、生誕の塔に上ることにしました。




        
←大きい荷物は、

                                              ロッカーに預けなければいけませんが

                                              カメラやスマホは持っていけます。

                                              ただし、落下には要注意です










        
←エレベーター




    
なんか、近代的~~(笑)




    入口は1人用みたいですが…




        
←ガイドのおねえさん

        
←エレベーターで昇るのは、

                                     塔の中腹くらいまでなんですね





    ガイドのおねえさん含めて、5~7人ほど乗れます。




    そして、エレベーターが到着すると…




         
←階段の入口




    階段の入口が!




        
←上りまーす

        

        




    
記憶がよみがえる、この狭い階段!!




    私は基本的に、狭いところはあまり得意ではない上に、

    体力もないくせに、

    ヨーロッパの教会の、こういう狭い階段が大好き。




    なんだか、数百年前の世界に迷い込んだ感じがするんですよね。




    そして、その階段を上る途中には…




        
←向かいの公園が見下ろせます

        
←生命の木の鳩も間近に!




    生誕のファサード前の様子や、

    生誕のファサードを横から見ることができたりして、

    テンションが上がります。

    そして…




        




    上り階段の途中には、

    塔と塔の間をつなぐ渡り廊下が。




    その渡り廊下からは…




        
←向かいの塔の先端

        
←工事中の尖塔たち

        

        

        

        
←生誕のファサードの中央にそびえる

                                     生命の木の先端も


                                     
ちょうど生命の木の裏側になるんですね

        
←生命の木越しに見えた

                                              バルセロナの街並み





    ファサード側を見れば、バルセロナの美しい街並み、

    内側を見れば、まだまだ工事中の様子を見ることができる。




        

        




    さあ、塔にはまだまだ先があります。

    行きますよー。









        
←もう1本の塔の方から下っていきます

        
←途中の小窓からはいろいろ見下ろせるよ




    渡り廊下を渡って、

    もう1本の塔を、今度は下っていきます。




    塔の内側に目を向けると…




        
←上はこんな感じ

        

        
←下はこんな感じ




    内側は空洞になっているんですね。




         
←帰りも窓から景色を見ながら

         

         

  


    さらに下っていくと…




         
←塔の内側

         
←外に見えた、まだ工事中のエリア

         
←生命の木がこんなに間近に

         
←地上も近づいてきました




    そして、塔の中腹まで来ると。




         
←この矢印に従って…

         
←さらなる下り階段の入口

         




    行きはエレベーターだったけれど、

    帰りは階段。

    より狭くなった階段を下りていきます。




        
←上から見たところ

        

        
←どんどんうずまき状になってくよ




    帰りもまだまだ景色を楽しめます。




        
←ファサード横が近づいてきたよ

        
←よく見ると…

        
←なんと!リアル鳩が!

        

        
←上の方はまだ工事中




    そして、途中には…




        
←これだけ見ると、何かわかりませんが…

        
←頑張って横から撮ってみたよ

        ←こんなこともできるよ




    ちなみに、ここの足元は…




         
←私の右足よ




    高所恐怖症の方は、気を付けてくださいね。




        
←まだまだ降りるよー

        
←ステンドグラスが横から見える場所も

        
←なぜかコイン~(笑)

        

        
←あともうちょっと!




    そして、最後の最後に…




        
←間違って上っちゃう人もいるのかな




    このマークが見えたら、いよいよゴール!




        
←最後の扉だよー




    この扉を開けると…




        




    再び教会内へ。
 



    ちなみに…




        
←出口を教会内から見たところ




    入口と間違えないようにするためか

    かなり地味な造り。




    ココから階段を上っていこうなんて、無謀なことを考えても

    降りてくる人とすれ違えないですし、

    塔を降りるのも、結局ここからしか降りられないので、

    素直にエレベーターで昇った方がいいですね。









    
9時50分すぎ

    塔のエレベーターで上ったのが、9時15分だったので、

    
塔の見学に30~40分ほどかかりました。




    この後、私たちは自分たちで

    バルセロナ郊外の町、

    モンセラットに行く予定だったのだけれど、

    
バルセロナからモンセラットに行く電車は

    2016年10月現在、
1時間に1本しかなくて。




    あらかじめ調べておいた10時36分の電車には、

    微妙に間に合うかどうか、という時間だったので、

    ここは無理をせず1時間遅らせて、

    11時36分の電車に乗ることに。




    というわけで…




          




    もう少しだけ教会内にとどまって、

    今、このときの状態を目に焼き付けておくことに。




    中でも、私がもう一度見ておきたかったのが…




        




    前日、雨であまり落ち着いてゆっくり見ることができなかった

    
受難のファサード
 



        

        

        

        

        

        




     天使が舞い、音楽に満ち溢れ、

     平和の象徴、鳩が留まる生命の木を中心に、

     美しい彫刻達がキリストの誕生を祝う、生誕のファサード。




     その生誕のファサードと対局に位置する受難のファサードは、

     彫刻の線も非常にシンプルで、表情がない。

     服のしわさえ、まるで刀傷のよう。




    このシンプルさが、キリストの受難の哀しみを

    より際立たせていて、

    私は、生誕のファサードに負けず劣らず

    受難のファサードも好きなんです。




    で。

    受難のファサードから教会内に再び戻ると。




        




    前日には気づかなかった、

    奥にさらに部屋があるのを発見。




         




    部屋の奥には…




         
←中心はガラスに囲まれて

                                      近づくことができませんでした


         

         

         




    まるで逗子のような、ガウディの手による家具が展示されていました。




         
←戻っていくと…

         




    そして、この展示室を出ると…
        



        
←受難のファサード側のらせん階段

        
←2026年には出来てるかな

        
←教会の構造図

        




    本当に、ずっとずっといても飽きないほど

    キレイだけれど、

    そろそろ出発の時間になってきたので、

    出ることに。




    帰り際、生誕のファサード近くで見つけたのが…
 



        




    
ロザリオの間への入口。

    正直、私はこのとき、ロザリオの間というのがあるのを知らなくて。

    気づいたときには、もう見る時間がなくて

    なんとか入口だけ写真に収めました。




    しまったーーー。




    ここは、生前ガウディが手掛けた部屋で、

    市民戦争で破壊されてしまったのを

    外尾悦郎さんが復元したんだそう。




    ちょっとでも見たかったな…




        
←出口の扉

        
←よく見ると、昆虫たちが

        
←なんつーか、芸が細かい!!

        

        




    そして、ついつい最後の最後まで…




        
←生誕のファサード一部

        

        




    名残惜しくて、ぎりぎりまで写真を撮ってしまう(笑)




        
←あそこが塔からみえたところかー

                                              なんて思ったり










        




    お手洗いは、サグラダ・ファミリアの出口近く、

    地下展示室の近くにあります。




    こう言ってはなんですが、

    とてもキレイなお手洗いで、安心しました。




    残念ながら、私たちはゆっくり展示物を見る余裕がなかったのですが、

    相棒を待つ間、ちょっとだけ




        
←サグラダ・ファミリアの模型

                                              受難のファサード側をよく見ると…


        
←たたずむガウディの姿がラブリー




    もし、10年後に完成したら。

    受難の塔にも上って、

    ロザリオの間もちゃんと見て。

    ガウディが夢見たサグラダ・ファミリアの姿を、味わいたいな。