3日目その④ カタルーニャ音楽堂を見学(10月22日)




    
12時15分。

    食器を買って、一度荷物を置きに

    宿泊している
ホテル・グランヴィアに戻ってきた私たち。




        
←ホテル・グランヴィア

        




    私たちは
13時

    
カタルーニャ音楽堂のツアーを予約していて、

    なおかつその15分ほど前に

    パリに住む友達のよしこちゃんと合流する予定だった。




    急いで荷物を置いて、出なくてはー!!









          





    ホテルの目の前にある
パッセジ・デ・グラシア駅から

    黄色い
L4のラインに乗って、

    隣の
ウルキナオナ(Urquinaona)




         
←ウルキナオナ駅出口

    


    着いたのは、いいけれど…

    どっちへ向かえばいいの!??




    このウルキナオナ駅出口、

    なんと五差路になっていて。




    
どっちが北なのーーー!!??

    と思わずグーグルマップさんをにらみながら、グルグル。




    ホテルに着いたときは、

    まだ40分以上あるし、隣駅だしと高をくくっていましたが、

    なんだかんだと時間が差し迫ってきて、

    あわわわわ。




        
←結局コッチだったよ




    
ライエタナ通り(Via Laietana)の緩やかな坂道を

    急ぎ足で下っていき…




        
←途中で小径に入ります




    そんでもって、ええっと、ええっと




        
←正面入り口の方にまわってきたよ




    あ、あれ。

    よしこちゃんの姿がない!?




    しかも、ツアーの入口はココじゃなさそう。




    えええ。

    ど、どこーーー!?




        
←キレイだったから柱撮ったけど

                                     時間差し迫ってるよー


        
←音楽堂右手




    人が集まってる様子が見えて、

    音楽堂の横の方にも回ってみたけれど、

    どうやら違うっぽい。




    大慌てで、よしこちゃんに連絡すると、

    どうやら入口は、すでに通ってきたところにあるらしい。




    あわわわ。

    戻れーーー!!




        
←ここがツアー集合場所だったー




    ああーーーー

    
よしこちゃーーーーーんん!!




    なんとかギリギリ、
12時59分に到着。

    よしこちゃんと会うことができました。




    いやーーーん。

    焦ったよーーー。




    だって、私が16年前にカタルーニャ音楽堂に来たときには、

    こんなオシャレな入口なんて、なかったもーん。




    しかも、入口入ってすぐはカフェになっていて、

    てっきり新しくできたお店か何かだと思って

    ここがカタルーニャ音楽堂の一部だなんて、

    思いもしなかったのよー。




    なんて、久しぶりによしこちゃんに会えた興奮と

    ぎりぎりセーフで間に合った興奮がないまぜになって。

    大興奮で言い訳(笑)




    ちなみに。

    私は、チケットをいつも利用するVELTRAというところで予約。

    このバウチャーは、正面チケット窓口で

    正規チケットと交換してもらえるようです。




    私は全然わからなくて、そのままバウチャーを見せたら、

    本当は、チケットと交換するのよ、ともぎりの女性が教えてくれて、

    そのまま通してくれました。

    感謝!!

    (私が予約したVELTRAについては、コチラをどうぞ)




    カタルーニャ音楽堂のチケットは、18ユーロ(約2170円)

    必ずガイドツアーに参加しないと入場できません。




    ガイドツアーは、
スペイン語、カタルーニャ語、英語、フランス語、イタリア語

    言語によって催行時間が決められています。

    英語のツアーは、特に人気なので、私たちは1か月近く前に予約しましたが、

    すでに予約できない時間もありました。

    行くことが決まっていれば、早めに予約することをおすすめします。









    
13時すぎ

    まずは、半円形になっているシアターへ。




    プロジェクターでカタルーニャ音楽堂の歴史を

    ガイドさん(私たちの場合は、英語)の解説付きで見ていく。




    私たちは、特に考えず

    半円の端っこの方の席に座ったのですが、

    プロジェクターの映像がちょっと見づらくて、

    もう少し真ん中の方に座ればよかったと思いました。




    私の英語力では、

    ガイドさんの解説すべてが理解できたわけではないのですが、

    ガイドさんは、バルセロナの出身で、

    バルセロナがいかに美しく、

    そしてモデルスニモが花開いた文化的な街なのか、

    彼女のバルセロナ愛がうかがえる解説でした。




    映像を見終わると。




         
←階段を上って…

         ←2階の部屋へ




    2階のホワイエへ。




         

         
←柱もね

         
←タイルがかわいいんです

         
←窓のステンドグラス

         

         

         
←確か設計者のムンタネーの像だったと思ったけど

                                      違ったかなー(汗)


         
←奥にはレストランもあります




    この部屋だけでも

    ずっといても飽きないくらいですが。

    ガイドさんに促され、ベランダに出てみることに。




         
←出てすぐに目にとびこんでくる柱

         

         

         ←天井の方も!

         

         





    すべて違うデザインのタイルで装飾された柱。

    その重なりが、なんともいえず美しい。




        
←側廊

        




    またまた最後まで残って

    写真を撮りまくっていたら、

    ガイドさんに促されて

    ホワイエへと戻り、いよいよメインホールへ。




        ←ホール入口の装飾

        ←まずはホールの上階へ





    そして…









         
←ホール後方から全体を見渡します

         
←前の方にはツアー客の皆さんが

         


    入った瞬間、

    ああ、そうそう、こんなだったなぁって。

    まさに古き良きコンサートホールの形。




    この席から横を見ると…




        

        




    美しいシャンデリア。

    さらに、前方には…




         
←オルガン

         
←柳の木の下で歌う3人の女性の像




    天井にはもちろん…




        

        
←周りの額もバラのモチーフ

        




    カタルーニャ音楽堂の象徴ともいえる

    ステンドグラス。




    ちなみに、ツアーで行けるところでは

    このステンドグラスと一緒に写真が撮れる場所はここだけ。

    というわけで…




        




    ツアー客の皆さんが全員撮り終わるのを待って

    最後に、誰もいないホールで撮らせてもらいました。




    こうして、ホール上階の見学を終えると…




        
←移動中に入口のカフェが見えました

                                     音楽堂の外壁をガラスで覆ったんですね


        
←階段で下に下りまーす




    下の階へと移動して、再びホールの中へ。




        

        




    もちろん同じホールなのですが、

    上から見るのと、下から見るのとでは、

    ちょっと景色が変わります。
        



    なにより違うのは…




        

        




    この
天井のステンドグラス

    上の階で見たときは、横から見ているので

    凸の形が逆さになったような、丸い突起のようになっているのがわかりましたが、

    下から見上げると、角度にもよりますが、平面のように見えます。




    太陽をモチーフに、オレンジ色の光が中央から降り注ぎます。




    さらに、よく見ると…




        




    ステンドグラスに女性の顔が描かれているのがわかります

    これも、下の階ならではの景色です。




    そして、ステージの方を見ると…




         

         

         

         




    楽器の女神たちの彫刻が施され、

    ステージ中央には、カタルーニャ自治州の紋章が。




    もちろん、上の階からでも

    ステージの様子を見ることはできますが、

    下の階の方が、より近づくことができて、

    彫刻の美しさに感動することができます。




    そして、もう一つ。




         




    上の階の天井です。

    
バッハ、カリッシミと書かれているのがわかりますか。




        
←その横にはベートーベン

        
←モーツァルトとヘンデル

        
←グリュック




    などなど、名だたる作曲家たちの名前が刻まれているのがわかります。




        

        




    見どころ大充実の
カタルーニャ音楽堂

    バルセロナ出身のガイドさんが、

    ときどき自慢げなのも、わかるような気がします。




        
←ステージの方から客席を見たところ









    およそ
1時間の見学を終えて

    外に出ると。




        
←ツアー出口もここだよー

        
←正面から見ると薄い板のようなのですが…

        
←横から見ると立体的に




    不思議なオブジェがあって。




    そこから再び正面の方へと回ってみることに。




        




    建物の大きさに対して、前の道が狭すぎて、

    全体像が写らない




        
←多くの人が並んでます

        ←チケット窓口


        
←先ほど見てきたベランダですね

        
←ベートーベン

        
←バッハ
        
        
←パレストリーナ




    えっと、
パレストリーナって誰!?

    ってのは置いておいて(笑)

     (イタリアの作曲家だそうです)




    偉大な3人の作曲家が、

    コンサートを聞きに来るお客さんたちを出迎えます。




    ちなみに、裏の方に回ると、

    
ワーグナーの像もあるそうですが、

    私たちは、そこまで見に行きませんでした。




    なぜ、ワーグナーが正面ではなく

    パレストリーナさんだったのか…

    クラシック音楽に詳しい人ならわかるのかな。




        
←正面の壁画




    次回は、コンサートを聞きに来てみたいな。




        
←カタルーニャの守護聖人

                                              サン・ジョルディ